「良かったシーンもあれど…」スパイダーマン2 ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
良かったシーンもあれど…
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序盤、ピーターがヒーローの宿命(自己犠牲)を強いられまくってて観てて苦しくなる…。しかもピーターが人が良すぎて&不器用すぎてなお辛いのよな…。
(そしてピーターの暮らす街、「ゴッサムシティなの!?」ってくらい治安が悪い。こんな街でヒーローしてたらそりゃ授業も出れんしデートもできんわ)
でも本作は終盤、市民たちがスパイダーマンを守ろうする場面が出てくる。
ここは良かった。ようやくピーター(と彼を見守る観客も)が救われた…。
あの電車内の人々が意識を失ったピーターを支えて、みんなで運び、敵からかばい、秘密を守ろうとするシーン、良かったよね。
人の善意により成り立つ、儚く美しいものを観た。
しかし本作、ホラーパニック的演出があったり(オットーが処置室に運ばれたシーンのあのコテコテ演出は何なんだ)、クライマックスはトレンディドラマ風だったり(MJ、結婚式当日にドレス着てエスケープして他の男のところに行くのは駄目でしょ!婚約者の彼が気の毒すぎるよ!!)、不思議な物語運び…。
相変わらずMJの行動はイマイチ理解できないし、ピーター、他にも良い女性はいるよ!とメインカップルを心から応援できないのは残念。
オクタビアスに関しては「これ絶対スパイダーマンに最後殺されてまたピーターが新たな十字架背負うやつだ…」と身構えたけど、回避されて良かった…。
市民たちがスパイダーマンを守ろうとするシーンは良かったけど、全体的になんだかちぐはぐしていた感があるシリーズ2作目だった。
そして続編の布石も打たれたのね。
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