「ダイナミズムと緊張感、そして人間味が凝縮された作品」インファナル・アフェア keitaさんの映画レビュー(感想・評価)
ダイナミズムと緊張感、そして人間味が凝縮された作品
描く世界の範囲は狭いが圧倒的な存在感を持っている作品。
終始ダイナミズムに溢れながらもディテールの隅々までこだわりを持って描かれている。
その演出が作品に思わず息を呑む緊張感を与えてことに繋がっている。
ストーリーはまさに"無間地獄"だ。
対照的であるが余りにも似通った2人が連続性を持って描かれるのが面白い。 善悪の狭間に揺れる2人の表情、 真実を闇に葬ることを自分の答えとしたラウ、最後まで警察としての誇りを貫いたチャン。
「正義とは何か?」というテーマが第三者である私達を物語に引き込んでいく。
この傑作をどのように解釈し描いたのか、まだ見ぬ「ディパーテッド」が楽しみだ。
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