「難解映画という噂」マルホランド・ドライブ まままさんの映画レビュー(感想・評価)
難解映画という噂
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を聞いていたものの、案外構造としてはシンプル
前半は、サスペンス調に進む
事件と事故に巻き込まれ記憶喪失になった女A
その子を助けようとする女優志望の女B
その他映画監督や殺し屋なども出てきて群像劇風に進んでいく
女Aの記憶を辿る形で真相に行き着き思い出す
女の死体を発見し、夢と現実が交錯したような演劇を鑑賞し、青の箱を開くシーンで決定的に夢と現実が入れ替わる
最終的には女の怨念と嫉妬が入り乱れた走馬灯のような話
実は有名女優に名声も好意も奪われて、殺し屋に依頼。過去に囚われながら自殺。その後の夢の話。
現実とは違う設定でキャラが割り振られている。
監督はしぶじぶ女優を採用するが、ほんとは自分のことを採用してくれそうだった。
演技はみんなに褒められる。
彼女との恋愛もうまくいく。
自分と同じような金髪のショートに変えて、一体化していく(これは女優への嫉妬の混じった憧れがあったことの示唆。彼女になりたいし、彼女が自分であって欲しい。そんな感じ)
ただ群像劇的な構造は彼女の一人称の物語からはしっくりこないけれど、、、
アンハサウェイのパッセンジャーズも似たような構造
死人が語るという意味ではサンセット大通り
信頼できない語り手による全くの虚構の話という意味ではユージュアルサスペクト
一体化していく2人の物語としてはファイトクラブ
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