インビジブル(2000)のレビュー・感想・評価
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「ついに透明の体を手に入れたぞ!よしノゾキだ!」
ハリウッドのお下品担当ポール・バーホーベン監督作品。
主演は『フットルース』や『トレマーズ』のケビン・ベーコン。
【ストーリー】
天才科学者セバスチャン(ケビン・ベーコン)は、遺伝子操作で生体の透明化に成功する。
その成果を研究パトロンの政府には報告せず、セバスチャンはみずから実験体となって得た透明の体を使って、数々の犯罪をかさねる。
セバスチャンが監視カメラをだまして研究所をぬけだしていることを知った同僚たちは、肉体を可視化させる薬の開発を急ぐのだが……。
透明人間モノ。
そしてバーホーベン監督ときたらもう期待せざるをえません。
ケビン・ベーコンが透明になったその優位性で最初にやることは?
そう、お下劣行為です。
このセバスチャンめ、たいそうなお下劣くんで、やることといったら同僚研究者のジャマしたり、女子が服を脱ぐのをながめたり、あまつさえ女子のシャワー室に忍びこみ、じっくり目で楽しんでそのまま……という、『いけない!ルナ先生』の神谷わたるみたいな行動ばかり。
いやそれどころか同僚へいきで殺すし後半のホラー展開は貞子ばりの神出鬼没さを発揮して、仲間すべてを恐怖にたたき落とします。
原題は『ホロウマン』、直訳すれば「空洞男」だそうです。
ポスター見てわかる通り、元々ホラーとして見るべき作品なんですね。
だからシャワーシーンで襲われるのも、お約束っちゃお約束ですが。
CGは今見ると荒いし、当時も気になる点は多くて、バーホーベンみはあまり感じなかったです。
脚本も別の人だし、自分の企画じゃないのかな?
それでもらしさは感じます。
体表面からどんどん透明になってゆくイメージはやはりインパクトありますし、監督のお好きなグロめなモノですし。
バーホーベン監督作品といえば『ロボコップ』や『スターシップ・トゥルーパー』が代表作ですが、たまーに「ハリウッドはこんな作品ばっかり作って、本当にアメリカ人ってこわい><;」とおびえる方おられますが、ご安心めされよ。
ポール・バーホーベンはオランダ人ですよ!
「インデペンデンス・デイ」を見て、「アメリカ人って単純で、演説好きだなー」って方おられますが、ローランド・エメリッヒはドイツ人ですよ!
「ドイツ人って冷静で知的だよね」ってイメージもってるかせさんこと自分、いいかい?
あのウーヴェ・ボルもドイツ人だよ?
つまり、人種国籍よりも人を見ろ。
セバスチャンを見ろ。
空っぽだろ?
ケビン・ベーコン空っぽだろ?
そんなことないよね。
お脳空洞男なので、気の利いたオチが思いつきませんから、ここで終わります。
ごめんなさいm(_ _)m
ザ・王道パニックホラー
コロナったため、今週は映画館に行くことができず自宅でおとなしく鑑賞😔みたい映画あったのに…
ケビンベーコン出演作に外れなし!と個人的には思っているので、これも間違いないやろうと思い…結果面白かった〜
展開自体は今となってはありきたり。実験がうまくいったかにみえたが、だんだん様子がおかしくなっていき暴走が止められない!!という感じ。ただ、テンポ良く進んでいくので退屈せずにみることができた。最後まできちんとハラハラする。女性陣も皆さん美人だし!割とグロめではあるけど、なんせ透明になってるのでまだマシな部分もある。ただし、犬に手を出すのはかわいそうやろ!!
コロナ頭痛で何も考えたくない時にみるにはちょうどいい映画やった。
そして、一人ずつ消えていく・・・
2000年公開なんで、もう20年以上前の作品なのに、全然見劣りしない。おまけに再見にも関わらず、メチャクチャ楽しませてもらいました。
やっぱり、ポール・バーホーベン監督、良いですね。大好きです。
もう、容赦ないストレートな表現が最高です。透明人間になったら、こんなことしてみたいっていう男の性も、ちゃんと映像化してくれるし。
透明人間の映画っていうと、お笑い要素が多かったと思うんですが、この作品は怖いです。
身近の人間が透明人間になっていることで、常に監視されているような恐怖。透明人間自身は、元の人間に戻れないかもしれないという恐怖。全く知らない人からすれば、突然、襲い来る得体の知れないものの恐怖。
とにかく、面白かった!
人間の持つ狂気
主人公が政府のもと動物を透明にする薬を開発、密かに自身が使用する。
やがて姿が見えないのをいいことに滅茶苦茶し出す。
手に負えなくなった共同研究者たちは政府高官に事実を話すが、
公になる前に主人公によって殺される。
続いて主人公は共同研究者たちを次々に殺し残り2人だけになる。
が、この2人は姿が見えないハンデを何とか克服し勝利する。
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主人公は天才肌で冷たい部分のある人物だが、ユーモアもあり、
薬を打つ前は悪どいことをするような人間ではなかった。
政府に内緒で自分に薬を打つのも、自分が開発したのだから、
最初の透明人間という栄誉は自分でありたいという科学者ならではの純粋な気持ちから。
では何故連続で殺人を犯すに至ったのか?
この薬には精神が不安定になる副作用があるとされていたためでもある。
しかし副作用がなくても、人間というのは透明になってしまえば
このように暴走してしまうものだという事を言いたかったのではないかと思う。
社会の中で生きるということは無意識のうちに多くの抑制力を生み出しているのだろう。
その中で非合法な「自由」を手に入れた時、人間の狂気は顔を現す・・・・
透明人間男は基本フルチンです
「透明人間になった気分がわかるか?自由を手に入れたんだ」
わかるよ。
デバガメし放題だよね。でも、透明人間男は基本フルチン。
防犯カラーボール投げられたら、恥ずかしいよ。
体が透けている熱帯魚を研究すると可能になるのか?
透明人間になることに成功したマッドサイエンティスト、セバスチャン役はフットルースのケビン・ベーコン。
早速、動物学者のサラにいたずら。
意識過剰になるサラがかわいい。
トイレでも用心して遠赤外線カメラが手放せないジャニス。
透明な男とセックスしてみないかと元カノのリンダに迫るセバスチャン。
ゴリラでは成功した透明から元にもどる血清ケイン123が効かなかった。血清で体の細胞の組成が破壊されずに変わるの?
エレベーターのID承認はケイン0027。
オープンカーで外出。
マスクを脱いで向かいの美女の部屋に不法侵入。
リンダの寝室にも侵入してイタズラ。
問題児はとうとう殺人まで
ジョシュ・ブローリン、ケビン・ベーコン、エリザベス・シューの三角関係。
防犯カラーボール代わりはぬるぬる血液。
最後のバトル。
結果はわかっちゃってるけど、なかなかエモかった。
揺れ揺れのエリザベス・シューのバストが素敵だった。
ボール・バーホーベン監督作品。
今年85歳。
まだまだ現役。
ベネデッタ(Benedetta)がうんと楽しみです。
人の“欲望”という見えない怖さ
よく「透明人間になってみたい」という言葉を耳にした事があると思いますが、その願いの奥底には少なからずこのような人間の欲望があるのだと思う。
皆とは違う力を手に入れた時、人はそれを使わずにはいられなく、そして手放すことも拒むようになる。
これは人間の本性を描くスリラー。
ほんの少しの欲。
ほんの少しの期待。
ほんの少しの好奇心から払った代償はあまりにも大きい。
そして墜ちていく様子がリアルだなと思った。
スリラーでもあり、変化していく人間の感情のホラーでもありました。
ある意味複雑で、切ないね
天才科学者セバスチャンは思い切ったチェレンジ精神で大きな成果を修めて来た。
だからこそ、チームの仲間は彼を信頼し従ってきた中で、2人が恋愛する。
それがセバスチャンにとってショックであり、報われない気持ちと生き甲斐を失う原因となって殺人事件まで起してしまった。一番印象に残ったシーンは獣医の姉ちゃんがリンダを叱咤するところ。恐らく自分のエゴを貫いた結果を指摘したような表情だったと思う。結末はリンダと彼のマットが救出される事で幕を閉じるが、2人ヒーローでは決して無いと自分は思う。特にリンダは。
ストーリーはおもしろいけど。。。
最後のシーンとかなぜあれだけ火で炙られてて動けるの?
本当にそこだけ残念で仕方ない。
後半になればなるほど冷めてしまった。
前半あたりはすごくよかったのに。。。
人間の生命力はそこまでないと思います。
やり過ぎバーホーベンがいつものようにやり過ぎる
劇場公開時鑑賞。元は普通のベーコンだったのか悪いベーコンだったのかは、どちらとも取れるように思えたが、基本的には悪いベーコンが非道のかぎりを尽くす。
『透明人間の告白』みたいなほのぼの路線のが好きだが、バーホーベンなのでね。
なんか他にやることあるだろうにとも思うが、バーホーベンなのでね。
【不道徳性故に、オランダを追われた御大ポール・バーホーベン監督がハリウッドで、変態性溢れる嗜好を爆発させた作品。もう、誰にも止められません・・。】
ー ポール・バーホーベン監督。
幼少時、ナチスに蹂躙されたオランダで育ち、善悪を越えた状況にカタルシスを覚え、オランダ国内で、不道徳極まりない作品を作り上げ、高い評価を得るも、オランダから、ハリウッドに招聘された監督である。彼の製作した作品にブレはない・・。ー
◆感想
・天才学者セバスチャン(ケヴィン・ベーコン)が生物のインビジブル化に成功しながら、その尊大な態度により、自らの功績を認められないがゆえに行った事。
ー 元恋人リンダを同僚マット(ジョシュ・ブローリン)に奪われながらも、未練タップリ・・。ー
・現在見るとVFXの当時の使い方の凄さに、驚く。
ー ポール・バーホーベン監督が世間から何だかんだ言われながらも高い評価を受けた理由が良く分かる。ー
・セバスチャンがインビジブルになったが故に行う、”中学生か!”と突っ込みたくなる、アンモラルな行動の数々。
<個人的意見であるが、今作は御大ポール・バーホーベン監督の変態性が露わになった作品として、興味深く鑑賞した。
天才と、異常者との壁は紙一重である。
だが、エンターテイメント作品としても、今作は一級品である。>
透明人間になれたら…
なにこれっ、予想以上に面白い。「透明人間になったら何をする?」そりゃねー、やっぱあれでしょ。ムフフフってコメディを予想していたら全く違う、いい意味で期待を裏切られる展開に…。お約束シーンはイヤイヤそいつじゃねぇーよと不満はあるが、序盤にCG技術で惹きつけられ、透明人間相手の俳優陣の演技も楽しめる。なかなかの良作
バーホーベン節。好きだ。
エロで露悪な下世話で押し切るバーホーベン節が嬉しい。
透明を演じるという矛盾。
透明でも俳優は俳優たり得るかという命題に果敢に且つ飄々と迫ったケビン・ベーコンを買う。
これに肉体としての女優エリザベス・シュー(こっちが主役)を対置する監督の洒落っ気。
好きだ。
I can't close my eyes. 余り羨ましくない能力「透明人間」
2020年版「透明人間」を観たので思い出したようにu-next で観賞。何故だか2020年版のレビューで比較に出されていたのですが、うん、こっちはホラーじゃないですね。20年前の作品だけあって流石にCGは作り物っぽくってもモンスターアクションとして楽しめました。
しっかし、この当時のハリウッド映画は最後は必ず爆発しなければいけないルールでもあったのでしょうか?透明人間みたいな地味ぃな能力なのに無理やり爆発シーンくっつけなくても良くないですか?
やー、それにしてもケビン・ベーコンが若い!性欲の赴くまま行動する博士が良く似合ってます。ジョシュ・ブローリンが若い!若すぎて最初わかんなかった!ついでにSWのep7や9に出ていたグレッグ・グランバーグも若い!今を知ってる俳優さんの若い頃の姿ってちょっと発見した気分になります。
本作はケビン・ベーコンが薬で消えて行くシーンが有名なのですが、あれを見て食べ物はどうなるんだろう?という疑問が沸きました。途中死にかけたシーンで口から呼吸器を突っ込んでいるのですが、喉元まで呼吸器の管が入っているのが見えるんですよね。となると体の外部から入ってくる物は消えずに見えている訳で。食べ物だったら口で咀嚼されてるのも見えるはずですし、それが胃まで行って、腸まで行って、その先・・・いや、皆まで言うまい!
・・・でも体は透明で見えなくなってても💩だったら宙に浮かんで見えてたのではなかろうか?なんて事が気になった「インビジブル」でした。
「殺意は見える・・・」
好きな映画です、もう何回も観てます(^-^) 透明になる映像はすごかった! 地下研究所というのもいいですね、透明になったら男がやることはたいてい決まってます(笑)、嫌いな人に何か思い知らせるというのもありますが、どんなに真面目で紳士でも、やることはたいてい決まってます(笑)、悪いことはしないなんて人は偽善者です、世の中の全てのルールから解放されるんですよ、やることはたいてい決まってます(笑)
初めて見たケビン・ベーコンの作品。
初めて見たケビン・ベーコンの作品。声が魅力的だった。初めて見る映画は役者が誰がどうだか把握していないので大抵正義の方を応援してしまうが、この次にみたトレマーズというちょいバカ映画を見てからなら見方が変わったかな。
「志村、後ろ後ろ!」なSFホラー
副作用でマッドになった設定だと思うんですがあまりそこら辺丁寧じゃなく悲哀とかは薄い。もともとサイコ野郎だったようにも見えるし暴走にいたる追い詰められ感がないんです。最後はやたらしぶといモンスター然となります、いや、皮膚が透けてるだけのスッポンポンの生身のおじさんなんですけど(笑)
蛇足ですが、とにかくサーモグラス早くつけろや!って「志村、後ろ後ろ!」ばりにツッコミまくりました。
主人公のセリフ「姿が消えるとモラルも消える」は真理ですね。人目がなければムフフ、グヘヘにならない自信はまるでないと白状しておきます(笑)
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