スパイダーマンのレビュー・感想・評価
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節操の無いアメコミヒーロー映画では無い、傑作。
面白かった!昨今のシリーズ全部見なければついて行けない節操の無いアメコミヒーロー映画では無い。この映画を鑑賞した2時間、とても楽しかった。
私が素晴らしいと思ったのは、
①テンポ
②主人公の負
③ヒロイン
である。
①テンポ
この映画は主人公が大学の研究室に社会科見学に来る所から始まる。施設の前に集合する場面で憧れの女の子、いじめっ子、親友とその家族(親友が金持ちであること)、主人公のクラス内での立ち位置や性格がものの5分で提示される。5分!手際が良すぎる!
よくある脚本だとまず朝寝坊させて叔父さん、叔母さんと慌てて朝食食べて、高校の冴えない日常(からかわれる、親友見せる、ヒロイン登場、ちょっと大学の研究室に見学に行くことも匂わせる)、帰り道にアメコミ買ってヒーローに憧れる描写を見せて…と、主人公を示すために20分はつぎ込む。
正直、ダルいしつまらない。これをたった5分で見せて、主人公は開始10分でクモに噛まれスーパーパワーを手に入れる。ここで時間短縮が出来た為になぜ主人公はなぜ人助けをするのか?敵の動機は何か?主人公、ヒロイン、親友は何を考えているのかまで描写できている。神業のような素晴らしい物語の始め方だと感心した。
②主人公の負
これは原作のコミックに通ずるものだが主人公に背負わせる負のうまさ。
物語で主人公が乗り越えるべき負として設定されているものはスーパーパワーそのものである。
もしも主人公がスーパーパワーを持たないまま強盗を逃がし、それが引き金となって叔父さんが殺されていたとしたら、おそらく銃を携帯している犯罪者に対峙するという選択肢がなく、憎しみや自分が代わりに死ねばといった思いで主人公が叔父の死の責任を背負う気持ちは少なかったかもしれない。
しかし主人公がスーパーパワーを持った上で犯罪を見過ごし、それが引き金となり叔父さんを殺されてしまうと、止める力を持ちながら使わなかった、力があるのに責任を行使しなかった時の最悪の現実が主人公に襲いかかる。
主人公がなぜヒーローになるのか、なぜ人の為に戦うのか、という理由を力を持った人間の責任と叔父の死への贖罪という形で示されている。
本作のスーパーパワーを不治の病と置き換えても良いかもしれない。これをどう捉えるのか、どう付き合っていくのかが主人公が背負った負で他の作品と比較してもヒーローが戦う動機として最も納得がいった。
③ヒロイン
本作のヒロインは男性が女性を嫌悪する面をうまく突いていると感じた。男って女の「こういう所」を嫌と思って見てるよな、というのがうまい。
本作のヒロインは高校時代の彼氏、親友、ヒーロー時の主人公、主人公自身とたった1作の中で好きな男を都合4人も変えているのである!(ヒロインは家庭環境が荒れているので男に依存してしまうタイプなのだが…)
好きな女性が他の男と居るのを見ることで女性を妖精のような汚れないものから性的な「女」として認識した時の嫌悪感、だが女性自身はそんなことを微塵も思っていないことに対するやりきれなさ。しかも自分からは彼女にアプローチできない。なぜなら自分を拒絶された時の心の崩壊が怖いから。そんな自己完結な恋愛を主人公は物語中ずっとヒロインに対して続けている。この女性の捉え方が奥手思春期男子の女性の見方の的を射ていると思った。
ラスト、主人公はある選択をする。また危険な目に合わせてしまうかもという懸念からの選択とも取れる。
ただ私は主人公がヒーローとして生きた経験を通じ自己肯定出来るようになり、コンプレックスから来る相手への執着心が無くなったからではないかと思う。それは相手抜きの自己完結していた恋愛からの卒業であり、一人の男になっていく一歩と感じた。
MARVEL版全身タイツ男の誕生物語
幼い頃に両親を亡くし、叔父夫婦に育てられた少年ピーターパーカー。
特殊な遺伝子を持つ蜘蛛に噛まれたことでスーパーパワーを手に入れたピーターのスパイダーマンとして活躍する苦悩や犯罪者たちとの戦いを描いた作品。
MCUがどうだーとかDCEUがあれだーとかぬかしてる割にはスパイディ全く知らないんですねワタクシ笑。
正直いうと初めてスパイディ観たのってシビルウォーの時だったんですよね笑。
権利関係でスパイディが参加できないーとかの時代全く知らずにMCUにてスパイディデビューしてしまったのでやはりオタクとしては1から学びたいということで鑑賞笑。
ピーター結構ヘビーな経歴をお持ちで、スパイディってもっとおちゃらけた感じなのかと思ってたけど意外と人間ドラマ的な部分が強かった。
もちろんそこがダメだってことは一切なくて、むしろヒーローとして生きることを覚悟した経緯はすごい良かったと感じた。
まあスパイダースーツを作った経緯としてお前どうなのそれはってなったけど笑。
あとベンおじさんがそこまで長くない尺でいろんな名言を残していて感動する笑。
重要なヴィランを務めるはグリーンゴブリンことノーマンオズボーン改めウィレムデフォー。若い!笑
大企業の社長を務めるも、社運をかけた人体増強薬のプロジェクトが頓挫しかけることに焦りを感じ、自らの体にその薬を投与し圧倒的な力を得るも、2つ目の人格に次第に支配されて行くようになり、自社製のスーツとグライダーを使用した怪人、グリーンゴブリンと化す。
仮面も恐けりゃ素顔も恐い!笑
こんなにヴィラン似合う俳優も珍しいのでは笑。
MJとの関係性、スパイダーマンとしてのハリーとの確執、そしてスパイダーマンとして生きていく決意などなど続編モノとして気になる要素満載の上にアクションがかなり良い。
飛ばした糸がどこにひっついてるのまったくわからないがNYの摩天楼の中をターザンのごとく飛び回るシーンは鳥肌モノ。
スパイディのアクションこんなに面白いとは思ってなかった笑。見くびってました笑。
やっぱこの人でしょ
最大の悪者はヤツだった・・・
2008/07/14 鑑賞
原作も知らなければ、本作の予備知識もないまま今回この映画を観ましたが、正直思ったほどのインパクトはありませんでした。
まず、肝心のストーリーは、平凡な主人公がある日突然スーパーパワーを持って正義のヒーローになるという至って単純なもの。
その単純なストーリーから人間関係を描いていき広がりを見せようとしているのは良かった。
だけど、その人間の描写に問題があった気がします。
正直ラストの展開はすごく複雑。
実際、悪役のオズボーンも完全に悪役に徹していないので憎みきれない。
彼は仕事熱心なためあんな風になってしまった訳だし、あういう人間のダークな部分っていうのは誰にでも少なからずはあると思う。
たまたま失敗した実験でそのダークな部分が表に現れてしまっただけであって、最後に本人も「悪いのはゴブリンだ。助けてくれ」と言っているように少し可哀想な気さえしてくる。。
それに死ぬ間際の「ハリーには言わないでくれ」という一言も最後まで父としての偉大さを残したいという気持ちが伝わってきてむしろ好印象。
悪役がこんなんじゃアメコミとしてのスーパーヒーローな展開は望めないと思うのだが・・・
基本的に登場人物のほとんどの人に感情移入できてしまうのが良くない。
唯一、感情移入できなかった人と言えばヒロイン役のジェーン。
この役は劇中だけでハッキリとした理由もないままなんと4回も男をのりかえている!
(最初の男→ハリー→スパイダーマン→ピーター)
しかも、二度助けられただけだけどキスをするという軽さ。
好きな男性が変わるのは構わないがハッキリとした理由もなく変わるのはただの尻軽女として認識するしかなく、ヒロインとしての価値をグッと下げている。。
もし、本作に最大の敵(悪役)がいるとしたら、彼女では??笑
2008/07/14
あとで知ったけど、色々原作と違うシーンがあるみたいだね…でもそこがいい!
ヒロインがMJのスパイダーマン マーベル系で一番主人公の恋愛感やヒ...
アメイジングよりこっち
アクションがとにかく素敵!
とっても面白かったです!!恥ずかしながらスパイダーマン初めて見ました…来年新しいスパイダーマン公開すると知り、いままでの作品をまとめて見てみようと思い視聴しました。
アクションがとにかく面白いですね!ワクワクしてしまいました。
ストーリーもすごく良かったです。
スパイダーマンの孤独さ、スパイダーマンであるからの責任みたいなものがすごく伝わりました。
続きも借りて見てみようと思います。
やっぱりサム・ライミ版好きだなぁ!
強くなるという事
大いなる力には大いなる責任が伴う
ツッコミを入れたい
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