マルホランド・ドライブのレビュー・感想・評価
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すべての要素は盛り込まれている
リンチの言う通り、完成した映画以上に説得力のある言葉は存在しない。主体的に観るべきで、全編に要素が盛り込まれている。見た時に自分が感じたことをもっと信用すべき。そうすれば理解の扉は開く。
衝撃的
見終わって、理解できず、映画の解説を読んでしまいましだが、後悔… 解説など読まずにゆっくりと考えてみるとおもしろい映画だと思いました。深い。 2018年1月 立川シネマシティ劇場にて再鑑賞 久しぶりにみたので内容も解説もほぼ忘れており、謎深い。 今回は女性の美しさに見惚れた。
数回
一発じゃ理解できないってw なんとなーくは分かりますが、このシーンはどういうことなのか、この人物は何を示しているのかなど、初見じゃ理解不能。 解説サイト見て少し理解しましたが、もう一回みる必要がありますなw それでも非常に良くできた作品でした。
怖い…
とにかくこんな怖い映画はないんじゃないかな。 「怖い」と言うより「不吉」という方が正しいのか? 「難解」と言われるこの映画ですが 飽きさせない場面を個性的なキャラ達が綴ってゆくので 最後まで見るのは苦痛じゃないです。 私ももう何度観たことか…。 最初観た時、怖かったのは ”あの壁のむこうのやつ””ルイーズの言葉””あの死体” といったわかりやすい所だけれど 2度目3度目と見ていくうちに ”突然へんな合成で始まるジルバのシーン””老夫婦の笑顔””ノックの音” そして、そのうちあらゆるものがどんどん怖く見えてきちゃう。 これだけ繰り返していながら、まだまだこの映画を楽しめそうです。
わたしの頭はどうかしてる
全体を通した暗くて不気味な雰囲気の映画。2000年代の映画とは思えないほど陰鬱な演出、キューブリック映画に少し似てるかな。 簡単に言えば自分の理想と現実の違いからの逃避によって描かれる妄想の話。見ながらいろんな人が出てくるけどこれを最後にどうまとめるのかなーと。まあスッキリしたラストではなかったかな笑 また見る機会があったらWikipediaのヒントを頼りに見返してみたい。 にしてもナオミワッツ綺麗だなぁ今も綺麗なんだよなぁこの人。今作で同性愛者演じてその13年後にバードマンでもレズまがいのことやってたぁと笑 お相手役も綺麗な人でそういう意味では目に優しい映画だなと笑(こら)
村上春樹的
ある本で村上春樹とデヴィッドリンチの世界観には通づるところがあると読み、ここのところ村上春樹ばかり読んでいた私は気になってこの映画をみてみたのです。 結論。わからなくはない たしかに話がパッと見にはわかりにくいけどわからないなりにも面白いこととか、メタファーになるんだろうことがたくさんあることとか(実際にそれはメタファーとなる)、怖さグロさエロさでヴィヴィットな場面をつくってストーリーを滑らかにつなぐこととか。書いてみると通づるところ結構ありますね だからネットで誰かが書いた解説読んで、なるほど!とは思ったけど、解説読まなくても十分面白い わからない自分が悪い。わかろうとするよりストーリーの表面をさらうだけの方が直感が世界観を感じられる。そう思うのです あー、面白かった
リンチの最高傑作
まず最初に、人を選ぶ映画であります。 そもそも、リンチ映画ですから、趣味嗜好が偏った人を好むのは言うまでもないです。 ですが、難解な映画を見て自己陶酔している意識高い系クンにはなって欲しくありません(^_^;) 何回かこの映画を見て、意味をじっと見つめていると、腹に落ちる何かが生まれるはずです。 かく言う私は、最初はナオミワッツが大好きで見始めました(笑) リンチ映画の最高傑作!
ナオミ・ワッツかわいい
デビットリンチ作品の中では比較的わかりやすく、結末の意外性もあり1回目の鑑賞でも楽しめた。そしてナオミワッツの可愛さと才能が堪能できる。
悲しい
「正」と「光」の舞台。 女優としての才能に恵まれ、美しい恋人に愛され、おまけに、かつて自分を格下に扱った連中への、軽い仕返しまでやってのける。 同時に、罪悪感、恐怖感、世間の嘲笑なども無意識となって、チラホラ登場する。 主人公は、いたって普通の女だ。普通の人間にとって、ハリウッドの闇は残酷すぎる。 偶然や運命の力によって、物事がうまくいくことを夢想する気持ち、よくわかる。 精神が壊れてしまう前に、一体どうすれば良かったのか。 自分の結果を理解する思考が抜け落ちているところが悲しい。 「負」と「闇」の現実。その中で「知」を見出さなければ前進はないことを学んだ。
解説必要
解釈を観客に任せる系ど真ん中の映画でした。 と言うか、わけわからん。 前作ロスト・ハイウェイは町山智浩さんの解説を聞いたらスッキリ鳥肌が立ちました。 今作はネットで解説を読んで愕然としました。細かく隅々まで計算されていて驚きました。しかし これは絶対にわからんわー まあ、当分リンチ作品は遠慮しておこっかな。疲れた
『たらふく食べたのに、何食ったか覚えてない感じ。そして何故かまた空腹を感じる』ような映画
現実、夢、回想が多層的に展開されて何処に軸足を置くべきなのかわからなくなり、酔ってしまいそうな映画。 提示された諸々のピースから幾らでも解釈が可能で、環境や年齢が変われば解釈は変わりそう。 やっぱりディビッド•リンチはとんでもねぇ。 出演する女性が皆様フェティシズムを感じるのが最高。 そして老夫婦が狂気っぽく出てくるのは本当反則だよな。
久しぶりに見て、いろいろ気づかされました。
学生時代、10年も前に観て、なぞめいて何も結末のない話という印象を受けていた映画ですが、先日ロスに車で旅行して、市街をちょっと離れた夜道がまるでこの映画のように何もないのにビビッたことをきっかけに、もう一度観直しました。 アメリカって、どこか人工的で居心地の悪い、でもどこが悪いのかよくわからない、悪夢のような国だと思います。この映画の印象はまさにアメリカそのものです。 今回はよく話を噛み砕いて、解釈サイトを見て(お恥ずかしい話ですが誰かの解釈に頼ってしまいました)、初めてすべてがはっきりしました。ただの思わせぶりなナンセンスな映画だと思っていたのが、緻密な計算と構成にもとづくものだとわかりました。 どうやったらこんな面白い構成が思いつくんだと驚かされます。かめばかむほど味がでるという、するめのような映画だと思います。
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