スパイダーマン2 : 特集
2年前、我々の前に颯爽と現れた「スパイダーマン」は、アクロバティックで爽快なアクションと、等身大のキャラクターが織り成すドラマが見事に融合し、誰もが楽しめるエンターテインメントとして幅広く受け入れらた。しかし、難しさとは無縁のこのシリーズにも、ふとちょっとした疑問が生じることはある。続編「スパイダーマン2」の公開がいよいよ目前に迫ってきた今、そんな疑問はこのFAQでずばり解決! 「スパイダーマン」はこんなに明解だ。
第1回:「スパイダーマン2」に関する素朴な疑問にお答えします
編集部
■素朴な疑問1:このシリーズも3部作になるという噂は本当?
答:いいえ、まだまだ続きます。
3部作流行の今日この頃、そんな噂が出回ったことは確かだが、監督のサム・ライミがきっぱり否定。「アメコミのようにどこまでも続いていく。ピーターがこれからどうなるのか、僕だって気になるし」とのことなので、しばらくは続きそう。主役たちが20代だから容貌が変わる心配もなく、あせって撮影する必要もないし。
■素朴な疑問2:キルステン・ダンストは「4」には出ない?
答:出る可能性は大ですが……。
主人公ピーター役のトビー・マグワイアと、その恋人MJを演じるキルステン・ダンストは「3」への出演は契約済み。キルステンの「このシリーズに出演するのは3作で十分だわ」発言は報道されているものの、ピーター役のトビー・マグワイアは「脚本がいいなら『4』にも出演するかもしれない」と発言しているから、シリーズが続いてキルステンが出演する可能性は大。ただし、サム・ライミ監督は、原作のピーターのもうひとりのガールフレンド、グエン・ステイシーもお気に入り。実はMJがいなくてもシリーズは続行できるので、キルステンがどうしても降板したいなら、降板させてもらえそうでもある。
■素朴な疑問3:「2」のトビー降板の噂の真相は?
答:ほんとうに背中を痛めただけってことになってます。
トビー・マグワイアが「シービスケット」で背中を痛めて「2」の撮影開始が遅れ、マグワイアが降板するとか、実は出演料の交渉がこじれたからなどの噂が流れたが、マグワイアもサム・ライミも、ほんとにトビーの背中の不具合のせいで遅れただけだと発言している。その一方で、「2」には背中=backにひっかけた駄洒落が登場。これは「ダークマン」や「キャプテン・スーパーマーケット」の脚本にも参加しているサム・ライミ監督の兄アイバンの考えたギャグだそうで、監督は「このセリフのせいで観客がこの件を思い出すんじゃないかとヒヤヒヤした」そうだが、それでもこのギャグを使ったあたり、やっぱりなにかが……。なんてね。