ミスティック・リバーのレビュー・感想・評価
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いろんなことを引きずってる男達
ショーン・ペンを(自分一人で勝手に)辿る旅の第一部のラストとして「ミスティック・リバー」を見た。今まで見たペン映画で一番かっこいいペンだった。
イーストウッド監督でフィッシュバーンが居るから大丈夫~と軽い気持ちで見ていたら、重い映画で、いい意味ではあるが裏切られた。何気なく挟まれるシーンや人物が観客と登場人物の思考を惑わせ誘導する。後半の映像の切り替えが見事だった。
小さい時から互いを知っている小さな町、小さい範囲の世界。友達の妻は自分の今の妻のいとこだし、娘のボーイフレンドの父親のことを町中のワルはみんな知っている。真実味のある「まさか」が多く、最後まで目が離せなかった。あの大きな河は少年達の苦しみと絶望、父親の悲しみ、大人になれない男たちのトラウマと憎しみを飲み込んで水をたっぷりと湛えている。女は自分の思いと信念こそを真実とする。全能の存在はあるのか、人間に寄り添ってくれているのか?
少年時代の
最初から一貫して暗い。そして、極めて共和党的な映画。
気持ち良くなさすぎるけど、すごく完成度が高い作品。
世の中は皮肉でいっぱいさ
ラストがビミョー
ケビンベーコン、さっさとショーン・ペンを捕まえろ!人殺しなのに!奥さんもおかしい🤪何、正当化してるんだか 腹がたった
のんびりパレードなんかみとくな!
ティムロビンス子供の頃傷ついた上に誤解で殺されるなんてかわいそうすぎる。
何故、ずっと地元にいたんだろう
大人になって街を出て新天地でやり直したらよかったのに
マイケル(息子)が気掛かりです
価値観を揺さぶられる映画。人生は性格で変わる?
この映画を不条理と言う感想が多いが、デイブの描写を思い返すと不幸体質と言うか、トラブルを呼び込みやすい要素を抱えていたことに気付く。
一度観た記憶だけで書き出すが、
冒頭のホッケーシーン。
ゴーリー役のデイブはセーブしてボールを必要以上に強く打ち返してしまう。
するとボールは穴に吸い込まれ、二度と取り戻せなくなった。
リスクがあるのに加減が出来ないタイプ?
息子の野球の帰りのシーン。
どん底に落ち込んでいるのを無理矢理褒めて、全く気を持ち直していない息子の様子に気付いていないデイブ。
俺の息子だから凄いはずなんだと励ますつもりが逆にプレッシャーを与えてる様にも見える。人の感情を察知するのが得意ではなさそう。
家で吸血鬼映画を見て不穏なことを言うデイブ。妻はどこか居心地が悪くなっている。それに気をとめていなそうなデイブ。そこは怖くさせちゃった?ごめんとか言った方がいいのでは。完全1人で見てるわけじゃないのだから。
少年を襲っていた男を殺してしまうデイブ。ホッケーの時と言い、やり過ぎるところがここでもか。半殺しにした後通報するだけで良かったのに。自分を襲った犯人達も通報後にそれぞれ死亡していた。
結果論だが、大袈裟に言えばやり過ぎ癖があり、家族と愛のある意思の疎通が出来ず信頼関係を築けない人が、旧友との激しい誤解をとけるはずは無かったのかなと。
もし誘拐暴行事件が無ければ、デイブは成長して慎重になりコミュニケーションも上達したかもしれないけれど。
でもジミーもまた自分の断ち切れなかった怨恨のせいで娘のケイティを失った。
親父であるレイのした事とブレンダンは関係無いと交際を許してあげていれば。ケイティは駆け落ちを計画せず。あの日友達とお別れパーティーに出かけず、殺されなかったかもしれなかった。
妻と仲直り出来、唯一身内に不幸が起こらなかったのはショーンだった。
常に冷静さを失わず、別居時に浮気のチャンスがあっても律儀で妻を裏切らなかった。
忍耐強く情深いので、ジミーのデイブ殺しに気付いても告発せず、二人の友情は壊れないのだろう。
正義感が強い人ほど見るのがつらい映画だ。
3人の妻も、考えてみると夫と似た者同士だった。
何より愛情第一で決断するジミーの妻、別居していても堕胎せず子供を産んでいた忠実なショーンの妻、そして夫の疑惑を遺族であるジミーに打ち明けるというやり過ぎたデイブの妻。。。
でもラストのパレードで孤独に周りをキョロキョロするデイブの妻の姿は悲しく痛々しい。
どんなことがあっても、命だけは失ってしまったら終わり。
名作発見
運命に翻弄される者
大きな川が流れる街。
デイブ。11才の頃誘拐監禁された過去を持つ。
妻セレステと息子。
ジミーを怖がる?
性格上かふりかかる運命を仕方ないと受け入れがち?
事件の夜、酔って服を切られケガして帰って来て
男を殺したかもと言う。
新聞やTVでのニュースが無いので妻は不審に思う。
ジミー。前科者で愛娘ケイティーが殺された。
デイブが誘拐された時ショーンとその場にいた。
亡くなった前妻の忘れ形見で素直な娘だったので、
悔しくて警察より先に見つけ犯人を殺そうと考える。
妻アナベスの義理父に当たる、イライラが募っている。
ケイティーには父である自分しか血の繋がりはなくて、
ケイティーの身体にワンピースをかけてあげ嗚咽。
ケイティーはブレンダンと駆け落ち予定だったが、
執拗にブレンダンを嫌う父ジミー。
凶暴なサベッジ兄弟と義理兄弟
ショーン•デバイン。刑事、妻ローレンと別居中。
デイブが誘拐された時に居合わせる。
ジミー、ショーン、デイブの三人が子供の頃
よく遊んでいたストリート。
ここでデイブだけ連れ去られた。
事件が起こり、三者三様。
被害者の父、刑事、疑われた者。
思い込みが強くて間違いを犯す事もある、という戒め❓
デイブの妻セレステと
ジミーの妻アナベスが対照的‼️
セレステは、血をつけて帰ったこと、
デイブの誰か男を殺したかもしれないとの話、
男の殺人事件が報道されていない。
という点から、デイブが否定していたにもかかわらず、
ホテルで泊まり、ジミーに疑いの言葉を言ってしまう。
アナベスは、前科者の夫なら犯人の見当つけたなら、
どうするか大体予想しつつ、義理とはいえ愛娘の為ならありがたいことだと夫を讃える。
ジミーが娘の恋人ブレンダンを避けるのは、
理由があった。
犯人は意外な人物でありそれも偶発的。
セレステがアナベスのような考え方なら、
間違いは起こらなかったのか、と。
アナベスの考え方も相手がジミーだけに、
なんか怖い気もします。
さすがサベッジ兄弟と兄弟、ですよね。
パレードがあり、
その後、ジミーとショーンはどうするのか⁉️
結局3回観てしまったのですが、
ラストの意味深な様子。
キャスト三人のイメージで役に合っていたな、
と思いました。
ひどい
後味悪…。
最初はよかった。
少年3人が仲良くホッケー。
どんな人生が…?と。
そしてそこから車に乗った子、乗らなかった子達の人生が始まったわけか。
いや、車に乗ったデイブは確かに不幸だったと思うが、奥さんもいて、可愛い息子も。
そして子煩悩なパパだったのに。
過去のトラウマに苦しんでいたのかもしれないが、あの家族だけ一番貧乏くじ引かされた感じ。
最後のパレードでこれでもかと。
なぜショーンはジミーのことは見逃すのか?
少年達の犯行、というのもちょっと無理矢理感あり。
予想してなかった結末
真相は川の中に
中学生の頃視聴した懐かしの一本。この作品でイーストウッドを知った。ティムロビンス、ショーンペン、ケビンベーコンという名優たちが演じる。
悲しい事件が3人の運命を狂わせる。その悲しみの連鎖は大人になった後も続く。終始重い空気が漂い、嫌悪が増長していく。悲しみは人間の判断を狂わせる。その結果取り返しのつかない事態となる。まさに負のピタゴラスイッチやよね。幼い頃の事件さえなければ、デイブは殺人まで犯すことはなかったやろうな…
今観ると、同級生を殺したジミーを正当化する妻に恐ろしさを感じる。ジミーはあのまま何事もなかったように生きていくのか、それともどこかで良心の呵責に耐えきれなくなる時がくるのか…破滅を感じさせるラスト。
重くて良い、、
ずっと気になっていたが中々見る機会がなかったやつ。
結構重くて悲しい、、
娘を亡くす親の話とか、私は絶対泣いてしまう。
ショーン・ペンの演技が良い。こういう役ハマる。ショーン・ペンには毎回泣かされてるかも。
割と自業自得な話ではある。
ティム・ロビンスはずっと可哀想な人生。
なんで自分が殺したって言ってしまったのか、、。
ショーン・ペンからしても意味わからないだろうな。
警察役のケビン・ベーコン良かった。
ティム・ロビンスが死んだこと勘づいているけど、そういうことよりやっぱり自分(妻)のことが大事なのか。
2人にとってもいい思い出じゃ無かったから、死んでくれてちょっとは荷が降りた感じなのかなぁ。
大人になってからの3人の関係性もそこそこ良かった。
ショーン・ペンの奥さん強い、、!かっこいい。
殺された女の子の彼氏はとことん可哀想。まさか弟が、、。
私は結構好きな映画。見応えがあった。
試験勉強で1ヶ月以上映画見れなかったからか??
全ての謎と罪を川が呑み込んでいく…
今から20年の前に、ベストセラー小説を名優クイント・イーストウッドがメガホンを撮り、映画化したミステリ―・サスペンスの名作。少年時代にある事件に巻き込まれた幼馴染の3人の男達。その男達の運命が、25年後に起きた少女殺人事件によって再び交錯し、翻弄されていく物語。巧みなミスリードによって、最後まで飽きさせない展開は、流石にイーストウッドの作品と言える。
そして、本作の面白さと価値は、やはり名優たちの共演にもある。ジミー、ショーン、デイブの3人の幼馴染には、ショーン・ペン、ケビン・ベーコン、そしてティム・ロビンソンという名優達が、それぞれに異なった立ち位置で、個性ある役柄を凄味のある演技でみせている。特に、ショーン・ペンは娘を殺された父のジミーを、鬼気迫る演技でアカデミー主演男優賞にも輝き、ティム・ロビンソンも少年時代のトラウマに囚われた哀れな男・デイブを演じ、助演男優賞を受賞している。それだけでも本作の高い評価が垣間見れる。
また、ショーンの先輩刑事には、こうしたサスペンスでは名脇役を務めるローレンス・フィッシュバーンが、堅物な刑事役を演じ、デイブの妻には、こちらもミステリ―には欠かせないマーシャ・ゲイ・ハーゲンが演じている。そんな豪華な顔ぶれが、それぞれに個性が光る演技で、ミステリ―の世界観を高めている。。
少年時代、幼馴染の3人が遊んでいる所に、警察を名乗る見知らぬ男が現れ、その内の1人のデイブが連れ去られ、誘拐監禁される事件が起きる。何とか逃げ出したデイブだったが、その事件を契機に、3人の中は疎遠となり、25年の年月が経過する。そして再び事件は起こる。ジミーの娘・ケイティが惨殺死体で発見された。警官になったショーンは、先輩刑事と共に事件の捜査に関わる中で、犯人としてデイブへの容疑が高まっていく。三人の幼馴染が、被害者の遺族・刑事、容疑者となって、それぞれの思いや恨みが複雑に絡み合って物語は展開していく。
そして、最後に真実にたどり着いた時、それはあまりにもイヤミスな結末を迎えることになる。あの2時間の差が、交互に映し出されるシーンは、何とも言えない悲哀と愚かさを感じた。エンドロール前のパレードのシーンで、タイトルの『ミスティック・リバー』の本当の意味も。複雑な思い共にスッと落ちてくる。全ての謎と罪は、大河の中へと呑み込まれていったのだった。
男の世界
後味の悪さが好みの分かれそうな映画
見応えはあったが
終わってみれば変な映画だった。 うまくいかなかった脚本を無理やり名作劇場 風に仕上げたみたいな。終わってみれば ネタもまたありきたりだったし。実は町のボスでしたってか・・はぁ~とため息が出るな・・イーストウッドの中途半端な名作劇場はもう見んでいい。
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