「「踊る大捜査線」というフランチャイズが、堕落した瞬間‼️」踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
「踊る大捜査線」というフランチャイズが、堕落した瞬間‼️
2003年に公開され、いまだに日本映画の実写の興収No.1作品‼️5年ぶりの踊るの続編‼️公開当時、私は深津絵里さんとスリーアミーゴスが登壇する舞台挨拶の8時の回を購入‼️楽しみにして夜の8時に行ったら、実は朝の8時だったパターン‼️一緒に観るはずだった友人に謝罪し、私のおごりでフツーに鑑賞した苦い思い出が・・・‼️「踊る大捜査線」のTVシリーズは完璧だった‼️スペシャルドラマも完璧‼️劇場版第一作も完璧‼️それでこの第二作なんですが、基本的にやってる事は第一作と同じ‼️三日間に複数の事件が起き、本庁の人間と衝突しながら、主要キャラの一人が大怪我しながら無事解決‼️まったく同じなのもダメだから、本庁の管理官を女性にして、ケガするのも青島から女性のすみれさんにしちゃえ‼️ホントにレベルが低い‼️ファンはお馴染みのメンバーが観れて嬉しいでしょう‼️そんな私もファンの一人‼️でもそんな踊る大捜査線のファンでもスルー出来ない箇所がチラホラ‼️無数のカメラによる監視システムとか、すみれさんが撃たれ、SATが犯人たちを包囲してるのにフツーに逃げられたり、捜査会議で女性管理官のパワハラ暴言とか、チョットやり過ぎでおかしい‼️そして前作が「天国と地獄」だったから、今回は「砂の器」にしたかったらしく、蒲田トンネルに逃げ込んだ犯人たちの言葉にカメダ‼️東北弁だとカマタがカメダ‼️秋田出身の室井さんに言ってもらうと、誰がどう聞いてもカマタ‼️真剣にやってるのか、ギャグのつもりなのか⁉️ギャグなのであれば壊滅的なセンスの無さ‼️そしてすみれさんが撃たれるシーン‼️誰もが涙したエモーショナルなシーン‼️しかしそれでは「踊る大捜査線」ではない‼️第一作の青島が刺されたシーンを思い出してほしい‼️室井とすみれさんが青島を病院へ運ぶ車中のシーン‼️悲しみが嬉しさ、笑いへ変わる鮮やかシーン‼️あれこそが「踊る大捜査線」‼️そして本庁と所轄の確執が解消されたような展開だったのに、7年後、9年後の続編では相変わらず同じ事の繰り返し‼️ホントに「踊る大捜査線」というフランチャイズに失望させられたし、この作品が大ヒットした事で、日本映画界で同じようなレベルのTVドラマの映画化が乱発された事を考えると、それはそれは恐ろしい作品‼️