「ジョン・C・ライリーの怪演」激流 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ジョン・C・ライリーの怪演
クリックして本文を読む
冒頭ではカヌーを漕ぐストリープ。夕焼けをバックに大洋に流れ着く様子は綺麗なんだけどなぜかさびしい。夫(ストラザーン)とは離婚の危機。そんな状況での夫抜きの川下り。だけど遅れてやってきたストラザーン・・・仕事の図面まで携えて(笑)
息子のロークは『推定無罪』や『ジュラシック・パーク』にも出演していたジョセフ・マッゼロ。この当時の名子役だったんだな。
途中、急流があって立ち往生していたウェイドたちのボート。川下りの元ガイドでもあるゲイルにアドバイスをもらうためファミリーのボートを待っていたのだ。不気味な存在のジョン・C・ライリーがいい。そして、ベーコンが激流に飲まれ溺れてしまうという事件。ストラザーンが救助に向かうが彼がカナヅチのため殴っておとなしくさせた(当然の行為)。
水浴びしてるところを見られてから不信感が積もって来た家族。少年は拳銃を見せられ楽しんでいる。後半は犯罪者心理をむき出しにしながらも狂気っぷりを発揮したベーコン。やっぱりこんな役がよく似合う。
ワンシチュエーションなだけに途中でだれてくるけど、犬とともに彼らを追いかけるストラザーンや、呉越同舟みたいな感覚で激流ポイントを乗り越える心理が面白い。だけど、最後に撃っちゃうところで興醒め。もうちょっといい終わり方にしてほしい・・・
コメントする