「あのロード・オブ・ザ・リングを映画館で!しかもIMAXで観られる幸せよ!!」ロード・オブ・ザ・リング スクラさんの映画レビュー(感想・評価)
あのロード・オブ・ザ・リングを映画館で!しかもIMAXで観られる幸せよ!!
初めて観たときのことを思い出したり、ホビットシリーズを観たゆえの気持ちとか書いてたら、感想ってより、単にオタクの推し語りみたいな文章になっちゃった(笑
公開された当時ってまだ10歳にもなっていなかったし、映画館で観るような環境が近くに無かったから、VHSを借りて(当時は長すぎて、VHS2本で1作分だったw)、家のブラウン管テレビで観たんだよね。
それをさ、グラシネのIMAXシアター、IMAX観るなら最高峰の設備で約3時間、どっぷりと中つ国の雰囲気に包まれて鑑賞できる日が来るなんて…
冒頭、ホビット庄でのガンダルフの懐かしむような表情、ビルボ・バギンズとの会話には、しっかりと昔の冒険を懐かしむ二人の様子が表れていて、ホビットシリーズを観た今となっては、
「あぁ、あのことを思い出しているんだな」って思うんだけど、
映画制作当時は原作にはあったとしても、映像としてはできていなかったわけで、キャラクターの過去を落とし込んだ上での演技が本当に素晴らしい…!
リンドンでのお偉いさんたちの会議でアラゴルンがおちょくられたときに真っ先に声を上げたのが、レゴラスなのもいいよね。
ホビットシリーズではザ・気高きエルフ!だったのに…成長したなぁ…ホロリ
子どもの頃は何にも感じてなかったけど、アラゴルン、めっちゃ大人の恋愛してるリア充じゃん!
シーン1つ1つが繊細で綺麗で尊い…
よくある旅の中で愛が形成されました!ではなく、既に結ばれたカップルとして丁寧に描かれているの素敵だな。
最後に旅のメンバーが離散してしまうところ、最初に観たときは「え?なんでバラバラになっちゃうの?てか、ボロミア裏切って酷い」ぐらいの拙い感情だけだったけど、
今回観たら、民を救いたいボロミアの葛藤が痛いほど伝わってくるし、抗いようのない指輪の魔力を前に1人1人の意志など儚くて、危ういものだってのも分かった。
だからこそ、フロドは独りで使命を果たそうと離れていくことを決意したんだね。
様々な冒険もの観てきて、ようやく登場人物の心情に自分なりの答えを見つけられるようになったよ…
何にも邪魔されない空間・IMAXの音響に包まれながら鑑賞できたからこそ、
色々発見ができたなぁ、としんみり感じている。