スパイダーマン2のレビュー・感想・評価
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続編が成功した稀有な例
自分がスパイダーマンであるがゆえ、人に言えずに苦悩する2作目。 1...
前回はながら観だったので、今回がほぼ初鑑賞。切ないシーンが多い中、...
スパイダーマン2
今やってるスパイダーマンが面白いらしいけど、今までのを観てた方が楽しめるらしい、ということで、はじめのスパイダーマンから観始めて、間違えてアメイジングスパイダーマン2を途中まで観てしまい、話が全然繋がらないし主人公違うし変だなぁと思って、気付いてスパイダーマン2を観る。MJの婚約者の彼が可愛いそう。アーム4本が病院で暴れるところとか、ハリーがベランダ(?)に立ってて、ドシーン、ドシーン、と足音が近づいてくるところとか、ホラー映画っぽいところが楽しい。
1よりは面白かった
随所に人の優しさが観られる作品
No.1スパイダーマンムービー
ノーウェイホームに備えてDr.オクトパスを復習しに見ました。劇場、DVD、配信で3回目かな。
ヒーローであるが故に上手くいかない私生活から迷いが出たピーターは特殊能力が不安定になり、自分の人生を取り戻すためにスパイダーマンを辞める決意をする。決意とともに力を失うが、事件や事故を見て見ぬ振りをすることにも抵抗を覚える。
子どもたちからスパイダーマンが必要とされていることや、スパイダーマン自身が誰かの夢やヒーローズになっていることを知るピーター。メイおばさんから、大事なもののためには時には自分の夢を諦めることもある、と説かれ、ヒーローとして生きていく決意を固める。
スパイダーマンを狙うハリーと取引し、MJを人質にしたDr.オクトパスとの対決が白眉。マスクが汚れたらすぐに脱ぎ顔をさらけ出し、ブレーキを壊された列車をスパイダーマンが体を張って止める。なんとか止まった列車の中で、乗客たちは力尽きたスパイダーマンを労り、素顔について誰もバラすようなことはないと約束し、Dr.オクトパスの前に立ちはだかる。
ハリーはスパイダーマンと対面し、ピーターの顔を見て動転する。ピーターはハリーにMJが捕まっていることを伝え、復讐よりも今すぐにやるべきことがあると説得する。
スパイダーマンはMJと核爆発から街を救うために再びDr.オクトパスと対決する。
オクトパスは戦いの中で正気に戻り、自ら核融合炉とともに川に沈んでいく。
ピーターはマスクを脱いでMJに自身の境遇を伝え、愛しているがやはり一緒にはいられないと告げる。
MJは結婚式から抜け出し、ピーターの元へ。MJはピーターの悩みを知ったうえで、ピーターが街を救うなら自分がピーターを救うと宣言する。
あらすじ書いてて自分の胸が熱くなってきます。(印象深いところだけ書いてるのであらすじというか切り抜きです)
MJの八方美人ぶりへの批判は多いですが、最後の最後でピーターを守ると言い切ったMJは最高です。当時はあんまり美人じゃないなと思ってたけど、今見たらかわいいよ。
トビー・マグワイアのピーターも言わずもがなハマり役です。とぼけた顔して辛い顔をあまり表情に出さないのにとても追い詰められてる感じが伝わって良いです。
Dr.オクトパスはさすがの演技でした。サム・ライミ版はみんなヴィランが二重人格なので、ヴィラン役は演技上手ですね。ノーウェイホームでお会いしましょう!予告編を見た際には腰を抜かすかと思いました。
サム・ライミのホラー手腕がところどころで出てきますが、なぜこんなにホラーっぽく撮るのか(笑)他にもマトリックスオマージュ場面など小ネタがたくさん入っていたように思います。
これだけおもしろい映画が作れる監督はなかなかいないと思います。ホラーばかり撮ってるけど、たまにはまたこういう映画いかがですかねぇ。
登場人物の性格があまり好きではないが
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」
「スパイダーマン」に引き続き、この作品も改めて書いていく。
前作のレビューをまだ読んでない方は、是非。
スパイダーマンは数多く映画化されてきたが、ここまでヒーローの実情をリアルに描く作品は、このサム・ライミ版スパイダーマンだけだ。
ヒーローをしていると、愛する人の傍にいれないだけでなく、お金もなくなっていく。
序盤から、バイトのピザ屋をクビになり、一人暮らしの家賃もロクに払えず、カメラマンの代金ですら前借り分も返せず、散々。
メイおばさんもお金に困っており、それでも泣きながらピーターにお金を渡すシーンは何度見ても心が痛む。
MJの事も振ったもんだから、新しい彼氏をいつの間にか作り、ハリーはずーーーっとピーターに父の仇であるスパイダーマンの居場所を聞き続ける始末。
ピーターはそんな中大学の授業にもロクに出られず、落第寸前。
これこそまさに、ベン伯父さんが言っており、私がこのレビューのタイトルに選んだ「大いなる力には大いなる責任が伴う」という言葉の通りである。
ヒーローであることがこんなにも辛いなんて。
何をやっても空回り。ヒーローであればあるほど、日常生活が何も上手くいかない。
ピーターは苦悩する。
こんな苦悩の内側をまざまざと見せつけてくるヒーロー映画が他にあるだろうか?
見てるこっちも辛くなるようなシーンしかない。
そんな中、ドクターオクタビアス博士が、自身の夢である核融合に挑戦。
結果はあえなく失敗。それどころか、そのせいで事故が起き、妻も失ってしまう。
オクタビアスは「もう止まれない」と、もう一度大きな核融合を起こす為にめちゃくちゃし出す。
ピーターもそれどころじゃないけどたまたま人質になっちゃう伯母を救い、街も救う。
だが、MJとの唯一の約束すら果たせず、完全に失望させてしまう。
ピーターは何度も何度も言いたくなる。僕はスパイダーマンなんだ。だから君と付き合えないし、約束も守れない。
ピーターの苦悩は遂に体にも現れ、スパイダーマンの能力が使えなくなってしまう。
こんなにも辛い思いをするのなら。
ヒーローであることで自分を殺し続けるくらいなら。
ピーターは決断する。スパイダーマンをやめることを。
そこからなんて楽しそうなのだろう。
毎日が輝きまくるわけだ。ここが今回の唯一明るいシーン。
だが、視聴者含め、「これでいいの?」というモヤモヤがあるので、明確には明るいとは言えないかも。
それでも、彼は久々の自由を謳歌する。
だが、それをキッカケに関係の修復を望むも、MJには今更何?って感じで、寧ろ関係は悪化。
そして、遂にピーターはメイおばさんに、ベン伯父さんとの真実を伝える。
今まで誰にも言えず、ずっと罪悪感で苦しんでいただろう。
メイおばさんは最初に聞いた際には、酷くショックを受ける。当たり前だ。間接的に息子()が殺したと思っても差し支えない話だ。
それでも数日後には、いいの、気にしないで。寧ろ話してくれてありがとう。辛かったわね。と、女神のような言葉を涙ながらに掛ける。
なんて素晴らしい人なんだろう。息子()とはいえ自分の愛する人が殺される要因を作った人に対して、そんな言葉を掛けられる人がどれ程いるのだろうか。
私は心の底から、メイおばさんを尊敬する。
何なら、この映画のヒロインはMJではなく、メイおばさんだと本気で思う程である。
その大きな理由は3でもっとわかる。お楽しみに。
そしてメイおばさんに言われる。
ヒーローであること、ヒーローがいることは、それだけで皆の心を明るくし、希望を与える存在なのだと。
ピーターは葛藤する。
しかもピーターは優し過ぎて、自分がベストを尽くさない事で誰かが犠牲になる事が許せない。
火事現場からピーターパーカーとして子供を助けた時も、スパイダーマンなら助けられた命が他にあったということを知り、罪悪感に苛まれる。
また葛藤する。戻るべきなのか。
そんな中、MJはスパイダーマンに対する恋心や、ピーターに対しての未練を断ち切れずにいた。
それでもピーターは、ヒーローとして戻ろうと思い出してしまっているので、すれ違いでまたまた上手くいかない。
からの、突然ドクターオクトパス襲来。MJ誘拐。
というのも、ハリーからパラジウムを貰いたい→ハリー「スパイダーマンうざいからここに連れてこい」
→どこ?→多分ピーターが知ってる!(?)
てなわけである。理不尽。
ハリーはもう、復讐に取り憑かれてしまっているわけである。
MJを奪われてピーター激怒。スパイダーマンは完全復活を果たし、遂にドクターオクトパスと最終決戦。
この電車のシーンは、映画史に残る名シーンの一つだと、個人的に思う。
息つくまもないスピーディーなアクションに、電車のブレーキを壊され、体をボロボロにして電車を止めるシーン。そして乗客に助けられ、素顔を見ても皆カメラひとつ向けず、若きヒーローに敬意を表すシーン。
なんならこの映画はここがピークだ。
この市民が非力ながらもスパイダーマンを守り、助け合うのが熱すぎる。
そしてピーターはハリーの元へ連れて行かれ、正体がバレてしまう。
ハリーはめちゃくちゃショックを受ける。親友が父を殺したのか?と。
一旦そこは置いておき、ピーターはMJを助けに向かい、一応決戦。
ドクターオクトパスはやっと目を覚まし、機械から自我を奪い返し、核融合ごと、自らを川に沈め、幕を閉じる。
カッコイイなぁ。新作でどのような形で出演するのかわからないが、めちゃくちゃ楽しみだ。
そして、MJにも正体がバレ、やっと本当の自分の思いを伝える事が出来る。
やっと。
長く苦しい戦いだっただろう。
ようやく報われたような、そんなシーンだ。
ハリーは心の中のパパに触発され、ゴブリンへの道を開く。
ラストのMJの結婚式に、彼が緑の蝶ネクタイを付け、ニヤリと笑うシーンは、監督のセンスとしか言い様のない素晴らしいシーンだ。
そしてMJは式を飛び出し、ピーターと結ばれる覚悟をする訳だが、単純に宇宙飛行士が可哀想やな。ただMJに振り回されっぱなしなのが。
ピーターと結ばれ、ハッピーエンドを匂わせはしているが、このシリーズがそんな生易しいシーンを見せてくれる訳もなく、愛し合う時間を中断し、街を守りに行く彼の後ろ姿を悲しそうに見つめるMJを見ると、これがまた次の災難の序章にしか過ぎないのだなと、わかるわけである。
1も暗いが、2も暗い。
常に心臓をキュッとされているようなシーンの連続。
だが、これこそがリアル。
ヒーローなんてものは、そんなに甘くない。
現実も、全然甘くないし、何もかも上手くいかない。
そんな中、たまーーに上手くいくのが人生だったりするもので、それを正に表していて、本当に面白い映画だなぁと思う。
さて、ラストの3はもっと辛い。
でもいいシーンも盛り沢山なので、最後までピーターに感情移入して、一緒に苦しみましょう。
授かり物は世のために使え
ヒーロー家業が多忙過ぎてまともな職にも就けず、愛しいMJはまた新し男を作って婚約するし……この人自虐的に自分をブスと言っといて意外にスゲーモテてんじゃん(苦笑)そして、親友との確執……気持ちがぶれ過ぎてついに蜘蛛の力も消失?!記者が今作の敵であるDr. オクトパスをDr. ストレンジと名付けようとしたのは当時の俺では気付けなかったけど、今なら分かるわ(笑)製作はソニーだけど、マーベルネタだったのな(*´ω`*)スパイダーマンの素顔を見ても乗客の人の対応が素晴らしい!『通りたければ俺を倒してから行け!』とオクトパスの前に立ち塞がる皆カッコイイぜ(TωT)スパイダーマンシリーズ最新作でグリーンゴブリン同様にオクトパス役の人も続投で登場するようです!
ヒーローとしての生活とプライベートの生活は成り立たない。
前作でスパイダーマンとして生きることを決め冒頭から人助けをしまくるピーター君。しかし一人ですべての人間を救うのは無理があり、ヒーローとしての力が徐々に弱まっていく。大学生活もあれば金も稼がなければいけない。愛する人との待ち合わせに行く途中でも凶悪犯がいたらスパイダーマンの出番だ。しかしこれを全部同時に行うのは神様でもない限り不可能で、どちらかを選択しなければいけない時が迫ってくる。
前作でグリーンゴブリンがゴンドラの人間とMJを天秤にかけどちらを助けるかを迫るシーンがあり、あの時はどちらとも助けられたが今作ではその選択の連続性を感じさせられよりシビアさが増した2作目である。
ゴブリンに次いで今回のヴィランも科学者であるがまるでモンスター映画のような造形は見事だ。アームで歩行するときに地鳴りが起きる所はゴジラを彷彿とさせるし、機械と人体の見事な融合のフォルムは10年以上たった現代でも十分に通用するデザインでとてもかっこいい。
1観てからのほうが良い
これは観てたが1観ずに観てたので1観てからのほうが良いというのはわかった。あたりまえだが。
アクションシーンの映像の型(ビル間びゅんびゅん)は1で出来てたわけだが、クオリティの上がりかたがすごい。これ2004で今以て型落ち感がないということは、この当時の映像革新はすごかったんだろう。
シナリオも充実してるし、これも平均点が高い出来。終盤の畳みかける展開がすばらしい。ようやく実を結ぶ恋、あれなんかが1観てると違った。そして3へのフリがあるあたり抜け目なく上手い。
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