「キューブリックのノワール」現金に体を張れ 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
キューブリックのノワール
ラストの現金が散らばり風に舞い消えてしまうメチャクチャ主人公に感情移入してしまいハッとさせられクソ犬!とクソばばぁ!って怒りも込み上げる。
刑事らしき二人が歩み寄りタイトルが出るエンディングは逸品で最後まで興奮する。
チェスとジャズがキューブリックのセンスで作品に渋みが増す。
時間軸が交互?に入れ替わり当時としては斬新な手法だったであろう今観ても古さやありきたりな感じもしない演出描写。
キューブリックの遺作はギャング映画を撮って欲しかったなぁって思わせられる。
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