劇場公開日 2024年12月6日

「“Xmas群像ラブコメ“の隠し味・・・」ラブ・アクチュアリー 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5“Xmas群像ラブコメ“の隠し味・・・

2024年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

2003年
リチャード・カーティス監督・脚本。
隠し味の、
一人目は落ちぶれたロックスター役のビル・ナイ。
私の中では紳士でイケオジでセクシーなビル・ナイが、
昔は大スターでドラックで失敗したロックスター役。
それが結構“セクシー番長的“な顔を見せます。
何回もテレビスタジオから、ストーリーに乱入してギター弾いて歌い、
狂言回しを演じている。

もう一人は、ローアン・アトキンソン。
妻以外の女性に高額なネックレスを買う社長(アラン・リックマン)の
プレゼントの包装をする店員役。
やたらと丁寧な包装でメチャ社長を苛つかせる。
ローアンは苛つかせる役をやったら天才的。
でもラストの空港カウンターで、モタモタチケット探しの合間に、
ちびっ子サムがアメリカへ引っ越す片思いの女の子に一目会うために、
空港に滑り込むのに成功するために欠かせない
影のキューピッド。

若き首相(ヒュー・グラント)と秘書との恋も、
作家の言葉の通じないんメイドの恋も素敵だけど、
悲しいエピソードも立派に恋の隠し味。

大好きな同僚への想いに、気後れするハイミスの女性(ローラ・リニー)
積極的になれないのには訳がある。
精神障害を抱えた弟への介護とサポート。
(人には色んな事情があるのですね)

そして首相の姉・カレン(エマ・トンプソン)の夫に蔑ろにされる哀しみ。
色目を使う秘書には高額なアクセサリーを用意して、
妻にはスカーフとジョニ・ミッチェルのCD。
カレンが寝室で一人涙する「青春の光と影」
(大好きな曲だけど、悲し過ぎる・・妻の愛と献身は報われない・・)

ラストの中学校のクリスマスコンサートに飛び入りした首相と秘書の
キスシーン。
空港での男の子の武勇伝。
全て素晴らしいけれど、光があるところ、影もまた存在する。
影があるから光が、ひきたつ。

青春の光と影を鮮やかに浮き彫りにした愛すべき映画です。

賑やかでhappyで素敵なXmasでしたね。

琥珀糖
ひなさんのコメント
2024年12月16日

琥珀糖さま
こちらにコメント失礼します。
もう一人の琥珀糖さんのレビューを、何作か読んできました。

私のレビューと呼べないようなレビューを、編集追記していくことにしました。
『ルックバック』を交通整理して、『夜明けのすべて』は頑張って書き上げました。

ひな
Mr.C.B.2さんのコメント
2024年12月13日

共感どうもです。
Myページの不調?でINFOに皆さんの共感・コメントが通知されません。レビューの下の共感で共感を知りました。ログインし直してもダメです。共感・コメント不承知でご迷惑お掛けしましたらすいません。

Mr.C.B.2
SAKURAIさんのコメント
2024年12月13日

こんにちは!

ここ数日インフォの通知が無く、夜中にまとまって通知されてるんですよね。私だけ?

SAKURAI