ルールズ・オブ・アトラクションのレビュー・感想・評価
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エリスの小説のエッセンス
1987年に出版されたブレット・イーストン・エリスの長編小説第2作を15年後に映画化した作品で、ドラッグとセックスに溺れるエリート大学生たちの日常をクールに描いた青春群像劇。原作は全編登場人物の独白で構成され、センテンスごとに語り手が変わり、しかもその内容がそれぞれ矛盾するというかなり実験的な小説だが、映画では逆回転や画面分割、手持ちカメラの素人撮影などの映像技術を駆使して、その実験的手法のエッセンスを表現しようとしている。
エリスの小説は処女作『レス・ザン・ゼロ』と第3作『アメリカン・サイコ』がこれ以前に映画化されているが、いずれも全くの失敗作。本作でようやく映画化作品が成功した。
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痛いんだよー
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