「【”天下統一のために・・。”春秋戦国時代、秦王を倒す事を狙っていた中華最強の剣客達の命を懸けた選択を壮大なスケールで描く。豪華過ぎるキャスティングにも驚いた作品である。】」HERO(2002) NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”天下統一のために・・。”春秋戦国時代、秦王を倒す事を狙っていた中華最強の剣客達の命を懸けた選択を壮大なスケールで描く。豪華過ぎるキャスティングにも驚いた作品である。】
ー ワイヤーアクション全開作である。
そして、秦王の命を狙う、中華最強の刺客達を演じた俳優陣の豪華さに目を奪われた作品である。-
◆感想
・豪華俳優陣
1.槍の達人、長空 ドニー・イェン
2.剣と書の達人、残剣 トニー・レオン
3.女剣士で残剣の恋人、飛雪 マギー・チェン
4.残剣を慕う侍女、如月 チャン・ツィイー
5.長空、残剣、飛雪を斃したと言って、秦王に十歩の距離まで近づく、無名 ジェット・リー
いやいや、豪華過ぎるキャスティングである。
・豪華美術
VFXを多用しているのだろうが、スケール感が凄い。
勝手に、「キングダム」はこの作品を参考にしているのかな、と思った程である。
・無名と剣の達人たちとの殺陣のシーン
ワイヤーアクションを多用しているが、十二分に見応えあり。
・無名と、秦王との緊迫感溢れる遣り取り
無名が、長空、残剣、飛雪を斃した証として彼らの剣、槍を秦王に奉納しながら徐々に褒美と距離を縮めて行くシーン。そして、無名の殺気が秦王の周りの蝋燭の炎を揺るがせるシーン。
■だが、無名を始め、且つて秦王と剣を交わした残剣、飛雪が”混乱の中華統一は秦王に託す”という思いが明らかになって行くシーン。
特に、最後まで秦王の命を狙っていた無名が、秦王が自らの剣を無名の前に投げ出し、無名に背を向けた時に、秦王の覇王としての器の大きさを知るシーンは見応えがある。
<剣の達人たちが刃を交えるシーンや、飛雪と残剣を慕う侍女、如月が戦うシーンの幻想美的な構成。
幾分、チャン・イーモウ監督の美意識が走り過ぎた点はあるが、見応える作品だと思う。>
NOBUさん、いつもありがとうございます。
この前観た『カンフースタントマン』ではチャン・イーモウ監督など中国本土の映画は紹介されていませんでしたが、やっぱり香港アクションとは別物として認識しなければいけませんね。今後はどうなるかわかりませんが・・・
観た当時はドニー・イェンなんて全く注目してなかったので、もう一度確認したくなりました!