「おうち-192」インファナル・アフェア かいりさんの映画レビュー(感想・評価)
おうち-192
あの、タクシーの上にドン!、と
ラストのエレベーターのシーンの不条理さよ。
3カ国どのバージョンでも心打たれる。
あまりにも有名な本作。
もはや香港映画と言われればこれが浮かぶのですが、『ディパーテッド』も見て、『ダブルフェイス』も見て、本作を見てないってのはちょっとあれだと自覚してました。
アンディ・ラウの狼のような野生さが宿る目と、
対象的に、トニー・レオンの狼につままれたような怯えた目。
ぞんざいに置かれた書類とか、映画館のシーンとか、ちょっと気になるところありますが、冒頭に述べた2つのシーンが私はどの国のバージョンでも好きすぎることが判明し、モーマンタイ。
なんであんなに美しいの。哀しいのに。救われないのに。不条理なのに。
この感じ、どっかで、、、と思ったら、『レオン』を観たときと同じ心のざわつきでした。
国によって違いもちゃんと感じられる。
香港なのに、全体的に乾いた空気が漂う色合いや音楽、カットの仕方も素敵。
これ、韓国版見てみたいなぁ。なんかドロドロ描いてくれそうで、ハマりそう。
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トラ吉さんのコメント
2020年8月30日
初めて観た時の衝撃と終わった後のなんとも言えないやるせない感じを忘れられないです。
バッドエンドの映画は嫌いだけど、この作品は何度も観てしまいます。それはやっぱり、かいりさんのレビューの通り、トニー・レオンとアンディ・ラウ二人の目のせいなんでしょうね。
アンディぴっとさんのコメント
2020年5月20日
タクシードンもインパクト強いですね😱ウォン警視が日本のは角野卓造さんでしたが、イメージ違い過ぎて「角野卓造じゃねえよ!」とツッコミたくなりました😅
タイタニックも第9地区もいい映画でしたね。思い出すとまた観たくなります👍