劇場公開日 2004年7月10日

「【”傷心のスパイダーマン、弱き心を克服するの巻。”今作は、展開が第一作と似ているが、力業で面白いなあと思ってしまうトビーマグワイヤスパイダーマン第二作である。】」スパイダーマン2 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”傷心のスパイダーマン、弱き心を克服するの巻。”今作は、展開が第一作と似ているが、力業で面白いなあと思ってしまうトビーマグワイヤスパイダーマン第二作である。】

2025年4月6日
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鑑賞方法:VOD

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■グリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)との戦いから2年後。
 スパイダーマンであることでMJ(キルステン・ダンスト)との恋や親友ハリー(ジェームズ・フランコ)との友情が上手く行かない事で、スパイダーマンの能力を失って行くピーター・パーカー(トビー・マグワイア)
 そんな彼の前に善良な心を持っていたオットー・オクタビアス博士(アルフレッド・モリナ)の核融合実験が失敗し、新たな敵“ドクター・オクトパス:命名者、毛がふっさふさのJ・K・シモンズが演じる新聞社のセコイ偉いさん”(アルフレッド・モリナ)が現れてしまう。

◆感想

・前作が好評で、サム・ライミ監督が油断したのか、話の展開が第一作に非常に似ている。

 1.MJにいつの間にか、新たな恋人ジョン・ジェイムソン(ダニエル・ギリス)がいる。実はこの可愛い彼女が一番のモンスターではないかと、一瞬思ってしまったNOBUである。(冗談ですよ、ジョーダン。)

 2.オットー・オクタビアス博士が、新たな敵“ドクター・オクトパス”になる展開が、一作目のノーマン・オズボーン博士がグリーン・ゴブリンになってしまうパターンに似ている。

 3.そして、相変わらずピーター・パーカーは、運がない。

・だが、そういった突っ込み処を力業でねじ伏せる力が、今作には或るのである。特に満員の列車を、蜘蛛の糸で必死に止めるシーン。そして、乗客たちが彼を認めて感謝するシーン。

・VFXを使ったアクションシーンは素晴らしく、このVFXスキルは後々まで進化していくのである。

<物語としては、起承転結がハッキリとした万民受けする一級品のエンターテインメント大作である。
 第一作の流れをキチンと継承し、物語を膨らませている所は、とても良き作品である。>

NOBU
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