「ジョニデはキレ者である」パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)
ジョニデはキレ者である
このシリーズの醍醐味みたいなものはこの時点で全部入っている。その印象のまま横ばいを続けた、ということになる。
ジョニデが主演ではあるが、主役ではない。狂言回しに徹することで俯瞰で物語りをみることができる。ドラマの間を寄らず付かずでスルスルとすり抜ける。
遭難した海賊の息子とそれを助けたお姫様、というロマンス映画として成立させられなくもないところ、そこにぽーんとジャックスパロウという「異物」を投じている。
この試みがシリーズ成功のカギになったのかもしれません。よくよく考えると斬新で、それを理解して心も頭もどこかからっぽ自由奔放なこの役を演じたジョニデはキレ者である。
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