「ストーリーより、世界観を楽しむファンタジー」蟲師 ringoさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーより、世界観を楽しむファンタジー
ストーリーは、一応、起承転結はありますが、大きなどんでん返しがあるわけでもなく、強いメッセージがあるわけでもないと思います。
たぶん、ストーリーより、世界観を楽しむファンタジーなのだと思います。
その割に、“蟲”って(映像化されたものを見ると特に)、「もののけ姫」の“もののけ”とちょっとイメージがダブって、必ずしもオリジナリティは感じませんでした。
100年前という時代設定もちょっと無理があるような気がしてしまいました。1907年は明治40年ですからね。ちょっと違和感。
俳優の演技はなかなかよかったと思いますが、オダギリジョーは、どうしても現代人に見えてしまいました。
蒼井優の笑顔は、蟲師としては屈託が無さ過ぎのような気がしました。
大森南朋はよかったと思います。
…と、これだけケチつけておきながら、全体としては、結構好きな雰囲気でした。
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