「【グロテスクなゾンビより、自分の利益しか考えていない”タワー”に住むデニス・ホッパー演じるリッチな男が恐ろしかったホラー映画。】」ランド・オブ・ザ・デッド NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【グロテスクなゾンビより、自分の利益しか考えていない”タワー”に住むデニス・ホッパー演じるリッチな男が恐ろしかったホラー映画。】
■死者が蘇り、ゾンビとなった彼らは生ける者の肉を食らい、襲われた人間もまたゾンビとなっていった。
ゾンビの来ない二つの川に挟まれた土地に建つ超高層ビルで安泰な暮らしを送る富裕層カウフマン達に生活物資を届ける傭兵・チョロ(ジョン・レグイザモ)は、ついに街を牛耳るカウフマンに反逆する。
◆感想
・今作は、ジョージ・A・ロメロ監督が「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」から300数年後に公開した作品だそうである。
年数を聞いても、何だか凄いなあ。
・今作はゾンビ映画ではあるが、劇の7割くらいが人間の姿を描いている。裕福なカウフマンや、彼ら富裕層に対抗しているライリー(サイモン・ベイカー)やチョロなど、生々しい人間の姿や彼らの関係性がメインになっている。
<故に、今作はゾンビが脇役であり、愚かしき人間や、新しい街を作ろうとする人間達の姿がメインに描かれているホラー映画なのである。
結構、珍しいタイプじゃないかな。じゃーね。>
コメントする