プライドと偏見のレビュー・感想・評価
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自分、不器用ですから
キーラ・ナイトレイがめちゃくちゃ綺麗。
冒頭でソファに座りながら妹達がはしゃぐ姿をニコニコしながら見ているシーンでもう好き。
衣装や風景も素敵。
ただ、ストーリーはありきたりっちゃありきたりかな。
絶対好きじゃんって思うのに、なかなかくっつかないやつ。
「何なのよ、あいつの高慢な態度。でも、気付いたらあいつのこと考えちゃう…トゥンク」
「彼女は富裕層への偏見がひどい。しかし、なんて聡明な女性なんだ…トゥンク」
エリザベスの勘違いとダーシーの不器用さに観てるこっちがやきもきしちゃう。
この映画はイギリスの文豪ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」を映画化したもの。
原作は読んだことがないけど、いわゆる恋愛小説。
タイトルからは想像できないけど。
元祖英国ラブコメ
原作は夏目漱石も読んだ18世紀の世界的ベストセラー恋愛小説。最近、配信のラインナップにあったので観てみたら、男系相続社会での女性の婚活事情が描かれていて面白かった。
地方の貧乏貴族の子供5人は全員女。当時、相続権は男性にしかないとのことで、会ったこともない遠縁の男性に全部持っていかれる。なので、父親が健在の間に5人の娘達を片付けたいと母親がキーキーするのも無理はない。
主人公である次女は母親の圧には屈さない。おそらく当時の女性としては進歩的で、婚活を兼ねたパーティーも自然体で楽しみ、愛すべき人に出会えたらというスタンス。そして女らしくて美人の長女、努力が空回りしていて少し可哀想な三女、猪突猛進な四女と姉妹の行く末も絡み合って、あれ、これって次女は若草物語のジョーになるパターン?と心配しながら観ているうちに、気づけば、出会った時は最低の印象だった相手と…というミラクルハッピーエンドの王道ラブコメになっていた。
美術も優れていて、特にパーティーのダンスシーンは、踊り自体も盆踊りよりずっと運動量があるんだなと興味深くて(何と較べてるんだろw)、目を引いた。キーラ・ナイトレイはこの作品で高い評価を得たとのことだが、確かに主人公の雰囲気がとてもよく出ていたと思う。お姉さんの古典的美人な感じもジュディ・デンチの意地悪な感じも良かったし、お父さんもダーシーもチャラい若者も(私も騙されそうになったw)皆、好演だった。
原作を読んだ上で観た方が楽しめる
原作をたまたま読んで、どんな感じに映像化されてるか興味があり、観てみました。
昔一度観たけどその時はあんまりピンと来ませんでした。結局昔の婚活の映画か、くらいしか思わなくて細かいところがよくわかんなかったのです。
今も昔も婚活には通ずるものがあるので、今の人が読んでも共感できますが、やはり当時の社会背景の理解なくしては楽しめない映画だと思います。
映画を観て一番よかったのは、登場人物の社会的地位が一目瞭然なこと。これは当時のイギリスの上流地主階級の話ですが、上流にもランクがあって、家から服装まで全然違います。この作品の理解においては重要なポイントですので、イギリス人でもない我々にはわかりやすいです。
最後、寝間着姿のままプロポーズするのはちょっとあり得ないと思いましたがドラマチックにするための演出でしょう。
なんといっても役者がイメージ通り。時代考証はちゃんとしてそうなので、作品の理解が深まること間違いなしです!
観たかった度○鑑賞後の満足度○ イギリスはやはり階級社会だ。その中で“愛”“結婚”“プライド”“偏見”がどう作用しているか。狭い世界の中でこれらを掘り下げるジェーン・オースティン作品は実は深い?
①BBCのTVシリーズ『高慢と偏見』(1995年版)を偶々観たら大変面白かったので(終盤ちょっとはしょり過ぎだけど)、今まで何故か敬遠していた本作を観てみようと思った。
何故か敬遠していたのは恐らく主演がキーラ・ナイトレイだったからと思う。どうも顔の下半分の印象がいつもふてくされている(ブー垂れている)ようで(多分、口がやや大きいのとやや受け口気味だからだと思うが)、あまり好きな顔じゃない。あくまで私の主観ですけど。
②TVシリーズは尺が長い分細かい部分まで描き込めるが、映画は二時間前後に納めなくてはならないので、どうしてもダイジェスト版みたいにならざるを得ないが、よく纏まっていたと思うし、演出もしっかりしている。映画だけあって舞踏会シーンもスケールが大きく衣裳や美術も金がかかっていてすごい。
イングランドの田園風景の美しさの描写はどっこいどっこいだが、エリザベスがミスター・ダーシーの屋敷を初めて観て感動するシーンは、屋敷の見せ方はTV版のほうが上手かったな。
③だから、あとは役者陣の比較となってしまう。
本作の弱みは男優陣がパパ役のドナルド・サザーランド以外は存在感が薄いという点。
まあ、上記TV版でミスター・ダーシーを実に上手く魅力的に演じたコリン・ファースの後では、誰がミスター・ダーシーを演じても劣って見えるのは仕方ないけど。
初めてエリザベスを見たときに忽ち惹かれたことを目の演技だけで表現。いつもは冷静なのに自分を抑えきれずエリザベスに恋心を打ち明けるところ。自分の屋敷で偶然エリザベスと邂逅したときの(しかも自分は上半身は濡れたシャツ一枚という姿。イギリス女性の間では放映当時センセーションになったシーン。『リトル・マーメイド』でもエリック王子が上半身濡れたシャツ一枚の姿に世界の乙女たちが大バズったが、女性には必殺の格好なのかしら)、少年のようにはにかんだ表情。エリザベスと心が通いだしてからの目の演技。コリン・ファースの恋する男の演技はまことに上手い。(TV映画のレビューを書く場所を知らないので、ついでに書いてます。)
それに比べると、本作のマシュー・マクファディンの演技は物足りない。あんまり美男子でもないし(これは個人の好みですが)。
後の男優陣も殆んど記憶に残らない。
④女優陣では、長女役のロザモンド・パイクに違和感を感じる(ロザモンド・パイクは好きな女優さんなんてすけども)。
長女のジェーンは姉妹の中で最も心優しくお人好しで人の悪口など言わない人物と設定されているが、ロザモンド・パイク演じるジェーンからそれが感じ取れない。個性が現代的過ぎるのかもしれないし、『ゴーン・ガール』の印象が強すぎるのかも知れない。
キーラ・ナイトレイにしても、自分の属する社会の枠を分かっていて、でもその中で出来るだけ自分の判断・意思で生きようとする聡明なエリザベス、というより現代の女性が18世紀に迷い込んだみたいな印象。
キャリー・マリガンは本作がデビュー作だったんですね。
⑤ラスト、エリザベスとミスター・ダーシーとの結婚についてエリザベスが父親の承諾を得るシーンはTV版では無かったので嬉しかったし、ドナルド・サザーランドの好演もあり映画を締め括る良いシーンであった。TV版の様に結婚式のシーンではなく、このシーンで終わらせたのも上手いと思う。
ただ、「嫌いだったんじゃなかったのかね?」という父親の問いにエリザベスは「私が間違っていたんです。私もミスター・ダーシーに偏見を持っていたし、彼も私に偏見を持っていました。」と答えたが、彼らが結ばれるまでには偏見だけではない色んな誤解や障害等があったわけで、単に“偏見”だけを理由にしたのは話をそこの浅いものにしてしまったようで残念。
⑥次は、これも名作と言われているローレンス・オリヴィエとグリア・ガースンの『高慢と偏見』を観ましょう。
⑦しかし、『嵐が丘』でヒースクリフとキャシーとのひりつくような恋を描いたエミリー・ブロンテも、ほぼ前作で愛と結婚ばかりを描いたジェーン・オースティンも生涯結婚しなかった(恋はしたらしい、早逝したこともあるだろうけど)のは興味深い。
ドナルドサザーランド🏅
読むべし。『高慢と偏見』『ジェーン・エア』それが結論。
イングランド版『若草物語』と言うよりは、イングランド版『渡る世間は鬼ばかり』だね。これから、大変だ。
18世紀のイングランドを舞台にしたジェーン・オースティンのフィクションだ。残念ながら、原作を読んでいない。だから、比較は出来ないが、僕はイギリスの女流作家と言えば、エミリー・ブロンテの『嵐が丘』とどうしても比較してしまう。そして、更に残念な事にまだ、ジェーン・エアを読んでいない。シャーロット・ブロンテの作品を読まなければとこの映画を見て感じた。何故なら、シャーロットブロンテはこの作品(原作)を酷評しているとウィキペディアには書かれていた。
なかなか、良く描かれた映画だと思ったが、言うまでもなく古い価値観で、産業革命、フランス革命、アメリカ独立を全く無視している。勿論、原作がそうなのだから、仕方ないが。シャーロットブロンテの酷評の根拠もそこにあるようだ。とすれば、残念ながら、エミリーブロンテのファンである僕としては、原作を比較しても、余り評価できないのかもしれない。しかし、余りにも美しく綺麗さっぱりと叙事の部分を外している事になにか意図があるような気もする。
だから、ひょっとすると、原作は女流作家として、名作家なのかもしれないとも感じた。
読むべし。『高慢と偏見』『ジェーン・エア』それが結論。
この映画の女優さんリリー・ジェームズさんじゃないですね。綺麗な女優さんだと思った。
とにかく美しい文学作品
眼差しが素敵なキーラナイトレイ
「愛してる」と認めるには男のプライドが高すぎ「愛してる」と応えるには女の偏見が邪魔をする
映画を見ていてつい欲が出るのは「いい風景が出てこないか」ということ。
そんな気が起きないほど入りこんでしまった時でも、
はっとするきれいな風景に出会うと生涯忘れられないものとなる。
ケビン・コズナーの「ダンス・ウィズ・ウルブズ」そして メル・ギブソン、ジョディ・フォスターの「マーベリック」一瞬で消えた風景は広大なひろがりと果てしない奥行き。ディテールは曖昧でもそこにある空気はストーリーがもたらす印象であっても忘れがたい。
「愛してる」と認めるには、男のプライドが高すぎ「愛してる」と応えるには、女の偏見が邪魔をする『プライドと偏見』
18世紀イギリスの田舎、青く霞む遠い山々、うっそうと茂る森が小高い草原の近景につながる無音の早朝。下手から瞳のきれいな美女・キーラ・ナイトレイ。上手から陰鬱そうな美男・マシュー・マクファディンが登場。
小難しいセリフを吐きながらひしと抱き合う。二人が家財産を捨てて駆け落ちしてくれたらよかったのに、そうはならなかった。排気ガスも酸性雨もない、澄んだ空気が匂う青い風景。また忘れられない風景となった。
まったく自分に合わないジャンルの映画だった。 記録用で、採点せず。...
壁紙にしたい景色が満載
景色がとてもきれいで、終始映像から目が離せなかった。
ベネット家もにぎやかで良い。女性が多いと華やかだ。父親も名優が演じただけあって良い味が出ていた。
個人的には、ジェーンとビングリーの恋愛成就が、とてもほのぼのしていて印象に残った。
Amazonのレビューが1万超えだったので観てみた
ダーシー様は大好きですが、結婚した後が気になる……
みなさんがおっしゃるように、美しい映画でした。
お城の装飾やしつらえなども豪華だし、18世紀当時の世界観がとても丁寧に作られています。
始めは偏見と誤解から始まる2人が少しずつ誤解を解きながら惹かれ合う様子も、今みたいに「口論した後にキス」とかいう単純なものではないです。
情報源が人の噂話や、手紙のやりとりや、直接の話し合いなのに、なかなか簡単に会えない時代なので誤解を解くのが難しいです。
始めに接してしまった偏見と間違った情報からの誤解を払拭するのがとても難しい時代だなあって思いました。
ダーシー様に対する偏見と誤解が少しずつ紐解かれて、不器用で誠実な人じゃん!って胸がキュンってなります。
恋愛っていいなぁって思わせてくれます。
ダーシー様が草原の中から現れた描写は、夢のなかから王子様が現れたように思いました!
ですが!!
私も結婚して○○年が経過しようとしてますが、結婚って現実ですよね。
惹かれあってドキドキしていた時はメチャ楽しかったですが、結婚ていうとそうは行きません。
最後の方で、ダーシー様のおば様が夜中に突然家に押し入ってきた挙句、エリザベスに高慢に詰め寄って来て怖いです。
いくら好きでも、超お金持ちの家で、身分も違って、尚且つそんな恐ーい恐ーいおば様が親戚になるなんて…
結婚した後、どんな嫌味を言われたり嫌がらせをされるのか(きっと主人公のエリザベスは負けないと思いますが)と考えると、最後結ばれてハッピーエンドで良かったね!ってちょっと思えなかったです。
でも、家の外でウロウロと落ち着かない様子で、でエリザベスのお父さんの許可を待っているダーシー様は本当に可愛らしくキュートでした。
不器用だけど純粋で真摯なダーシー様が大好きになる映画です。
似た者同士
メアリーのスピンオフってないかな?
英文学はあまり好まず、原作も読まず嫌いだが、鑑賞してまず思ったのは「メアリーが一番興味深い人物なのに完全に扱いが粗末でもったいないな」ということだった。あの不器用さと屈折具合は、とても優れたヒューマンコメディの素材になるはず。願わくば彼女なりの幸せを手に入れてほしい。
邦題は「プライドと偏見」だが、自分が高校生くらいの頃は、「自負と偏見」という邦題にされていた。いま書店へ行くと「高慢と偏見」である。初めてストーリーを知って、これは「高慢という偏見」だろうと思った。ただそれだとこの話の一部しか言い当てていないので「自負への偏見」というのが最もしっくりくるかななどとつらつら考えた。
「眺めのいい部屋」を想起し比較しながら見てしまった。ダーシーは、ジョージ・エマソンと比べると優しいが常識的に過ぎる。ジュリアン・サンズが演じたジョージのクレイジーなほどのスケールの大きさが、当時の階級社会の打破には必要だったのではなかったか。
キーラ・ナイトレイ演じるエリザベスは、ヘレナ=ボナム・カーター演じるルーシー・ハニーチャーチと同等の情熱と、ルーシーを上回る論理的思考力を兼ね備えていて魅力的だったが、個人的にナイトレイの笑顔が苦手で、誰か別の俳優だったら…と思う。ちなみに、ピアノの腕前はたぶんルーシーに軍配が上がるだろう。
ジェナ・マローン演じるリディアのプッツンぶりも豪快で、あとちょっとやり過ぎると薬物中毒者スレスレの感じが良かった。役柄の幅が広く、個人的に好きな俳優さんだ。
階級を超えた愛にはあまり興味がないが、封建的な社会で、メアリーのような不器用で屈折した女性がいかにして生きていくのかにはとても興味がある。世俗の権化のような母親との噛み合わないやりとりや、品性に欠けるキティとリディアに振り回される姿など想像するだに、ああスピンオフが観たいと思うのだった。
そうそう。音楽は素晴らしかった。これで1ポイント上げておくことにする。
5人の美人の娘を持つ父親の気持ちとは
5人姉妹の話で、それぞれにエピソードがあり、しかも長い映画だったが飽きることがなく、面白く見ることができた。衣装やお城等、見ていてリッチな気分にもなれる。キーラ・ナイトレイがきれいだった。この映画を見たときには気づかなかったが、今では主役級になっているロザムンド・パイクやキャリー・マリガンも出ていたんですね。あと、ドナルド・サザーランドが渋い演技で、娘を嫁がせる父親の心情をよく表していたと思う。
会話は誠実でなければならない
映画「プライドと偏見」(ジョー・ライト監督)から。
原作は、ジェーン・オースティンの同名小説「高慢と偏見」
原作がしっかりしていると、安心して観ていられる、と
何度か映画レビューでも書いた。
最近のラブストーリーは、キスシーンやSEXシーンまで、
とにかく触れ合うことで、愛しあっていることを表現するが、
この作品は、そういったシーンは皆無だけれど、
2人が少しずつ惹かれ合うことが感じられる作品とも言える。
主人公の名は、女性が「エリザベス」、男性が「ダーシー」。
最終的には、ハッピィエンドとなる2人であるが、
冒頭、詩、愛情について意見を交わす場面がある。
女「詩には愛を遠ざける力があるんですね」
男「詩は愛の糧かと・・」
女「詩は強い愛には糧ですが、弱い愛には毒です」
男「愛情を育てるには?」
女「相手にそそられなくても踊ることです」
この会話の前に、ダーシーがエリザベスの印象を
「悪くないが、そそられはしないな」と語ったことを知り、
こんな会話へと続く。
イギリス田舎町の素敵な景色と重なり、作品全体が美しいし、
「彼はとても誠実です」「会話は誠実でなければならない」など、
「誠実」という言葉が浮かび上がったラブストーリー。
そう言えば、最近「誠実」という言葉、聴かなくなったなぁ。
見所はキーラナイトレイと18世紀イギリスの美しさかなぁ 教養も躾も...
【18世紀英国を舞台にした、新しき価値観を持つ聡明な女性の身分を超えた恋物語。キーラ・ナイトレイの美貌と、18世紀英国の田舎の風景、意匠、衣装の美しさに魅入られた作品。】
―ジェーン・オースティンの原作を読んでから、幾星霜。
この物語の内容は、本好きであれば殆どの方が知っていると思われるので、割愛。-
<Caution ! 以下、内容に触れています。>
■感想
1.ダーシー(マシュー・マクファデン)とエリザベス(リジー)(キーラ・ナイトレイ)は似たもの同士なのだろう。プライドが高いが故に、本当の自分の気持ちを素直に表現できないところなど。
それにしても、最初にキーラ・ナイトレイを観た時には、余りの美しさに驚いたものである。ベネット家一番の美人とされる長姉ジェーンを演じたロザムンド・パイクも勿論、美しいのだが、キーラ・ナイトレイの輝く眼を見た若き私は、一発で、魅了されたモノである。
勿論、今でもキーラ・ナイトレイと、ロザムンド・パイクは好きな女優さんである・・。
2.18世紀、英国の田舎の風景の美しさ。ロングショットで、エリザベスを映す数シーン(特に断崖の淵に立つシーンかな・・)は、印象的であるし、英国の田舎の冷涼な風が吹いてくるようだ。
これは、本を読んだ時には得られない嬉しさであった。
3.お互いの誤解に気付き、ダーシーとエリザベスの気持ちが、変容していく様。だが、最初の雨中でのダーシーの想いを断るエリザベス。このシーンも哀しいが、美しい。ダーシーの涙雨・・。
4.ダーシーの叔母キャサリン婦人(ジュディ・デンチ)が夜半、ベネット家に乗り込んでくるシーン。身分違いを強調し、エリザベスを高慢な態度と言葉で侮蔑するキャサリン婦人。
だが、エリザベスが、身分の高いキャサリン婦人に臆する事無く、自分の考えを述べる姿。
<朝霧の靄の中、叔母の無礼を詫びに”普段着”で、エリザベスの元に歩み寄るダーシーの姿。エリザベスとダーシーが、初めて本音で交わす愛溢れる言葉。
気品溢れる、素晴らしく美しい恋物語である。>
<2006年1月 劇場にて鑑賞>
<2021年1月 別媒体にて再鑑賞>
■蛇足
・今作から10年後「高慢と偏見とゾンビ」が公開された。
恐る恐る観に行ったら、面白かった・・。
何より、リリー・ジェームズと言う素晴らしき女優と出会えた事が、僥倖であった。
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