「夜空はキミへの滑走路」ラブ・アクチュアリー uzさんの映画レビュー(感想・評価)
夜空はキミへの滑走路
もっと老若男女向けと思ったら、結構お下品なのね。笑
外国人の顔を判別するのが苦手な自分としては、登場人物の多さに苦戦しながらの鑑賞。
話が切り替わるたび、このキャラはどういう話だっけ、と一瞬迷う。
それでも中々に楽しく見られたのだけど、こんなに必要だったかは少し疑問。
一番好きなのはサムの小さな恋の物語で、空港を疾走するシーンは定番ながら応援せずにいられない。
キスが返ってきた時はハイタッチしたくなった。
次点はジェイミーとオーレリアのいーあるふぁんくらぶ。
年齢の割に青すぎるが、最後に妹と父親にもキスされるのはギャグとしても家族になるという意味でも素敵。
三番目は横恋慕のマークで、フラれっぷりがいい奴過ぎて彼の幸せを祈ってしまう。
ただ、文化の違いかもだけどジュリエットがキスをしてしまったことで、今後の3人の関係が不安に…
公務に私情持ち込みまくりの首相はオチも好きだったが、ナタリーをイマイチ好きになれず。
護衛が良い声で歌い出したのは笑いましたが。
気になる点の筆頭としては、ハリーの浮気関連はあれで終わりでよいのかということ。
また、サラが可愛らしかっただけに無かったことのようになる結末は残念。
色んな形を見せたい意向は理解するけど、ロックスターの話も何故1位になれたか含めて消化不良。
濡れ場の2人も余計かなぁ。
コリンの渡米は明らかに不要で、絶対騙されてると思ってたのにうまくいってるのも意味不明。
あそこまで軽薄な“愛”まで混ぜる理由が分からなかった。
登場人物の多さから話の薄さは致し方ないし、その割に好きなエピソードも多い。
もう少し贅肉を削ぎ落とせてたらより良かった。
盛り上げどこではとりあえずキスさせとけってのも、あんだけ重なると露骨でしたし。