「安心して見られるドタバタ劇」ナイト ミュージアム 勝手な評論家さんの映画レビュー(感想・評価)
安心して見られるドタバタ劇
先行上映に行ってきました。結構客の入りは良かったですね。
夜の博物館。夜の学校と同じように、ちょっと怖いような気もする場所ですね。で、その自然史博物館では、夜な夜な展示物が生き返ると言う、ありがちな定番のストーリーになっています。しかし、その生き返る展示物は、一癖も二癖もあるようなものばかり。なぜか、追いかけっこが好きなT-REXの化石、頼りになるけどシャイな元アメリカ大統領、いたずら好きのサルetc.etc.・・・、およそ自然史博物館にありそうなすべてのものが生き返ります。そしてその博物館では、ある”陰謀”が進行しているというのが、この映画のベースストーリー。
そんな不思議で、困った博物館の新任夜警ラリーに扮するするのがベン・スティラー。離婚して、元妻は裕福な生活、別れた亭主は泣かず飛ばずという、こう言う物語には典型の設定。でもこう言うときって、なんで子供は貧乏な元旦那と一緒なんでしょうね? まぁ、裕福な元妻と一緒にいてしまったら、あまり物語にはならないのかもしれませんが。それにしても彼は、どたばたコメディーにピッタリですね。それと、元アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトに扮しているのが、これまたコメディー俳優ロビン・ウィリアムズ。ベテランの余裕たっぷりの演技が見れます。
全般を通して突っ込みどころは満載です。物語終盤のサカジャウィアが展示物を捜索するラリーに協力するシーンでは、まじめな顔をして、サカジャウィアが結構笑える事をしています。ここでは、みんなから笑がおきていました。その他にも、いろいろありますが、基本的にはドタバタコメディーなので、ストーリーに関して多くは語らないことにします。あまりにも馬鹿らしくて、笑えます。子供と一緒に行っても、安心な映画です。