「不条理な顛末に胸くそ悪さを感じる」シリアナ okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)
不条理な顛末に胸くそ悪さを感じる
そもそもの内容がかなり複雑な作品。
好きな作風だが、さすがに全体をちゃんと把握したとは言い難い。それでも大筋の理解だけで不条理な顛末に胸くそ悪さを感じることはできる。(作品の狙ったところだとは思うので)
まずこれ巨悪の勝利で終わる。そこがおもさの要因。
あとややこしいのは石油関連だけでなく利権や権力闘争が頭こんがらがるくらい多方面で巻き起こっている。王位、武器、CIA、さらに過激派と思われる集団、そこへ石油取引のアナリストという話でいうと小者を主要キャスト(マットデイモン)にしてるのだから、ややこしくなるが当たり前。
2006公開で中東を舞台にしては題材も的確で、客観性のある描き方をしているなとは思った。この頃ってもっと憎悪丸出しアメリカ正義みたいな雰囲気の作品も多くあったので。
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