「テーマ曲に鳥肌」オペラ座の怪人 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
テーマ曲に鳥肌
やはりあの音楽は素晴らしい。
有名なメインテーマ曲が流れるたび、鳥肌が立つレベル。
リマスターは絵だけでなく、音もクリアにしてくれるのが嬉しい。
昔は「音楽を教えてくれた男性の孤独な心を救済したい乙女の純粋さと慈愛」に感動できたんですけど。
すっかり心の汚れたおっさんになった今……
前半はぐだぐだ躊躇したり、想いを歌にしたりと、退屈に感じるシーンも多かったんで眠気との戦いとなり。
「小さな頃から洗脳を続けた醜い男のストーカーが、つきまとい、脅迫、テロ、放火、誘拐」という異常者の犯罪にしか見えなくて、欠片も感動できず……
「キモっ!ウザっ!」
を心の中で連呼。
後半は「クリスティーヌ、洗脳解除のカウンセリングを受けろ」
「そいつは信仰宗教の教祖と同じだ」
という内なる心の声が我ながらうるさくなり。
目を閉じて音楽だけに集中したら、そこそこ満足できました。
純粋に楽しむのは心の綺麗な方々や、ミュージカルファンに託せばよく……私にはもうこの名作を素直に楽しめないのかもなぁ、と思いました。
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