劇場公開日 2006年5月13日

「製薬会社の闇を描くジョンルカレミステリー」ナイロビの蜂 eさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0製薬会社の闇を描くジョンルカレミステリー

2017年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

ケニアが舞台。邦題は企業名スリービーからきている。
原題を直訳すると「彼はいつでも庭師」というところか。高等弁務官ながらガーデンニングばかりしている大人しいレイフファインズが主役。
妊婦姿で裸になるのはレイチェルワイズ。彼女が死んでから庭師が事件の真相を暴こうとするスパイの動きを始める。
アフリカ人を使った人体実験、人道支援の名のもとに行われる悪行はまさに武器商人のよう。巨額の利益が生まれる時、国をあげて利権をむさぼろうとする実態はフィクションとは思えない。
唐突に始まるファーストシーンも意味深ながらこれに繋がるラストシーンがなかなか。目の前の子どもを救おうとする妻と夫の行動の対比も。
2004年ぽい小さなサイズの動画が時代を感じさせる。
ビル・ナイやダニー・ヒューストン、ピート・ポスルスウェイトと渋い役者が効いてる。

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