ヒストリー・オブ・バイオレンスのレビュー・感想・評価
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バイオレンス・サスペンスの良作だ。
弁護士の妻、高校生の息子、幼い娘を持ち、ダイナーを営むトムは、2人組の強盗を、驚くべき能力で撃退し、町の英雄となる。だが、彼につきまとう男が現れ、トムの本名はジョーイで、フィラデルフィア・マフィアのボス、リッチーの弟だという、、、。
グロさ控えめで、クローネンバーグ監督「らしくない」とも言われる。そのぶん、多くの人に見られ、評価された面もある。とはいえ、メインは暴力で、刺激的なセックスもあるため、日本ではR15指定。
一見単純な物語だが、得も言われぬ濃厚さや粘着性があり、最後まで堪能できる。観客の感情を揺さぶるのに、刺激的な力を適度に配分した映画だ。
原作がグラフィック・ノベルのせいか、劇画的な雰囲気が漂っている。爆発的な暴力性を秘めた男の生き様を、極めて強烈に描いている。不穏な空気に満ち溢れた、バイオレンス・サスペンスの良作だと思う。
ジョーイ‼️
デビッド・クローネンバーグ監督がグラフィックノベル(コミック)を原作に描くバイオレンス・サスペンスの傑作‼️一応、アメコミ映画なんですよね、この作品‼️ダイナーを営むトムは、強盗に入られるが、逆に銃を奪い、殺してしまう。正当防衛で町のヒーローになったトムだが、ニュースを見て彼の過去を知り、彼の事を「ジョーイ」と呼ぶ謎の男フォガティが現れる。妻と2人の子供と幸せに暮らしていたトムの過去が、ゆっくりと明らかになっていく・・・‼️長廻しが印象的なオープニングの2人組の強盗のモーテルでの殺人シーン‼️ダイナーを襲撃した強盗をトムが撃退するシーン‼️撃たれた強盗の顔がモンスター‼️いじめられっ子の長男が逆ギレして相手を倒すシーン‼️血は争えません‼️階段での夫婦喧嘩がセックスへ発展するシーン‼️トムがフォガティらを殺害するシーン‼️ラストのトムとボスの対決シーン‼️まるで暴力が人間の本能に深く絡みついている事があぶり出されるような名場面の連続ですね‼️主人公は過去と訣別するため、再び暴力を振るうしかない‼️しかし家族、特に妻と長男はトムの過去を許容できない‼️しかし次第に内に秘めた自らの暴力性に魅せられていく‼️そしてラスト、主人公を受け入れた家族が同じテーブルにつくシーンは、安堵感とともに凄まじい戦慄を感じさせます‼️あぁ、恐ろしい‼️キャストではやはりトム役ヴィゴ・モーテンセン‼️静かな狂気を微妙な表情の変化で魅せるその名演‼️「ロード・オブ・ザ・リング」のアラゴルンと並ぶ代表作だと思います‼️
【”能ある鷹は爪と過去を隠す・・。”デヴィッド・クローネンバーグ監督Meetsヴィゴ・モーテンセン作品。異常な状況下に置かれた家族の愛と絆を描いたサスペンスドラマ。】
ー 田舎町でダイナーを営み、弁護士の妻と子供たち囲まれた平穏な日々を過ごすトム(ヴィゴ・モーテンセン)。
だが、ダイナーに押し入った強盗たちを返り討ちにして報道され、それを機に怪しげな一団が彼を訪ねてくる。やがて、かつてトムがマフィアの殺し屋だったことが明らかになる・・。
◆感想
・鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督らしからぬ、キチンとしたサスペンス・ドラマ。
・トムを演じた、若きヴィゴ・モーテンセンの身体の切れも素晴らしき、鮮烈なバイオレンス描写の数々に圧倒される。
・高校で苛められていた息子のジャックが、父がダイナーで強盗を見事にやっつけた後、苛めっ子たちにやり返すシーン。彼も又、今作の中で男として、成長している。父親の血を引いている事が良く分かる。
<トムが、”全てを終えて、夕食中の家族の元に帰ってきた時のシーン”が印象的。
俯いて、何も喋らない妻エディ、息子のジャック。
だが、末娘のサラが、彼のために皿とフォークとナイフを彼の前に静に置く。
トムは、再び頼れる父親として受け入れられた・・、と私は思った。>
家族愛をもっと訴えても・・・
極ごく普通の男性が強盗を華麗に撃退し、そして得体の知れない男たちが付きまとわれるようになり・・・と言う物語。
アクションやバイオレンスではなく、純粋な家族愛を中心としたドラマだと思います。
優しく頼りになる主人・父親がいきなりヒーローになり、すぐに得たいの知れない者になり・・・家族の戸惑いや恐怖が良く描かれています。ただ、物語としては面白みがなく、平坦な印象です。
逆に、最後の展開はバイオレンス気味になり、折角の家族愛のドラマがチープに感じました。
少々評価し難い映画でした。
キューザック?
お前はジョーイ・キューザックだ!姉はジョーン・キューザックだろ?弟はジョン・キューザックじゃないのか?妹はスージー・キューザックに違いない!ちなみにキューザック俳優一家の名前を探してもジョーイもリッチーも見当たらなかった。
目をつぶされた男エド・ハリスの眼光は鋭く、ジョーイと呼ばれたトムを威嚇する。しかし、その場で暴力沙汰を起こすわけでもなく、そこらのチンピラと違いマフィアの貫禄を見せ付けるのです。「うわぁ~俺ってジョーイだっけ?」とたじろぐヴィゴ・モーテンセンの表情にはもはやLOTRのアラゴルンの面影はない。田舎のダイナー店主をやっている一般庶民がたまたまヒーローになっただけの男を装うのだ・・・
それにしても、冒頭のモーテル従業員惨殺シーンから引き込まれ、その二人組がダイナーを襲い、トム・ストールの家族を巻き込むまで・・・緊張の連続でした。合間にはごくノーマル(?)なチアガールコスプレシーンで和まされ、イジメに遭う息子への非暴力の教育など考えさせるところが多かった。そして、クローネンバーグらしくグロい映像で圧倒され、見事な心理戦によって体が硬直してしまいそうになったほどです。
エド・ハリスが執拗にヴィゴ・モーテンセンや家族の前に姿を現すところでは、『野性の証明』を思い出しました。今では平凡な市民を装っているが、かつては凄腕の殺人鬼だったことを証明するかのように、「おらおら、暴力振るってみぃ!」とでも言いたげな嫌がらせを繰り返すのです。と考えると、ラストの殴りこみ(ちょっと違うけど)などにも共通点がありました。
このまま人違いであってほしいと願っても非情なまでの展開になってゆく。あぁ、やっぱりタイトル通りだったんだと諦めつつも、ラストの異様なシーンによって涼しくなってしまうような後味の作品に驚きました。最後に娘が「お父さ~ん」と叫んでもよかったかな・・・
設定は大好物
ストレートバイオレンス
新しい感覚のアクション、ヒーロー。
WOWOWのR-15版
ファーストシーン不気味でよい。モテルでパンして中入って死体。幼女にも容赦なし
子供達はまだしも奥さんがトムとして迎えてくれたか微妙なラストシーンが良し
バイオレンス描写がエグいのはやっぱりこの監督ならでは。
どつきまくって鼻が無くなるし
隻眼のエドハリス。有刺鉄線でヤラれたって!
暴力は血筋(DNA)なのか
高校生に帰ってチアリーダーコスプレイと背中が痛々しい階段即ハメ
無駄に胸と股間をチラ見せするマリアベロ
この2人からサラみたいな白金髪生まれるの?
A History of Violence
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