「究極のチャンバラ映画?!をタランティーノが作ってくれた」キル・ビル Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
究極のチャンバラ映画?!をタランティーノが作ってくれた
クエンティン・タランティーノ 脚本・監督による2003年製作(113分/R15+)のアメリカ映画。原題または英題:Kill Bill: Vol. 1、配給:ギャガ・コミュニケーションズ、劇場公開日:2003年10月25日。
アクション映画の究極として、日本のチャンバラ映画の魅力を、ハリウッドの資金と技術で最大限知らしめてくれたタランティーノに大拍手。主演のユマ・サーマン、日本刀でバッタバッタと敵を、次から次と斬り倒し、実に壮観。
自分的にはそれ程では無いが「バトル・ロワイアル」(2000)で監督に認められた栗山千明が、思ってた以上に重要で強いセーラ服姿の適役で出演して驚かされた。剣術指導も行ったらしい千葉真一が名刀を作成し、それで主人公が敵を斬るという展開も嬉しい限り。
劇中アニメーションはプロダクションIG(代表作「攻殻機動隊」)が担当(キャラクターデザインは田島昭宇)とかで、美術監督も種田陽平(清須会議)で、日本人の才能を使ってくれたのは、嬉しい。
監督クエンティン・タランティーノ、製作ローレンス・ベンダー、製作総指揮ボブ・ワインスタイン 、ハーベイ・ワインスタイン 、エリカ・スタインバーグ、 E・ベネット・ウォルシュ、脚本クエンティン・タランティーノ、撮影ロバート・リチャードソン、美術種田陽平 、デビッド・ワスコ、編集サリー・メンケ、音楽RZA ラーズ・ウルリッヒ、アニメーションプロダクションI.G、アニメーション監督中澤一登、武術指導ユエン・ウーピン、剣術指導 : 千葉真一。
出演
ユマ・サーマン、ルーシー・リュー、ビビカ・A・フォックス、マイケル・マドセン、ダリル・ハンナ、デビッド・キャラダイン、千葉真一、ジュリー・ドレフュス、栗山千明、ゴードン・リュウ、マイケル・パークス、麿赤兒、國村隼、北村一輝。