「踊れない『リトル・ダンサー』はこう言った人生が待っている。」ケス マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
踊れない『リトル・ダンサー』はこう言った人生が待っている。
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『アルジャーノンに花束を』を読んでいた事と設定が『リトル・ダンサー』に似ているので、この映画が初見には思えなかった。ちょうど『小さな恋のメロディ』を見に行って、イギリスが『揺り籠から墓場まで』でない国だと気付き始めた頃の映画だ。
ところで、この映画の教師、かなりの暴君だが、僕の時代、こう言う教師は、日本にも沢山いた。
理由は色々あると思うが、戦勝国若しくは敗戦国であっても、中堅教師を30歳から35歳で計算すると、彼等や彼女達は戦争を経験している。つまり、教師が、まともな教育を受けていない。また、日本の教師は全く価値観が逆転をする。現在の日本人であっても付和雷同が多い。その国民性のDNAは、自由と民主主義しか知らない子供達を教える事なんか出来る訳がない。そして、この映画での英国人は戦勝国なので、さらにプライドが高い教師が多いと思う。但し、僕にはイギリス人の血の繋がった親戚がいないので、確信はない。
しかし、見事に何一つ救いのない映画だった。
もう一度言うが、高校までまともな教師は二人しかいなかった。勿論、僕の場合である。
そう言えば、リトル・ダンサーもビリーじゃなかったか?
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きりんさんのコメント
2023年9月13日
「ものすごくうるさくてー」と「リトル・ダンサー」のコメント欄から参りました。
「ケス」チェックしました観るようにします。
確かにまともな先生って、いなかったですよね。