「一点を除けば、スゴくおもしろかった!」スパイダーマン2 かつさんの映画レビュー(感想・評価)
一点を除けば、スゴくおもしろかった!
西川さんの「Web of Night」聴けるかなぁと思ってましたが、NETFLEXは、全部アメリカ版のエンディングテーマでしたね。残念。。
ピーターがずいぶんと垢抜けましたね。でも、垢抜けた見た目とは逆に、ヒーローと私生活が両立できず、苦悩する姿はピーターらしく相変わらず応援したくなりますね。そして、ヒーローか人間らしい生活かで悩むヒーローの姿は、ヒーローも一人の人間であることを痛感させられました。そして、他にはないヒーロー像だなと。
前作に比べると少しストーリーのテンポがスローに感じました。まあ、ピーターのヒーローに嫌気が差す展開を描くために必要だったんだろうけど、前作のテンポの良さに比べるとちょっと気になりましたね。
ただ、アクションのパートは、スパイダースイングで飛び回るシーンの爽快感、Dr.オクトパスとの戦いの迫力と動きの多さと、格段にクオリティが上がっててよかったです。特に、最後の時計塔〜電車の戦いは、見応え満点でした!
前作のノーマンのそうですが、オクタビアスも完全な悪でないところが考えさせられる。むしろ、彼は、科学者として、世の中に貢献することを心情としていた。そんな人がささいなことから悪になり、人々の脅威になってしまう。ホントに考えさせられる。最後に、自分の心を取り戻し、街を救う展開だったのはせめてもの救いでしたね。
そして、この作品、唯一にして、最凶の汚点は、前作に引き継ぎMJ・・。今作では、ピーターと編集長の息子を天秤にかけ、最後の最後まで両方に気のある態度取り続ける・・。さすが、ナチュラルボーンビッチ(笑) 挙式という取り返しのつかないところまで引っ張って息子の方を切るエゲツなさ。挙式場から笑顔で走る姿は、嫌悪感なしでは見れません。しかも、前作以上に、彼女見た目の魅力がなかったんだよなぁ。。
終わり方が最悪だったので、作品全体の印象もあまり良くなかったです。
3作目にも、MJ出てるのか。。。頑張って、見よ。。