スパイダーマン2のレビュー・感想・評価
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まあラブストーリーとしては面白いのだが、敵役が今一つ物足りない。ただヒーロー活動を悩む姿は心打たれた
サム・ライム監督による2004年製作(127分)のアメリカ映画。原題:Spider-Man 2、配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント。
結婚式をドタキャンするという主人公2人(トビー・マグワイアとキルステン・ダンスト)の紆余曲折するラブストーリー的展開は、まあ良かった。
ただ、手強い敵役のはずのアルフレッド・モリーナのAIと合体した姿が何とも滑稽で笑ってしまった。手の造形とかは怖さあっただけに、手の数とかもう少し抑えられなかったものか。また天才的な科学者に対するどこか軽蔑的な見方も、感じてしまった。
ただ、主人公がスパイダーマンを一度辞めて、そこから再起していくストリー展開はとても良かった。
監督サム・ライミ、製作ローラ・ジスキン アビ・アラド、製作総指揮スタン・リー ケビン・フェイグ ジョセフ・M・カラッシオロ、共同製作グラント・カーティス、原作スタン・リー スティーブ・ディッコ、原案アルフレッド・ガフ 、マイルズ・ミラー 、マイケル・シェイボン、脚本アルビン・サージェント、撮影ビル・ポープ、美術ニール・スピサック、衣装ジェームズ・アシュソン 、ゲイリー・ジョーンズ、編集ボブ・ムラウスキー、音楽ダニー・エルフマン、視覚効果ジョン・ダイクストラ。
出演
トビー・マグワイアピーター・パーカー/スパイダーマン、キルステン・ダンストメリー・ジェーン・ワトソン、アルフレッド・モリーナオットー・オクタビアス/ドック・オク、ジェームズ・フランコハリー・オズボーン、ローズマリー・ハリスメイ・パーカー、J・K・シモンズJ・ジョナ・ジェイムソン、ドナ・マーフィ、ダニエル・ギリス、ディラン・ベイカーカート・コナーズ博士、ビル・ナンロビー・ロバートソン、バネッサ・フェルリト、アーシフ・マンドビ、テッド・ライミホフマン、エリザベス・バンクスミス・ブラント、ブルース・キャンベル門番、ウィレム・デフォーノーマン・オズボーン。
良かったシーンもあれど…
序盤、ピーターがヒーローの宿命(自己犠牲)を強いられまくってて観てて苦しくなる…。しかもピーターが人が良すぎて&不器用すぎてなお辛いのよな…。
(そしてピーターの暮らす街、「ゴッサムシティなの!?」ってくらい治安が悪い。こんな街でヒーローしてたらそりゃ授業も出れんしデートもできんわ)
でも本作は終盤、市民たちがスパイダーマンを守ろうする場面が出てくる。
ここは良かった。ようやくピーター(と彼を見守る観客も)が救われた…。
あの電車内の人々が意識を失ったピーターを支えて、みんなで運び、敵からかばい、秘密を守ろうとするシーン、良かったよね。
人の善意により成り立つ、儚く美しいものを観た。
しかし本作、ホラーパニック的演出があったり(オットーが処置室に運ばれたシーンのあのコテコテ演出は何なんだ)、クライマックスはトレンディドラマ風だったり(MJ、結婚式当日にドレス着てエスケープして他の男のところに行くのは駄目でしょ!婚約者の彼が気の毒すぎるよ!!)、不思議な物語運び…。
相変わらずMJの行動はイマイチ理解できないし、ピーター、他にも良い女性はいるよ!とメインカップルを心から応援できないのは残念。
オクタビアスに関しては「これ絶対スパイダーマンに最後殺されてまたピーターが新たな十字架背負うやつだ…」と身構えたけど、回避されて良かった…。
市民たちがスパイダーマンを守ろうとするシーンは良かったけど、全体的になんだかちぐはぐしていた感があるシリーズ2作目だった。
そして続編の布石も打たれたのね。
スパイダーマン2
今やってるスパイダーマンが面白いらしいけど、今までのを観てた方が楽しめるらしい、ということで、はじめのスパイダーマンから観始めて、間違えてアメイジングスパイダーマン2を途中まで観てしまい、話が全然繋がらないし主人公違うし変だなぁと思って、気付いてスパイダーマン2を観る。MJの婚約者の彼が可愛いそう。アーム4本が病院で暴れるところとか、ハリーがベランダ(?)に立ってて、ドシーン、ドシーン、と足音が近づいてくるところとか、ホラー映画っぽいところが楽しい。
No.1スパイダーマンムービー
ノーウェイホームに備えてDr.オクトパスを復習しに見ました。劇場、DVD、配信で3回目かな。
ヒーローであるが故に上手くいかない私生活から迷いが出たピーターは特殊能力が不安定になり、自分の人生を取り戻すためにスパイダーマンを辞める決意をする。決意とともに力を失うが、事件や事故を見て見ぬ振りをすることにも抵抗を覚える。
子どもたちからスパイダーマンが必要とされていることや、スパイダーマン自身が誰かの夢やヒーローズになっていることを知るピーター。メイおばさんから、大事なもののためには時には自分の夢を諦めることもある、と説かれ、ヒーローとして生きていく決意を固める。
スパイダーマンを狙うハリーと取引し、MJを人質にしたDr.オクトパスとの対決が白眉。マスクが汚れたらすぐに脱ぎ顔をさらけ出し、ブレーキを壊された列車をスパイダーマンが体を張って止める。なんとか止まった列車の中で、乗客たちは力尽きたスパイダーマンを労り、素顔について誰もバラすようなことはないと約束し、Dr.オクトパスの前に立ちはだかる。
ハリーはスパイダーマンと対面し、ピーターの顔を見て動転する。ピーターはハリーにMJが捕まっていることを伝え、復讐よりも今すぐにやるべきことがあると説得する。
スパイダーマンはMJと核爆発から街を救うために再びDr.オクトパスと対決する。
オクトパスは戦いの中で正気に戻り、自ら核融合炉とともに川に沈んでいく。
ピーターはマスクを脱いでMJに自身の境遇を伝え、愛しているがやはり一緒にはいられないと告げる。
MJは結婚式から抜け出し、ピーターの元へ。MJはピーターの悩みを知ったうえで、ピーターが街を救うなら自分がピーターを救うと宣言する。
あらすじ書いてて自分の胸が熱くなってきます。(印象深いところだけ書いてるのであらすじというか切り抜きです)
MJの八方美人ぶりへの批判は多いですが、最後の最後でピーターを守ると言い切ったMJは最高です。当時はあんまり美人じゃないなと思ってたけど、今見たらかわいいよ。
トビー・マグワイアのピーターも言わずもがなハマり役です。とぼけた顔して辛い顔をあまり表情に出さないのにとても追い詰められてる感じが伝わって良いです。
Dr.オクトパスはさすがの演技でした。サム・ライミ版はみんなヴィランが二重人格なので、ヴィラン役は演技上手ですね。ノーウェイホームでお会いしましょう!予告編を見た際には腰を抜かすかと思いました。
サム・ライミのホラー手腕がところどころで出てきますが、なぜこんなにホラーっぽく撮るのか(笑)他にもマトリックスオマージュ場面など小ネタがたくさん入っていたように思います。
これだけおもしろい映画が作れる監督はなかなかいないと思います。ホラーばかり撮ってるけど、たまにはまたこういう映画いかがですかねぇ。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
「スパイダーマン」に引き続き、この作品も改めて書いていく。
前作のレビューをまだ読んでない方は、是非。
スパイダーマンは数多く映画化されてきたが、ここまでヒーローの実情をリアルに描く作品は、このサム・ライミ版スパイダーマンだけだ。
ヒーローをしていると、愛する人の傍にいれないだけでなく、お金もなくなっていく。
序盤から、バイトのピザ屋をクビになり、一人暮らしの家賃もロクに払えず、カメラマンの代金ですら前借り分も返せず、散々。
メイおばさんもお金に困っており、それでも泣きながらピーターにお金を渡すシーンは何度見ても心が痛む。
MJの事も振ったもんだから、新しい彼氏をいつの間にか作り、ハリーはずーーーっとピーターに父の仇であるスパイダーマンの居場所を聞き続ける始末。
ピーターはそんな中大学の授業にもロクに出られず、落第寸前。
これこそまさに、ベン伯父さんが言っており、私がこのレビューのタイトルに選んだ「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉の通りである。
ヒーローであることがこんなにも辛いなんて。
何をやっても空回り。ヒーローであればあるほど、日常生活が何も上手くいかない。
ピーターは苦悩する。
こんな苦悩の内側をまざまざと見せつけてくるヒーロー映画が他にあるだろうか?
見てるこっちも辛くなるようなシーンしかない。
そんな中、ドクターオクタビアス博士が、自身の夢である核融合に挑戦。
結果はあえなく失敗。それどころか、そのせいで事故が起き、妻も失ってしまう。
オクタビアスは「もう止まれない」と、もう一度大きな核融合を起こす為にめちゃくちゃし出す。
ピーターもそれどころじゃないけどたまたま人質になっちゃう伯母を救い、街も救う。
だが、MJとの唯一の約束すら果たせず、完全に失望させてしまう。
ピーターは何度も何度も言いたくなる。僕はスパイダーマンなんだ。だから君と付き合えないし、約束も守れない。
ピーターの苦悩は遂に体にも現れ、スパイダーマンの能力が使えなくなってしまう。
こんなにも辛い思いをするのなら。
ヒーローであることで自分を殺し続けるくらいなら。
ピーターは決断する。スパイダーマンをやめることを。
そこからなんて楽しそうなのだろう。
毎日が輝きまくるわけだ。ここが今回の唯一明るいシーン。
だが、視聴者含め、「これでいいの?」というモヤモヤがあるので、明確には明るいとは言えないかも。
それでも、彼は久々の自由を謳歌する。
だが、それをキッカケに関係の修復を望むも、MJには今更何?って感じで、寧ろ関係は悪化。
そして、遂にピーターはメイおばさんに、ベン伯父さんとの真実を伝える。
今まで誰にも言えず、ずっと罪悪感で苦しんでいただろう。
メイおばさんは最初に聞いた際には、酷くショックを受ける。当たり前だ。間接的に息子()が殺したと思っても差し支えない話だ。
それでも数日後には、いいの、気にしないで。寧ろ話してくれてありがとう。辛かったわね。と、女神のような言葉を涙ながらに掛ける。
なんて素晴らしい人なんだろう。息子()とはいえ自分の愛する人が殺される要因を作った人に対して、そんな言葉を掛けられる人がどれ程いるのだろうか。
私は心の底から、メイおばさんを尊敬する。
何なら、この映画のヒロインはMJではなく、メイおばさんだと本気で思う程である。
その大きな理由は3でもっとわかる。お楽しみに。
そしてメイおばさんに言われる。
ヒーローであること、ヒーローがいることは、それだけで皆の心を明るくし、希望を与える存在なのだと。
ピーターは葛藤する。
しかもピーターは優し過ぎて、自分がベストを尽くさない事で誰かが犠牲になる事が許せない。
火事現場からピーターパーカーとして子供を助けた時も、スパイダーマンなら助けられた命が他にあったということを知り、罪悪感に苛まれる。
また葛藤する。戻るべきなのか。
そんな中、MJはスパイダーマンに対する恋心や、ピーターに対しての未練を断ち切れずにいた。
それでもピーターは、ヒーローとして戻ろうと思い出してしまっているので、すれ違いでまたまた上手くいかない。
からの、突然ドクターオクトパス襲来。MJ誘拐。
というのも、ハリーからパラジウムを貰いたい→ハリー「スパイダーマンうざいからここに連れてこい」
→どこ?→多分ピーターが知ってる!(?)
てなわけである。理不尽。
ハリーはもう、復讐に取り憑かれてしまっているわけである。
MJを奪われてピーター激怒。スパイダーマンは完全復活を果たし、遂にドクターオクトパスと最終決戦。
この電車のシーンは、映画史に残る名シーンの一つだと、個人的に思う。
息つくまもないスピーディーなアクションに、電車のブレーキを壊され、体をボロボロにして電車を止めるシーン。そして乗客に助けられ、素顔を見ても皆カメラひとつ向けず、若きヒーローに敬意を表すシーン。
なんならこの映画はここがピークだ。
この市民が非力ながらもスパイダーマンを守り、助け合うのが熱すぎる。
そしてピーターはハリーの元へ連れて行かれ、正体がバレてしまう。
ハリーはめちゃくちゃショックを受ける。親友が父を殺したのか?と。
一旦そこは置いておき、ピーターはMJを助けに向かい、一応決戦。
ドクターオクトパスはやっと目を覚まし、機械から自我を奪い返し、核融合ごと、自らを川に沈め、幕を閉じる。
カッコイイなぁ。新作でどのような形で出演するのかわからないが、めちゃくちゃ楽しみだ。
そして、MJにも正体がバレ、やっと本当の自分の思いを伝える事が出来る。
やっと。
長く苦しい戦いだっただろう。
ようやく報われたような、そんなシーンだ。
ハリーは心の中のパパに触発され、ゴブリンへの道を開く。
ラストのMJの結婚式に、彼が緑の蝶ネクタイを付け、ニヤリと笑うシーンは、監督のセンスとしか言い様のない素晴らしいシーンだ。
そしてMJは式を飛び出し、ピーターと結ばれる覚悟をする訳だが、単純に宇宙飛行士が可哀想やな。ただMJに振り回されっぱなしなのが。
ピーターと結ばれ、ハッピーエンドを匂わせはしているが、このシリーズがそんな生易しいシーンを見せてくれる訳もなく、愛し合う時間を中断し、街を守りに行く彼の後ろ姿を悲しそうに見つめるMJを見ると、これがまた次の災難の序章にしか過ぎないのだなと、わかるわけである。
1も暗いが、2も暗い。
常に心臓をキュッとされているようなシーンの連続。
だが、これこそがリアル。
ヒーローなんてものは、そんなに甘くない。
現実も、全然甘くないし、何もかも上手くいかない。
そんな中、たまーーに上手くいくのが人生だったりするもので、それを正に表していて、本当に面白い映画だなぁと思う。
さて、ラストの3はもっと辛い。
でもいいシーンも盛り沢山なので、最後までピーターに感情移入して、一緒に苦しみましょう。
面白い!
自宅PS4にて、amazon prime videoで鑑賞しました。
前作を上回る面白さだったと思います。アクションシーンも派手でカッコよく、ストーリーも良かったです。電車を止めるシーン、時計塔の上で戦うシーンなど、印象に残りました。展開も印象深かったですね。一旦はヒーローであることを辞めたピーターでしたが、いろんな人との出会いや、新たな気づきを経てスパイダーマンとして復活する様はほんとに鳥肌がたつほどカッコ良かったと思います。親友のハリーやMJに正体を知られてしまいましたが、逆に今までのモヤモヤがスッキリして良かったかなと感じました。
脳裏に焼き付くシーンが満載の、ヒーロー映画の理想系!…ただしヒロインの描写は👎
アメコミ映画の金字塔『スパイダーマン』シリーズの第2弾。
スパイダーマンとしての活動と自分の人生とのバランスに悩むピーターの前に、新たな敵「ドクター・オクトパス」が現れる。
監督は前作から引き続きサム・ライミ。
○キャスト
ピーター・パーカー/スパイダーマン…トビー・マグワイア。
メリー・ジェーン・ワトソン…キルスティン・ダンスト。
ハリー・オズボーン…ジェームズ・フランコ。
J・ジョナ・ジェイムソン…J・K・シモンズ。
ノーマン・オズボーン/グリーン・ゴブリン…ウィレム・デフォー。
製作総指揮/原作はスタン・リー。
また、本作から『X-MEN2』『ハルク』のケヴィン・ファイギも製作総指揮に加わっている(『1』にも携わっているようだが、そちらはノンクレジット)。
第77回 アカデミー賞において、視覚効果賞を受賞!
スーパーヒーロー映画の価値は、どれだけ印象的なシーンがあるかで決まるっ!
シナリオがイマイチでも、脳味噌にこびりつくような衝撃を受けるほどのアガる場面が一つでも有れば、それはヒーロー映画としては成功しているのだと思う。
その観点から言えば、本作『スパイダーマン2』はアメコミ映画史上最高峰の作品だと言っても差し支えないでしょう!
脳裏に焼き付くシーンとはどこか…?それは言うまでもなくあの電車のシーン!🕸🚃
後の『スパイダーマン』作品、『スパイダーマン:スパイダーバース』やゲーム『Marvel's Spider-Man』でもパロディとして使われた、まさに『スパイダーマン』という作品を代表する名シーン💕
スーツをボロボロにしながら、文字通り「体を張って」電車を止めるという行動に対する感動もさることながら、一番素晴らしいのは正体がバレることに対して、一切の躊躇も見せずマスクを脱いだところ。
あそこでピーターが一瞬でも躊躇していたら、ここまで感動的なシーンにはならなかっただろう。
ずっとスパイダーマンとしての活動に悩んでいたピーターが、ここにきて真のヒーローとして覚醒を果たす。
その後の乗客の対応を含め、激アツすぎて涙…🥲
ここはアメコミ映画史上最高のシーンである!異論は認めないっ😤
『1』の時と同じく、取り残された住人を助けるため火事の現場へ飛び込んでいくシーンがあるが、『1』とは違い本作で助けに向かうのは素顔のピーター。
こういう『1』との対比によりピーター・パーカーの成長を表すのも上手いです♪
電車のシーンとは違い地味だが、本作で最も重要なシーンだと思う。
スパイダーマンの能力の個性を存分に発揮する、上下のアクションも本作の白眉な点。
ドクター・オクトパスとスパイダーマンが、ビルの壁面を下がったり上がったりしながらバトルするというのは凄い発明!
あわよくばもっとこのバトルを見ていたかった。
このシーン、救助されたメイおばさんがピーターの正体に気付く描写がすごく良い。セリフで説明したり、過剰な演技やカットを用いることなく、ただ一言「あなたを誤解していたわ」。
尺を割くこともなく、スマートかつ端的に描く。匠の技です。
前作でも見え隠れしていたサム・ライミ監督のホラー愛。本作ではそれが爆発している。
オクタビアス博士がオペを受けるシークエンス。ここの医者を殺戮する描写は完全にホラー。しかも一昔前のホラー風に演出している。あまりにも唐突にホラー描写が始まるのでちょっと笑っちゃった🤣
オクタビアス博士の奥さんが死ぬシーンや、ハリーの下へドクター・オクトパスが忍び寄るシーンもホラー風味。
第1作のヒットを受けて、かなり好き勝手つくらせてもらえるようになったんだなぁ、と感じました。
どうでも良いんだけど、核融合実験の為に作った人工アームが既にオーバーテクノロジーものなんですが…💦
まずはそっちから先に世間に向けて発表したらどないです、博士?
一人の青年の苦悩と、ヒーローとしての覚醒はまさに「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という作品のテーマを表している。
メイおばさんがピーターに語るヒーロー論には思わず涙…。
本当に泣けるんですよねー、この映画😭
人命救助シーンも満載。前作から引き続き、この描写をしっかり作品に組み込んでいる所に好感が持てる。やはり、911テロから日が浅い時期に公開されているシリーズだから、この点をしっかりと描くことを命題にしているのかしら?
やっぱりヒーローの原点は人命を救うことにあるのだから、この点は今のヒーロー映画にも見習ってほしい。
何よりオープニング・クレジットにアレックス・ロス大先生を連れてきたのが素晴らしい!あのクレジットは全アメコミ映画に導入して欲しい!😆
ここを見られただけで、僕満足!
冴えない青年とデブのおっさんが戦う映画でも、要点を押さえれば素晴らしい作品になることを証明した偉大な一作。
それだけに、MJの描き方の酷さが作品の足を引っ張っていることが残念でならない。
マジでMJのことを好きな観客って存在するのか!?
どう考えても下宿の娘さんを新しいヒロインとして扱った方が良いと思うんですけど😅
本作の一番の被害者はオクタビアス博士でも博士の奥さんでもなく、宇宙飛行士のジェイムソンくんです。
マジでMJ関連のエピソードを全部作り直して、下宿のお嬢さんでロマンスしてくれたら超傑作だったのになぁ。
まあ気になる点もありますけども、基本的には大満足。理想的なアメコミ映画だと思うし、笑いあり涙あり恐怖ありの、三拍子揃ったエンタメ映画のお手本のような作品だと思う。
観賞後、しばらくは「スパイダーマン、スパイダーマン!フンフフンフフン、フンフフン♪」とメインテーマを口ずさんでしまうことでしょう!
迷える力
スパイダーマン・シリーズ(サム・ライミ版)第2作。
WOWOWシネマで3回目の鑑賞(字幕)。
原作コミックは未読。
MJやピーターとの関係、私生活でのゴタゴタから、ヒーローとしての活動に迷いが生じ、力が失われてしまった!
「魔女の宅急便」でキキが魔法を失ってしまったように、主人公の成長物語につきものな試練なのかもしれません。
一度はスパイダーマンを廃業したピーターでしたが、メイおばさんの言葉に己の使命を見出だしたことで、再び戦いの場へとカムバック。葛藤に次ぐ葛藤を乗り越え、ヒーローとして覚醒していく様に感動しました。
[余談]
さすがホラー畑出身のサム・ライミ監督なだけあって、ドック・オクが手術室で医師や看護師らを血祭に上げるシーンの恐怖描写が冴え渡っているように思いました。
※修正(2024/05/06)
一点を除けば、スゴくおもしろかった!
西川さんの「Web of Night」聴けるかなぁと思ってましたが、NETFLEXは、全部アメリカ版のエンディングテーマでしたね。残念。。
ピーターがずいぶんと垢抜けましたね。でも、垢抜けた見た目とは逆に、ヒーローと私生活が両立できず、苦悩する姿はピーターらしく相変わらず応援したくなりますね。そして、ヒーローか人間らしい生活かで悩むヒーローの姿は、ヒーローも一人の人間であることを痛感させられました。そして、他にはないヒーロー像だなと。
前作に比べると少しストーリーのテンポがスローに感じました。まあ、ピーターのヒーローに嫌気が差す展開を描くために必要だったんだろうけど、前作のテンポの良さに比べるとちょっと気になりましたね。
ただ、アクションのパートは、スパイダースイングで飛び回るシーンの爽快感、Dr.オクトパスとの戦いの迫力と動きの多さと、格段にクオリティが上がっててよかったです。特に、最後の時計塔〜電車の戦いは、見応え満点でした!
前作のノーマンのそうですが、オクタビアスも完全な悪でないところが考えさせられる。むしろ、彼は、科学者として、世の中に貢献することを心情としていた。そんな人がささいなことから悪になり、人々の脅威になってしまう。ホントに考えさせられる。最後に、自分の心を取り戻し、街を救う展開だったのはせめてもの救いでしたね。
そして、この作品、唯一にして、最凶の汚点は、前作に引き継ぎMJ・・。今作では、ピーターと編集長の息子を天秤にかけ、最後の最後まで両方に気のある態度取り続ける・・。さすが、ナチュラルボーンビッチ(笑) 挙式という取り返しのつかないところまで引っ張って息子の方を切るエゲツなさ。挙式場から笑顔で走る姿は、嫌悪感なしでは見れません。しかも、前作以上に、彼女見た目の魅力がなかったんだよなぁ。。
終わり方が最悪だったので、作品全体の印象もあまり良くなかったです。
3作目にも、MJ出てるのか。。。頑張って、見よ。。
もう昔の映画って感じ
2004年の映画なんだそうで、もう15年も前の映画なんですね!
スパイダーマンが街なかを空中散歩する映像は15年経った今でも興奮しますね!カッコイイ!
演出やカメラワークなんかはちょっと古く感じますね、当たり前ですが。
あと今いちヒロインが好きになれないのがなぁ…
最後の花嫁姿のシーンはキレイだなと思ったけど、そのほかはあまりヒロイン感も薄くて残念
全体的には難しいこともなく、楽しかったです。
観たのは前になります
この作品も面白い
相変わらず、ピーターとしては情けない感じが強調されてますね
原作はあまり知らない私もドクターオクトパスは知ってます
イマイチ美人とは思えないMJとラブラブになってましたよね
スパイダーマンが顔バレしたけど皆黙っていてくれるシーンは泣けたなあ
I believe there is a hero for all of us. やっぱり面白い!「スパイダーマン」第2章
サム・ライミ監督の「スパイダーマン」第2章です。ホラー出身の監督だけあって時々演出はホラーでも、これでもかというぐらい王道ヒーロー物です。物語やシーンの流れがシームレスでとても見易い。流石上手い、サム・ライミ監督!
今回も悩みまくるピーター・パーカー。そりゃ学校もあり、バイトもあり、恋愛もしつつ、人助けもするって忙しすぎでしょう。一度はヒーローを諦めても、メイ叔母さんの言葉で再起するって王道でもやっぱり面白かったです!
メイ叔母さんがホントいい味出してるんですよねー。基本的にとても優しくって言葉に重みがある。ピーターの誕生日に「これ少ないけど・・」って20ドル(2000円程)渡すシーンとか、2000円にも困るぐらいの生活なのにそれでも無理してピーターに渡す姿にジンっときます。その20ドルも家賃に取られちゃうピーターがまた切ない(涙)そんなメイ叔母さんに育てられたからピーターが優しい子に育ったんだろうなぁっと説得力があります。
今回のヴィラン(悪役)にはドクター・オクトパス!知らない人には「何?このオッサン?」でしょうけど、スパイダーマンのコミックでは歴史の長い有名なヴィランです。ピーターの体を乗っ取ってスパイダーマンやってた事もありますし(邦訳コミックもある「スーペリア・スパイダーマン」)、過去にはメイ叔母さんと婚約した事もあるらしい!?本作では最期もカッコ良かったですしドック・オクってアメリカでは人気あるんですね。
後、何気ないシーンですけど後半MJとピーターのカフェでのやり取りが好きなんですよね。MJがピーターに愛しているか問いかけ、ピーターはその気持ちに答えられない。MJの悲しそうな表情、そしてそこからの「Kiss me 」「Kiss you...?」戸惑うピーター・・・と言ったやり取りからのドック・オク襲来!MJまた誘拐。力を取り戻すピーター。といった一連の流れ。個人的に印象的なシーンです。
全体を通して縦横無尽アクションの見せ方もこだわってますし、電車を止めるシーンとか最高です!もうこれはアメコミ映画好きなら何度観ても楽しめる作品ですよね!!
尚、Blu-rayエクステンディット・エディションである「スパイダーマン2+1」では新聞社社長のJJJがスパイダーマンごっこしている姿が観れますよ(笑)
電車のシーンで涙が止まらない
マスクを被ったヒーローだったから、みんな助けてもらっても勝手なことを言ってたけど
スーパーヒーローがただの青年だったと知ったみんなの優しさに泣いた
息子と同じくらいの歳じゃないかとか
自分の近しい存在の青年と重ね合わせて
そんな子がスーパーヒーローだったのかって
いやーこのシーンが一番やばかった
あとピーターとしてはMJにようやく言えてよかったね
気持ち良く見れる
アクションは十分面白い。
MJは可愛い。
ドクのウジャウジャ手も強くて良い。
地下鉄止めて素顔がみられるあたりはちょっと感動。
最後の「やっつけてきて」も良い。
個人的にはアメージングよりこっちの方が好き。
スパイダーマンシリーズ、マーベル作品で一番好き!
アクションが最高!お話が最高!悪役が最高!そして前作と違っていい終わり方が最高!
当時の映画の中ではタイタニック越えの制作費だったことが納得できるほど圧巻のCGの数々だが、決してCG頼りなだけでなく、特殊効果やアニマトロニクス(ロボット)を駆使してリアルさを追及しながら丁寧に作られている。列車の戦いのシーンは映画史に残るほどの激闘でした
恋も友情も学校も仕事もお金事情も全てヒーロー活動のせいで上手くいかないピーターがかわいそう。なにもかも上手くいかない点は見ている人に凄い共感を与えているのではないでしょうか
悪役も強くて恐ろしくて悲劇的で。病院のシーンは流石はホラー映画の監督。すごく怖かったです。でも本当は世の中を良くする発明をしたかっただけの善人だったという、ただ悪いだけじゃないという設定がサム・ライミ版スパイダーマンっぽいです。アメコミの悪役のおっさんの中では一番好きかもしれません
前作は自分の正体がスパイダーマンであるがためにヒロインと付き合えないまま終わったところ、今作ではヒロインの覚悟をついに受け入れるシーンはよっしゃーと思いました。これくらいしてやらないと主人公も報われませんしね(笑)
個人的に回想や亡霊としてだけど前作で退場したベンおじさんやノーマン(グリーンゴブリン)が再登場して、どちらも自分の子供に影響を与える言葉を贈るところがとても印象に残りました。このシーンのお陰でラストは感動できたし、当時は次回作の期待に胸を膨らませました
等身大ヒーロー拗ねる。の巻
みなさんも経験ありますよね?仕事に勉強、恋愛に友情。
すべてを両立させようとしても上手くいかないことって…
そんな
みんなと何ら変わりない蜘蛛くんの物語パート2です。
高校を卒業し、大学に進学したピーターは学業とバイトの両立に追われ、MJとの関係やハリーとの関係に頭を悩ませています。
そこにもう一つの悩みの種が…
そうスパイダーマンとして人を助ける事です。
物事を良い方向に運ぼうと努力するのですが、これがまた上手くいかない…
犯罪者にいつも邪魔をされ、悩みはどんどん膨れていくばかり。
そしてとうとうピーターはスパイダーマンをやめてしまうのです…。
そんなパート2
アクションは前作よりもパワーアップ
スピーディーでナイスです。
内容も前作と変わらずいいものになっています。
また
悪役もこれまたメカメカした奴でイイ!
そして
ついにハリーが父の隠し部屋を見つけ…
最初観た時は前作よりも劣化したイメージが強かったのですが、今観るとなかなかイイなと思いました。
スゴく共感できるところがあり、結構楽しめました!
3.5で!!
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