キング・コングのレビュー・感想・評価
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刷り込みなのかもしれませんが。
白黒のを子供の頃に鑑賞し、その強烈な作品を懐かしく思いつつ、本作を鑑賞しましたが。白黒でも前の方が面白かったな…と思ってしまいました。それなりには楽しめましたが。
作り込まれたCGと人間の愚かさ
◯作り込まれた美術効果・CG
当時の最新のCGがふんだんに
活用されており、コングや恐竜の
描写など、今見ても違和感がなく、
映像に引き込まれる。
◯コングと美女の絆
コングがヒロインにのみ心を開く。
喜劇の演技を通じて仲良くなり、
恐竜から命を助けたことで、
絆が生まれるようになる。
◯人間の愚かさを描く
カールや捕獲されたコングを
見物しにくる観客など、人間の
思い上がりや、それによって生じる
悲劇を皮肉たっぷりに描写。
◯髑髏島の壮絶サバイバル
霧と岩に囲まれた島。
生贄の風習がある危険な先住民。
恐竜が生存しているなど、
スリルと危険が溢れる島を冒険。
◯ニューヨークでの怪獣パニック
捕獲されたコングが脱走し、
ニューヨークで暴れ回る。
高層ビルの頂上に登り、戦闘機と交戦。
◯悲劇的なラストシーン
当然ニューヨークで生き残れることは
できず、悲劇的なラストを迎える。
◯巨大な野獣コング
7.5mというリアルな体長。
邪魔する人間は容赦なく殺す。
巻き添えもお構い無し。
◯コングVSティラノサウルス
コングとティラノサウルス(複数体)の
対決が見られる。
(正式名称バスタトサウルス・レックス)
ヒロインを庇いながらも勝利。
◯狂気の映画監督カール
映画を完成させるためなら、
強引な手段を厭わない。
逮捕状が出て後に引けなくなり、
死者を出しながら強引に撮影を続行。
映画制作が頓挫した後も、コングの
捕獲を提案する執念。
△テンポが悪い
監督のやりたいことがこれでもかと
詰め込まれており、上映時間は
3時間に迫る。ほとんどが髑髏島での
サバイバルアクションに時間が
使われており、一つ一つの戦闘も
たっぷり時間をかけられているため、
人によってはくどく感じる。
もう少しやりたいことを厳選すれば
見やすかったような気がする。
△人間ドラマが薄い。
サバイバルアクションに大量の時間が
使われているせいで登場人物間の
関係も十分に病者されておらず、
アンとドリスコルの恋愛も
取ってつけた要素のように感じる。
×虫グロ
血飛沫や人体損傷の描写は控えめだが、
大量の巨大昆虫と戦うシーンがあり、
苦手な人はほんとにダメだと思う。
気持ち悪い。
初恋。種属を越えた純愛物語・・・
CGがスゴい! 確かに合成だって、ちょっと見えてしまう場面もないことはないが、そんなの気にならない程、魅入っちゃいます。 特に、恐竜3頭とのアン争奪戦が鳥肌たつほど大好きです。スピード感に溢れ、ドキドキハラハラの連続。その中で、アンがコングに心を寄せていく、素晴らしい名場面だと思います。 クライマックス、お馴染みのエンパイア・ステート・ビルのシーンも良かったですね。 迫力は勿論なんですが、オヤジは目頭熱くなりました。 不器用な男の哀愁と言いましょうか、叶わぬ想いの悲哀さと言いましょうか。とにかく、切なかったです。 とは言え、なにしろ長い。 キングコングが出てくるまでに、1時間近くかかってるけど、そんなに必要? 面白い映画って、「えっ、もう終わり」って感じであまり長さを感じないんだけど・・・ この作品、面白かったけど、やたら長く感じちゃいました。実際よりも体感の方が長いような感じでした。
美女が野獣を死なせたんだ‼️
この作品はオリジナルに匹敵する傑作であること以外にも、数多くの称号が与えられていい作品だと思います‼️幼い頃に見たオリジナルに夢中になったピーター・ジャクソン監督が「ロード・オブ・ザ・リング」三部作で映画史に名を残した後、「キング・コング」を最先端の映像技術を使って忠実に映像化しています‼️この作品は大きく分けて3つの章に分けることが出来ます‼️一章はヒロインのアンのどん底の生活描写から、映画監督のデナムに出会い船に乗船、クルーたちと共にスカルアイランドに上陸するまで‼️二章はスカルアイランドでのコングにさらわれたアンと、ジャックを始めとする捜索隊の一大アドベンチャー‼️三章はニューヨークを舞台にコングが大暴れするシークエンス‼️まず一章は、女優を夢見るアンやヒット作を作りたいデナムの焦燥、脚本家ジャックを始めとするスタッフや船のクルーたちとの交流が丁寧に描かれます‼️完璧に再現された1930年代アメリカの街並みや風俗‼️夕焼けをバックに船上でリハーサルをするアン、それを見つめるジャックという美しすぎるシーン‼️スカルアイランドの絶壁に船が乗り上げるスペクタクル描写‼️二章はスカルアイランドを舞台にした「ジュラシック・パーク」6作が束になっても敵わない恐竜&コングの一大活劇‼️食人族も真っ青の原住民たち(トレ・コング!)、ブロントサウルスの大暴走、クルーたちに襲いかかるラプトルのようなベナートサウルス、沼をイカダで渡るクルーたちに襲いかかるピラニアドン、何とかコングから逃げ出そうと四苦八苦するアン、そんなアンに襲いかかるバスタトサウルスレックスとコングの凄まじい闘い、断崖からコングとレックスとアンがつる伝いに転落しながらのアクションがCGとはいえハラハラドキドキの連続(最後はオリジナル同様、コングに口を引き裂かれる)、谷底の巨大昆虫や巨大ミミズ、本物の活劇ヒーロー並みにロープにつかまりながらマシンガンを乱射する映画スター・バクスター、夕焼けをバックにしたコングとアンの心の交流、巨大コウモリであるテラプスモルダックスをパラグライダーのようにして脱出するアンとジャック、コングをクロロフォルムで眠らせようと狙うデナム始めクルーたちのスローモーション映像、そしてデナムのセリフ「コング‼️世界第8の不思議‼️」三章はニューヨークへ連れてこられたコングの悲劇‼️コングへの想いを胸にアンが踊る「バイ・バイ・ブラックバード」、街や車、電車を破壊しながらアンを追い求めるコングの大暴れ、美しくて切なすぎるアンとコングの再会、氷の張った池上のスケートを楽しむアンとコング、エンパイアステートビルから見る美しい朝焼け、エンパイアステートビルの頂上でのコングと複葉機の戦闘シーン、両手で胸を叩くお馴染みのポーズと雄叫び、ナウシカばりに両手を広げて「撃たないで」と叫ぶアン、力尽きて転落するコング、このキング・コングを象徴するデナムのセリフ「美女が野獣を死なせたんだ」‼️もうホントこの作品は見せ場と名場面が満載すぎて沸き躍る血肉もたくさん、流す涙も枯れ果ててしまう名作です‼️ゴラムことアンディ・サーキスがモーションキャプチャーで体現したコングの演技が素晴らしく、アンを求めて激昂したり、アンが心配みたいな表情、恋敵であるジャックを嫉妬まじりににらみつけたり、アンとじゃれ合うときの楽しそうな表情、銃で撃たれてぐったりする表情など、人間の役者よりもはるかに役者で、オスカーに値する資格十分‼️人間以外に我々が感情移入できる生物はキング・コングくらいでしょう‼️とは言え人間の役者陣もアン、ジャック、デナムはオリジナルとは比べ物にならないほどキャラクターが掘り下げられており、また脇に至るキャラ達もみーんな魅力的‼️この作品はモンスター映画でありながら、アクション・アドベンチャーであり、ホラー・パニック映画であり、アンを守るコングを描いたスーパーヒーロー映画、そして究極の「美女と野獣」映画なのです‼️ホント、ピーター・ジャクソン監督の「キング・コング」という世界への愛が全編に溢れている‼️私も負けずに一生愛し続けるぞー‼️
コングさんに感情移入
劇場公開時鑑賞。オリジナルも最近のも観てないが。 完全にラブストーリー。 愛を知り愛を求めるコングさん…。ピー(ター・ジャクソン)ちゃんが自己投影されているのかな、と思ったが、この頃激痩せして男前になってたし、違うかな。
文句なしの娯楽作品
2004年。監督ピーター・ジャクソン。 …………………出演は、ナオミ・ワッッツ、エイドリアン・ブロディ、 ………………………………ジャック・ブラック。 人間の女性とキング・コングに芽生える愛を縦糸に、 髑髏島で生息していたキングコングと猛獣たちの眠りを覚ましてしまう 人間のエゴが描かれます。 しかし堂々のアクション・アドベンチャー作品。 キングコングどころか、恐竜やグロテスクな生き物がてんこ盛りで、 文句なしに楽しめました。 髑髏島・・・と聞くだけで、興奮します。 なぜなら2017年作の『キングコング:髑髏島の巨神』がまた、 とても面白かったから。 でも本作は、《空前のスケール》と紹介されている通り、 大満足と興奮の188分。 全く長いとは思いませんでした。 それにしてもナオミ・ワッツがキングコングを見つめる眼差し。 「美しい・・・美しい・・・」 ウットリと慈しみと愛を込めて、つぶやきますが(やや、疑問?) 映画監督カール(ジャック・ブラック)の野望により、島で生け捕りされ 見せ物にされたキングコングは、劇場で鎖を切り、ニューヨーク市街で、 大暴れをします。 髑髏島で愛に目覚めたコングは、愛するアン(ナオミ・ワッツ)を求めているのです。 コングのモーション・キャプチャーは今では第一人者のアンディ・サーキス。 コングの愛と哀しみを、そのつぶらな瞳の中に表現しています。 人間の女性と猛獣の異種間恋愛が、違和感なく涙を誘うのは、 人間界では生きられないコングの宿命に共感するからでしょうか……。 エンパイア・ステイトビルのテッペンに昇り、鬨の声を上げ、胸を叩く キングコングのポーズ。 けれども周囲の空には多くのコングを狙う飛行機からの銃弾。 俯瞰からの高層ビル郡の美しい光景が悲しく映りました。
リメイクは越えられない
悪くないです。なかなか面白いです。 ただしリメイクはオリジナルが凄いから再作するのであって、オリジナルを知ってる者にとってはどんなに素晴らしい出来栄えであっても、所詮リメイクでしょ、まあ見てあげるけど、ってのが基本的な態度です。 難をいえば、島の戦いが長すぎて少し飽きます。更に、CGが案外雑です。アメリカのCGってこの程度?というのが正直な印象。 そこそこ娯楽作としては良いですが、普通に面白い程度です。とにかくオリジナルが凄すぎるからね。
想像以上に悲惨な出来栄えだった。 映像のリアルさとか、迫力などを強...
想像以上に悲惨な出来栄えだった。 映像のリアルさとか、迫力などを強調して見せたいのだろうが、リアルさにこだわればこだわるほど、細部のウソが強調されて目立ってしまう。 肝心なのは美女と野獣が心を通わせ、摩天楼のてっぺんで叶わない恋心を打ち砕かれるクライマックスの悲しさ。そのおとぎ話をどれだけシンプルに成立できるかだけなのに、なぜこんなに大仰な長ったらしいお話になってしまうのか。 もう15年も昔の作品だと思えば納得も行く。それほどの年月に、当時最新鋭の技術の粋を集めた映像すら、細部のアラが目立つ。映像の進化は目覚ましい。どれほどの巨費がこの映画につぎ込まれたか知らないが、聞くところによれば、ピーター・ジャクソン監督は私財をなげうってまで、この映画の完成に心血を注いだという触れ込みだった。しかし映像や音響の評価はともかく、興行的にも作品の評価は芳しくなかったと記憶している。監督もしばらく立ち直れないダメージを被ったのではなかろうか。 どこら辺がウソっぽく見えたか、書き留めておく。 ・嵐の中大波に揺られる調査船の映像。ほとんどCGで作られた映像なのだろうと思われる。ありえないアングルから俯瞰される映像は色味や波しぶき、船の挙動に至るまでいちいちウソくさい。 ・コングの色。これほど大きな動物であれば、周囲の光源や気象、色調の影響を大きく受けると思われるのに、全編にわたってほとんど同じ色味で登場する。彼によって破壊される建物や乗り物、木や水の動きも重量感に乏しい。 ・女優の演技は素晴らしいと思う。しかし、雪が積もるほどの都会で、裸に近いドレス姿で連れまわされれば、まず何よりも寒さに耐えることが前面に表現されるべきだろう。当然、温暖な気候で育ったであろうコングも、寒さから逃れることが最優先の行動基準になるはずだ。それなのに凍結した湖面で、まるでスケートを楽しむかのようなコミカルな映像がインサートされたり、現実離れも甚だしい。 ・おそらくオリジナルの『キングコング』に忠実に作られたのだとは思うが、もちろんちゃんと見たことは無い。ほとんどの人がそうではなかろうか?リスペクトは大切だが、原作の改編も、必要に応じてやるべきだろう。具体的には、複葉機から銃弾を撃ち込まれて、高層ビルから転落するクライマックスだ。生き物が生存本能に則って行動したら、絶対にビルに登って戦闘機と闘う結論にはならないだろう。美女を守るためにやむを得ず登るとかだったらギリであり得るかもしれないが、出来るだけ生き残る確率が高い行動をとるはず。つまり、逃げるのが自然だ。美女が、劣勢のコングを守ろうとして高い梯子を必死で登る行動も不自然だ。あれだけの長梯子を、女性の細腕で一気に登り切ることはまず不可能。鍛え上げられたアスリートでもどうかと思う。 当時、あのピーター・ジャクソンがこだわりぬいた映像美は必見!みたいな売り文句だったと思うが、残念ながら一つも興を惹かなかった。不評かどうか見た人の感想にも興味が無かった。まず「いまどきキングコングかよ…」みたいな先入観が強かった。オリジナルが公開された当時は、本物の象すら見たことが無い人だってたくさんいたことだろう。映画で知的好奇心を満たす行動原理は今と変わらないにしても、巨大なサルが都会で美女をさらって大暴れする映像を、誰が見たいと思うだろうか。 2020.10.7
本作は「シン・キングコング」なのです!
2005年のリメイク こんな見事なリメイクは観たことはありません! 監督は9歳の時に、1933年のオリジナル版をテレビで観て、摩天楼から転落してコングが死ぬシーンに泣いたそうです キングコングのリメイクを撮るために映画の道に進んだといいます 監督の1933 年のオリジナル版への限りない愛情と尊敬を隅々にまで感じます そこからうまれる作品の本質への理解の深さは驚嘆するほどです 監督のこの作品に取り組む姿勢には本当に感服させられました そしてこの作品に深く感動しました 骸骨島に着くまでの物語には監督の作品への愛情の深さが刻まれています カールは、監督自身が投影されています 本作を撮る為の熱情と苦労を説明しているのはもちろんです それはキングコングを観たいという世界中のオタクの投影でもあります さらに少年船員ジミーは、オリジナル版を観て泣いた少年時代の監督が投影されているのです そして本作を観る私たち観客の少年少女時代のみずみずしい感情の投影なのです ヒロインをボードビリアンに設定したことも大変に活きています それらがオリジナル版のストーリーに基本合わせて構成されている見事さ! 端折らずに大事に丁寧に撮られています そしてキングコングの物語の本質は「美女と野獣」であると見抜いた深い理解には感激しました 終盤のセントラルパークの凍結した池の上で、ヒロインを握ったままくるくると滑り回るシーン あれは「美女と野獣」の二人だけの舞踏会のシーンだったのです コングの骸骨島でのアクション 怪獣特撮の最高峰です! 前景の俳優、中景のコングや恐竜、背景の熱帯樹木 これらが複雑に動き、しかも前景、中景、背景が目まぐるしく入れ変わる しかも明るい明瞭な映像なのです ブラキオサウルスの群れの大暴走 三頭のティラノサウルスとコングの闘い 巨大ムカデや巨大ヒルの襲撃 クライマックスのコングと複葉戦闘機との闘い どれもこれも最高です! 複葉戦闘機の編隊の動きは、飛行機好きの円谷英二がもし見たなら嫉妬したはずのものです コングがみせる顔の複雑な表情の演技 悲しみをたたえた目の色には、9歳の時の監督と同じように涙がこぼれました 米国の円谷英二にも相当するレイ・ハリーハウンゼン その彼が目指していた特撮映像の究極が本作にあります! ハウンゼンが数十年前に手作業でコツコツと撮影していたことを、現代の技術がそれを革新して推し進めた正常進化した姿なのです ハリーハウンゼンは2013年に92歳で他界しています 本作公開時には84歳で存命中でしたから、元気であったなら本作を絶対に観たはずです 彼がどのように本作を評価したのでしょうか? 浅学にしてそれは知りません ハリーハウンゼンにとってキングコングは師匠の作品であるだけなく、聖典のようなものだったようです 自分如きがリメイクするなんておこがましい 手直しが出来るものが何もない完全な作品と思っていたようです 「立ち入ってはいけない領域のもの」と語ったそうです それでも自分の孫のような世代が、撮ったリメイクにはきっと満足したと思います もうこれで後継者の憂いなく死ねると思ったことだと思います ピーター・ジャクソン監督は1961年生まれ つまり庵野秀明監督とは1歳違い 日本でいうならオタク第一世代です レイ・ハリーハウゼンの作品、テレビのサンダーバードなどを観て育ったといいますから、オタクの素養が猛烈にあったということです 円谷特撮で育ったのが庵野秀明監督なら、 ピーター・ジャクソンはレイ・ハリーハウゼン特撮で育ったのです そして、その二人とも映像の作り手側になりました 彼らの目的は子供の頃に見たオタクの原点を自らの手で再生産することだったと思います 脳内で補完した、本当はこうであろうと思った映像、ストーリーを、現代の最高の特撮技術で撮り直したい その熱情が日本とニュージーランドのオタク第一世代を突き動かしたのです つまり本作は「シン・キングコング」なのです! 本作のエンドロールの背景は普通の黒一色ではありません 上半分が黒、下半分が金色でグラデーションしています 延々と続くエンドロールが進むにしたがって、徐々に上半分の黒色が下に下がってきます 金色は、あの骸骨島の絶壁の岩棚にすわってコングが眺めた夕焼けの様に輝いています あの時の次第に眠くなりまぶたがおちそうな幸せなコングのまどろみを表現しているのでしょうか? 終盤のエンパイヤステートビルの最上部でコングが眺めた朝焼けの輝きのようにも見えます 最上部から転落したコングの死にゆく意識を表現しているのでしょうか? いやもしかしたら金色は夕焼けでも朝焼けでもなく、ヒロインのアン・ダロウの輝く美しさだったのかも知れません そのコングの消えゆく最期の記憶だったのかも知れません しかし最後になっても真っ暗にはならないのです エンドロールの最後に献辞があります オリジナル版の製作陣への、後世のフォロワーからの感謝の言葉です キングコングは終わっていないのです リメイクされたキングコングはこれからもシリーズとなってフォロワーが撮り続けて行くのです このエンドロールの意味は、そうなるべきだという宣言だつたのです 蛇足 「モスラ」がキングコングの翻案だというのは、感じていました しかし、インファント島の小美人の姉妹がなぜ登場するのか? 本作を観て分かった気がしました キングコングからみると、ヒロインはこびとに見えるのです その大きさの対比はモスラの小美人と同じくらいだったのです
リメイクものの金字塔
05年版は初代コングにほぼ忠実、というよりテーマをより掘り下げて濃厚、緻密にリメイクしています。概ねストーリーは知っていて3時間を超える長さですが退屈さを感じさせない脚本・演出は秀逸、まさにこれぞエンターテインメント、リメイク映画の金字塔でしょう。
何よりCG技術の進歩は隔世の感、ジュラシックパークと比べてもひけをとらない骸骨島のクリーチャー達は質、量ともに圧巻です。
ニューヨークでのコングとヒロインの再会もまるで本物の恋愛ドラマ、セントラルパークの氷の上ではしゃぐ様子はなんとロマンティックなことでしょう、初代に足りなかったハートフルな解釈ですね。
手抜き一切なし、ピーター・ジャクソン監督の渾身のコング愛が溢れる力作でした。
Torre Kong. 特盛❗ピーター・ジャクソン版「キング・コング」
「ホントだったら今週『ゴジラvsコング』公開だったのになぁ」記念。
いやー、ピーター・ジャクソン監督のコング愛が溢れてる作品でしたね。肉付けっぷりが半端ないです。オリジナルより各キャラクターが肉付けしてあるのでキングコングが出てくるまでも70分❗オリジナルは全部で100分だったのにどんだけ肉付けしてるんですか‼️そして誰でもコング側に肩入れしたくなる作り。妙にスローモーションが多いのは「ロード・オブ・ザ・リングス」の名残りでしょうか?監督の中で当時スローモーションがブームだったとか?
ストーリーラインはオリジナルに忠実なのですがCG世代なので物凄くアップグレードしてあります。観やすくて迫力ありました。当時のNYの街並みの再現率が素晴らしい。ティラノサウルス?との戦闘シーンはアンも巻き込んでメチャメチャ良くできてましたね。口裂きしてる途中で抵抗されて1発パンチ入れる所とか実際にゴリラやりそうです。
コングが最近のレジェンダリー版よりゴリラゴリラしています🦍でも、この動きアンディ・サーキスなんですよね。コック役もやってるし八面六臂の活躍だ‼️あ、でも変な虫に食われた・・・。
ナオミ・ワッツ、エイドリアン・ブロディ、ジャック・ブラックと有名処と一緒にカイル・チャンドラーも出てますね。レジェンダリーゴジラにも出ていたので、もしかして「ゴジラvsコング」ではコングと再共演になるのでは?
オリジナル版ではアンとコングの心の交流みたいなのってあまりなかったんですよね。ほぼコングの片思いで追っかけてたみたいな。だから最後の「美女に野獣が殺されたんだ」ってセリフも説得力があったんですけど。今回みたいに交流しちゃってると同じセリフでもちょっと違って聴こえてきます。ピージャク監督の癖で長いのが玉に瑕ですが、総じて良くできているリメイクだったのではないでしょうか?
ナオミ・ワッツ、100回は死んでる(笑) コングが出てくるまでが長...
ナオミ・ワッツ、100回は死んでる(笑) コングが出てくるまでが長い長い。 髑髏島、彼女に襲い来る数々の危機。もう次から次で笑えてくる。コングは彼女に惚れたってことね。 ニューヨーク、最後はやっぱりエンパイア。あんなとこ登れる女は絶対にいない(笑)人間彼氏はほぼ空気。 しかし、スケール感は半端なかった。退屈しなかった。ナオミ・ワッツ、綺麗でした。 BS日テレ字幕版鑑賞。ほんとはもっと長いようだ。
これはロマンティックムービー
夕焼けの景色が好きなロマンティックなキングコング。暴れまくる怪獣映画が好きな人には物足りないかもしれませんが僕はこの愛すべきキャラクターが好きです。 自分の命を懸けて愛する人を守るキングコング、かわいそうな結末でした(泣)。 迫力ある映像とキュートなナオミ・ワッツもみどころです。
ウェタ!
「ロード・オブ・ザ・リング」を制作する為にピーター・ジャクソンが母国ニュージーランドで立ち上げたCG制作会社が"ウェタ"である。 社名の由来は、ニュージーランド語で"便所コオロギ"を意味するウェタで有り、醜い神という意味も有るらしい、流石の命名センスである! …で、本作中盤の見せ場"巨大昆虫大乱闘"のシーン、これは ウェタで大量の巨大便所コオロギ作りましたよ~ というセルフパロディなのだ!
チャーミングなナオミワッツ
ナオミワッツ扮する女優アンダロウは、劇場が閉鎖され困っていた。そんな折、ジャックブラック扮する映画監督のカールは、未知の島へ撮影に行きたいと言い始めた。しかし、あてにしていた女優がダメになり女優を探す事になりたまたま映画館で見初めたアンに声をかけ、映画の構想を語った。アンはシンガポールで撮影と聞いて船に乗り込んだ。ところが向かう島はスカル島。そこには信じられないほど巨大な生物がいた。果たしてアンの運命や如何に? 人間の果てしない欲望も如何なものかな。ナオミワッツがとても魅力的でいいね。
ピーター・ジャクソン監督は1933年版の「キングコング」を見て映画監督になろうと思ったらしい。 製作費は248億で『スパイダーマン3』が塗り替えるまでは映画史上最高額だった。
NHK-BSで映画「キング・コング」を見た。 2005年製作/188分/アメリカ 原題:King Kong 劇場公開日 2005年12月17日 ナオミ・エレン・ワッツ37才 エイドリアン・ブロディ32才 ジャック・ブラック36才 ピーター・ジャクソン監督44才 キング・コングを演じるアンディ・サーキスは41才 「ロードオブザリング」で有名なピーター・ジャクソン監督は1933年版の「キングコング」を見て映画監督になろうと思ったらしい。 製作費は248億で『スパイダーマン3』が塗り替えるまでは映画史上最高額だった。 主演はナオミ・ワッツとエイドリアン・ブロディ 美女とイケメンだと思う。 前半はドクロ島でナオミ・ワッツがコングにさらわれ、 彼女を取り戻すまで、 後半は捕らわれたコングがニューヨークで見世物になり、 そこから逃げ出し、悲しい最期を迎えるまでを描く。 ドクロ島では巨大生物や恐竜たちが見もので、 ニューヨークではコングと米軍の複葉機との戦いが見ものとなる。 満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
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