「アフリカの裏側」ナイロビの蜂 ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
アフリカの裏側
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「ブラッドダイヤモンド」と同様、アフリカの闇を描いた傑作。
だんだん見ていて辛くなるが、引き込まれる映画である。殺された妻や主人公が訴えようとしたことを実現するためとは言え、最後の主人公の選択はあまりにも切なすぎる。「ブラッドダイヤモンド」のラストは自己犠牲の美学にある種の感動を覚えたのであるが、同じ自己犠牲でもこちらのラストは何故か虚しさを感じた。なぜだろうと考えたが、「ブラッドダイヤモンド」の主人公はもともとは悪者だったので一種の罪滅ぼし的な要素があったのかもしれないが、こちらはごく普通の人だったので、2人の人間性の違いによる結果だったかもしれない。
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