「オペラ座とは星の名前かとおもった笑」オペラ座の怪人 paruyan_さんの映画レビュー(感想・評価)
オペラ座とは星の名前かとおもった笑
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この映画は多様な愛の形が表現されていた。
恋人の愛や夫婦の愛や親子の愛。
付き合う、結婚するだけが愛の形ではないと実感した。目に見えない愛は行動でこそ相手に伝わる。
私は今回気づいたらファントムに感情移入をしていた。容姿に大きなコンプレックスを抱くファントム。それでありながら愛する存在がいて彼女を自分のもにしようと、自分に振り向いてもらおうと、他の人に取られまいとすればするほどクリスティーヌを傷つけてしまい自分も苦しくなる。彼にコンプレックスがなければどうなっていたんだろうと何度も思った。
邪魔する人を殺害までするファントムだったが最後はクリスティーヌをラウルの元へ渡した。これはファントムのクリスティーヌへ対する愛が無くなったのではなく、本当に愛していたからこそ手放したんじゃないかと思い胸がいっぱいになった。
自分といるよりラウルといる方がクリスティーヌは幸せになれると。私だったら愛する人は手放したくないし一緒にいたい、でもそこで相手の幸せを願い一歩引けるファントムは大人の男だとおもった。常にそばにいて同じ時間を過ごすという愛もあるが、遠く離れていてもいつも心で思い、見守る、そんな愛の形も存在するとおもった。
私は愛情に気づく人間でありたい。受け止め、もらった分、それ以上に愛情を注げるあたたかい人間になりたいなと思った。
個人的にミュージカルが好きでとても面白かったです。やはりミュージカルは声量や歌詞から肌で感じるものが多く、オペラは新鮮でした。
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