「No.1スパイダーマンムービー」スパイダーマン2 taku7216さんの映画レビュー(感想・評価)
No.1スパイダーマンムービー
ノーウェイホームに備えてDr.オクトパスを復習しに見ました。劇場、DVD、配信で3回目かな。
ヒーローであるが故に上手くいかない私生活から迷いが出たピーターは特殊能力が不安定になり、自分の人生を取り戻すためにスパイダーマンを辞める決意をする。決意とともに力を失うが、事件や事故を見て見ぬ振りをすることにも抵抗を覚える。
子どもたちからスパイダーマンが必要とされていることや、スパイダーマン自身が誰かの夢やヒーローズになっていることを知るピーター。メイおばさんから、大事なもののためには時には自分の夢を諦めることもある、と説かれ、ヒーローとして生きていく決意を固める。
スパイダーマンを狙うハリーと取引し、MJを人質にしたDr.オクトパスとの対決が白眉。マスクが汚れたらすぐに脱ぎ顔をさらけ出し、ブレーキを壊された列車をスパイダーマンが体を張って止める。なんとか止まった列車の中で、乗客たちは力尽きたスパイダーマンを労り、素顔について誰もバラすようなことはないと約束し、Dr.オクトパスの前に立ちはだかる。
ハリーはスパイダーマンと対面し、ピーターの顔を見て動転する。ピーターはハリーにMJが捕まっていることを伝え、復讐よりも今すぐにやるべきことがあると説得する。
スパイダーマンはMJと核爆発から街を救うために再びDr.オクトパスと対決する。
オクトパスは戦いの中で正気に戻り、自ら核融合炉とともに川に沈んでいく。
ピーターはマスクを脱いでMJに自身の境遇を伝え、愛しているがやはり一緒にはいられないと告げる。
MJは結婚式から抜け出し、ピーターの元へ。MJはピーターの悩みを知ったうえで、ピーターが街を救うなら自分がピーターを救うと宣言する。
あらすじ書いてて自分の胸が熱くなってきます。(印象深いところだけ書いてるのであらすじというか切り抜きです)
MJの八方美人ぶりへの批判は多いですが、最後の最後でピーターを守ると言い切ったMJは最高です。当時はあんまり美人じゃないなと思ってたけど、今見たらかわいいよ。
トビー・マグワイアのピーターも言わずもがなハマり役です。とぼけた顔して辛い顔をあまり表情に出さないのにとても追い詰められてる感じが伝わって良いです。
Dr.オクトパスはさすがの演技でした。サム・ライミ版はみんなヴィランが二重人格なので、ヴィラン役は演技上手ですね。ノーウェイホームでお会いしましょう!予告編を見た際には腰を抜かすかと思いました。
サム・ライミのホラー手腕がところどころで出てきますが、なぜこんなにホラーっぽく撮るのか(笑)他にもマトリックスオマージュ場面など小ネタがたくさん入っていたように思います。
これだけおもしろい映画が作れる監督はなかなかいないと思います。ホラーばかり撮ってるけど、たまにはまたこういう映画いかがですかねぇ。