劇場公開日 1997年8月16日

「良さそうなわりに残念な映画」心の指紋 okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5良さそうなわりに残念な映画

2021年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

良さそうなわりに残念な映画。

末期ガンの少年受刑者とその担当医のロードムービー。誘拐から徐々に運命を共にする逃避行となり目的の地へと向かう。こう説明しても悪くなさそう。

しかし、担当医のキャラクターが途中何度もぶれる。これがほんと見ていてしんどい。
通報したり逃げようとし、彼を軽蔑するわりに、自ら車を暴走したり、ときに医師としての責任を遂げようとしたり、共犯者となったり。これ、グラデーションでその心の移り変わりを演出してるならいいが、その場その場でコロコロとキャラクターを変える。あと兄と指輪のくだりって序盤から見せるわりに流れてる。

キャストは悪くないと思うので、もう演出とシナリオがダメなんだと思うしかない。たぶん演出だろうな。このテーマで終盤で冒険ものみたいになる、あれは完全に外している。

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okaoka0820