「救いのない少年の姿にケン・ローチらしい社会の矛盾への強い怒りを感じる」ケス tricoさんの映画レビュー(感想・評価)
救いのない少年の姿にケン・ローチらしい社会の矛盾への強い怒りを感じる
映画
『ケス』
の感想をブログに上げました。
『巨匠を観る』企画、9作目(全27作)の映画です。
監督:ケン・ローチ
制作年:1969年
制作国:イギリス
【あらすじ】
イギリスの炭鉱町で暮らす少年(中学生?)ビリー。
家は貧しく、体も小さく身なりも汚い。
学校でも教師から疎まれる日々を送る中で、森の中でハヤブサのヒナと出会い育て始める。
ハヤブサと少年の交流を描きながら、大人へと成長していく少年の鬱屈した思いを描く。
【感想】
この当時のイギリスの労働者層の現実も描きながら、救いのない少年の姿にケン・ローチらしい社会の矛盾への強い怒りを感じる作品でした。
個人的に映画の中でケン・ローチの声を代弁する声が少年だとなかなか感情移入し辛く、他の作品ほど入れ込めなかったというのが少し残念でした。
※※※※※
ブログの方では、ネタバレありで個人感想の詳細とネット上での評判等を纏めています。
興味を持って頂けたら、プロフィールから見て頂けると嬉しいです。
※※※※※
コメントする