「3人の男の葛藤」ミスティック・リバー だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
3人の男の葛藤
11歳の少年、ジミー、デイブ、ショーンの3人は、
ボストンの下町に住んでいました。
ある日、路上でいつものように遊んでいた3人は、
通りがかった警官風の男にいたずらをしていた事を叱られ、
デイブだけが車で連れ去られます。
デイブが戻ってきたのは4日後。
監禁され、暴行を受けたデイブ、
車で連れ去られるデイブを見送るしかなかったジミーとショーン。
彼らの心に深い傷が刻み付けられます。
そして、25年後。
彼らは思わぬ形で再会することになります。
娘を殺害された父親として、
事件を捜査する刑事として、
そして、事件の容疑者として・・・。
一人の少女の死をめぐる、サスペンス映画ではありますが、
それ以上に、登場人物達が抱える心の傷をめぐる人間ドラマでもあります。
ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンの3人の
演技と存在感がとにかく凄いです。
その迫力にグイグイと引き込まれていきます。
2時間以上の上映時間が、
終わってみれば、本当に短く感じられました。
いい意味で重くて、濃い作品だと思います。
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