ハリー・ポッターと賢者の石のレビュー・感想・評価
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ホグワーツ入学編!!
主人公は将来が約束されたような扱いであることもあり、成る程これは小説の方が、自分が主人公になった気がして面白いだろうと感じました。2020年代の娯楽作より、分かり易くて観易いと思います。度々流れるおなじみのテーマ曲は、偉大な発明だと思いました。
子供が夢中になる仕掛けが素晴らしい映画!!
この作品は、劇場で観た。小さな家族がのめり込んで読んだ原作。
映画になるということで、いっしょに観に行くと、152分という 「子供が観るにはどうなの?」 という時間なのに、上映中ずっと目を見開いて観続ける子供たち。それはけっこうな驚きだった。
「子供が夢中になる仕掛け」 が絶妙だ。
ただ虐げられ、階段下の部屋に住んでいるハリーの元に届くホグワーツからの手紙、ロンドン駅の9と3/4ホームから出る電車、「クィディッチ」 という名の空を縦横無尽に飛び回って行うスポーツ! こりゃ、夢中になるわ。
そして、めちゃくちゃかわいいぞ。ハリーもロンも、もちろんハーマイオニーも。
たしかに、「ちゃんと金をかけて作った映画」 で、「電車の車窓」 や 「クィディッチでの飛行シーン」 等、さすがにSFXは現在と比べれば見劣りする点はあるが、当時としては最新鋭の技術を使っているし、ホグワーツ魔法学院の内装は見事なものだ。
こういう映画があるから、映画の世界に入ってくる人がちゃんと持続されるんだと思う。すごいぞ、ハリーポッター!
おいおい天使じゃないか
かわいい
USJに初めて行くためやっと見た。
3年前の年末年始に一挙放送されていたのを録画していたため。
今じゃ大物俳優になった人たちの小さい頃の演技が微笑ましい。
話が軽いため何度でも見れそう。
ただ、子供向け感があるからそこまで面白いわけじゃない。
ハグリッド好き!
2023/12/10 追記 3回目
としまえんのハリーポッタースタジオツアーに行ったため再鑑賞。
ハリーの階段下の部屋や食堂?とかテンション上がるところとか細かいところが再現されていてとっても良かった。
列車の中のシーンの再現あった。
1話目でヴォルデモート既に出ていたんだ、という驚き。
クディッチでクィイル先生がハリーを墜落させようとしたのを守ったスネイプかっこいい。
大人になってからでも面白い
子供の頃に見た。姉が本を読みだしてそれを読ませてもらいはまり、それから映画も楽しんだ少年時代。今になって、ファンタスティック・ビーストを二作見終えてちょっと見直してみたいなと思いDVDを借りて鑑賞。最近ジブリの『千と千尋の神隠し』についても大人になってから見てそこまでは楽しめなかった事からこっちはどうかなと思いながら見たのだが、こちらは面白かった。何が違うのか?今考えて思いついたのは、ハリーポッターが最悪な人生からの成り上がりと周りからの称賛といった、主人公のエゴの充足と拡大がストーリーラインにある物語であるのに対して、千と千尋の物語の千尋は、千尋は心は成長するのだが、より強くなったり、周りから称賛されたり、そういうところに向けたベクトルが全く無かった。最近自分がいろいろハマって読んでいる異世界転生系は全て成り上がりで社会に認められない自分がみんなに称賛され羨望され求められる物語ばかりだ。そういうところを考えていくと、なんで子供の頃は千と千尋の物語を楽しめたのだろうか?と疑問に思う。一つは現実では味わえないファンタジックで新しい体験であったからで、もう一つは子供の頃はそんなに周りと自分を比較しておらず、自分の惨めさを悲観もしておらず故にエゴを喜ばすエンタメと精神性にフォーカスしたエンタメのインパクトに差異はなかったためかだろうかとなんとなくだが思う。
話を今作に戻す。所々子供向け的な演出、きどったセリフ回しが劇場的に表現されているが、それを実感しながら鼻につかず、なぜか物語にのめり込めている。理由は不明だ。強烈な個性をもつ登場人物たちと魅力的なファンタジー世界観に目を奪われてリアリティについて考える暇がないのかもしれない。感情を起伏させるストーリーラインの浮き沈みがちょうどよくよい塩梅で流れていくからかもしれない。
物語は子供向け冒険物語やおたく文化にありがちなように主人公周りの登場人物周りに情報や事件がやや都合がよいなと思われる程度に収束しながら物語は進み、キーアイテムや大悪党との邂逅、決闘に向けて進んでいく。こういうふうに悪い点ばかり羅列しているが、面白かったのだ。時間があるときに何故面白いのか考えていきたいと思う。
その他として、この作品がその後の日本のおたく文化における創作物に与えた影響は大きいという事を再認識した。
【ハリポタシリーズ1/8作目!音楽と映像で簡単にハリポタの世界に入り込める!】
・2001年公開のイギリス(アメリカ)のファンタジー映画。
・今は亡き魔法使いの両親から生まれたハリーポッターは、魔法学校に入学できる年になるまで、人間界のとある家で孤児として召使のようにこき使われながら、育てらる。そんなことを全く知らない彼のもとに、ある日ホグワーツ魔法学校への入学許可が記された手紙が届き、入学する。ホグワーツではクラスメイトの友達が出来たり、魔法使いならではの体験をしたり、恐ろしい魔物と対峙したり…と、今まで体験したことのないワクワクの毎日を送る という大枠ストーリー。
・イギリスの児童文学作家 J・K・ローリングが1997年発表した書籍「ハリー・ポッター」シリーズの第1巻を原作とした映画です。
[お薦めのポイント]
・内容盛り沢山で何度でも観れる(=子供が喜ぶ!)
・シリーズモノでも単体映画として楽しめる
・完結済みシリーズなので待たずに一気に楽しめる
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[物語]
・ホグワーツに入学するまでの可哀そうな状況のハリー、魔法学校のあれこれ、友達ができる、クィディッチ(スポーツ)、秘密の部屋を探る…ロードムービーのように色んな要素が盛り沢山でした。なので、何度見ても「あぁ、そういえばここそうだったねぇ」と楽しめるようになっています。単純に「オチ」に向かって進む映画の場合、オチを知っていると見応えが半減しがちですが、そういう部分もないため、子供さんなどは何度でも楽しめるのではないでしょうか。
・ハリー、ロン、ハーマイオニーの活躍の場をバランスよく融合しているところも王道ですが素敵です。
[演出]
・スナイプ先生と対峙するとき、ハリー・ロン・ハーマイオニーの3人で、行ってはいけない部屋を散策するとき、など子供目線で終始描かれる物語が、純粋さを感じて可愛らしいです。子供さんからすると同じ目線で楽しめると思います。
[映像]
・約20年前なのに物凄いクオリティのVFX。20年前なら「映画を創ろう!でも、こんなすごいこと出来ない…」と、まるで映画製作志望者を落胆させてしまいかねない程の技術だと思いました。笑
[音楽]
・聴きなれたメインテーマが素敵ですねぇ。これが流れただけで、映画の世界に入り込める。映画にとっての音楽の重要性を改めて体感させられます。メインテーマ以外も全てがファンタジー映画ならではの音色。ディズニーやUSJの世界に入り込んだような体験を「耳」からさせてくれます。
[演技・配役]
・吹替版で鑑賞したのですが、子供たちの話し方が「演技っぽくない」のです。まだ俳優としては未熟な子役が一生懸命セリフを話している感じ。しかし、逆にリアリティがあって素敵。もし、ハリー達を演じる子役さん方々が、そもそもこのような感じの話し方をしているのならば、むしろそれをリアルに描いている気がしてなりません。それがまた「暖かな目で子供たちを見守りたくなる」欲を湧きたててくれて、とても好意的にとらえられます。
[全体]
・オチがなくても楽しめる映画でありつつも「悪い奴は誰か」という「オチ」的な要素もしっかりある。奇抜な要素は全然ないのに見応えがある。全体のバランスが取れた大人でも子供でも楽しめる作品、だと思いました。
・部屋を真っ暗にして、ハリーポッターの世界に入り込んで、コーラとポップコーンを用意したら、もう家は映画館になります。カップルでも、お子さん含めた家族でも、皆でハリーの世界に入り込んで楽しまれてみてはいかがでしょうか。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.5 #演出3.6 #演技3.5 #配役3.5 #映像3.7 #音楽3.8
記憶にあったより面白い
主役3人のキャラクターと、ストーリー展開、独自の世界観の魅力に引きずり込まれることに
主役3人のキャラクターの魅力、ストーリー展開の面白さ、魔法というファンタジー的要素、英国のグラマースクール生活への興味・憧憬もあり、この映画からハリー・ポッターの世界に引きずり込まれた。
エマ・ワトソンのおしゃまな優等生ぶりと、ルバート・グリントの三枚目的な親近感が魅力的。
クリス・コロンバス監督(ホーム・アローン等監督)による2001年公開の米英映画。原作は、J・K・ローリング、脚本がスティーブ・クローブス。撮影がジョン・シール、音楽がジョン・ウイリアムズ。配給がワーナー。
出演が、ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルバート・グリント、トム・フェルトン、マギー・スミス、アラン・リックマン。
大ベストセラーの映画化だけに大きなプレッシャーの中、きちんとまあ面白い第一作目に仕上げてきたコロンバス監督に敬意を覚えた。また、シリーズ全体振り返ると、この3人の主役のセレクトの的確さに脱帽。
あと、魔法学校への出発光景は印象的で、観光名所になってるらしいロンドン キングズ・クロス駅のPLATFORM 9 3/4に、是非行ってみたいとも。
ストーリーの段取り感は強いが、徹底的に作り込まれた魔法ワールドにはおったまげー!! 原作への愛を感じます💕
世界中にファンを持つ大ヒット学園ファンタジー『ハリー・ポッター』シリーズの記念すべき第1作。
意地悪なおじさんとおばさんの下、人間界で暮らしていた額に傷のあるメガネ少年、ハリー・ポッター。
悲惨な生活を送っていたハリーだが、11歳の誕生日に「ホグワーツ魔法魔術学校」から入学の知らせが届いたことで、彼の人生は大きく動き出す…。
監督は『グーニーズ』(脚本)や『ホーム・アローン』シリーズのクリス・コロンバス。
主人公ハリー・ポッターを演じるのはダニエル・ラドクリフ。
ハリーの親友で、少し抜けているところがある赤毛の少年ロン・ウィーズリーを演じるのはルパート・グリント。
ハリーのもう1人の親友で、気の強い才女ハーマイオニー・グレンジャーを演じるのはエマ・ワトソン。
3人とも本作をきっかけに大ブレイクを果たした。
ホグワーツの副校長ミネルバ・マクゴナガルを演じるのは『フック』『天使にラブ・ソングを…』シリーズの、レジェンド俳優デイム・マギー・スミス,CH DBE。
魔法薬学の教授セブルス・スネイプを演じるのは『ダイ・ハード』『ギャラクシー・クエスト』の、名優アラン・リックマン。
原作はJ・K・ローリング。
生活保護を受けながら本作を執筆し、プロの作家としてデビュー。その後世界最大のベストセラー作家となる。
公開から20周年ということで、同窓会番組が作られるなど盛り上がりをみせる『ハリー・ポッター』。
そんなわけで、久しぶりにこの第1作を鑑賞♪
ちなみに私は映画シリーズは第4作までしか観ておらず、原作は子供の頃に全巻読破したもののぼんやりとしか覚えていないというライト・ファンであります。
それぞれの世代にとって、あまりにもエポック・メイキングな作品というものがある。
ある世代にとっては『スター・ウォーズ』だろうし、ある世代にとってはブルース・リー作品なのだろう。
『BttF』や『ゴジラ』シリーズだという世代もいるだろう。
それでは我々、90年前後に生まれた世代にとって最大のフランチャイズとは何か?
それはもう『ハリー・ポッター』なわけであります!
これは同世代じゃないと伝わりにくいところもあるのだろうが、とにかく『ハリポ』は凄かった!
映画が公開されれば話題は『ハリポ』一色。試写会とかで一足早く鑑賞すれば、それだけでヒーロー扱いだった。
原作の人気もとにかく凄まじく、400ページ以上もある小説を当時の小学生たちは貪るように読んでいた。
新刊が楽しみで仕方なかったが、たとえそれが発行されても図書館ではなかなか借りられないので、仕方なく「ダレン・シャン」に手を出し、結果そちらにどハマりするというのは、同世代の本好き小中学生なら誰しもが経験したのではないだろうか?
もちろん自分もどっぷりと『ハリポ』世界に浸っていた。
こまっしゃくれた子供だったので、初めて映画を観た時には「全然原作小説の面白さが表現できてない!」と思ってガッカリしたっけ。
それで映画の『ハリポ』にはあまりハマらず、『ロード・オブ・ザ・リング』の方に熱を上げていた。
余談だけど、『LotR』の影響で原作である「指輪物語」に手を出すも、あまりの読みづらさに途中脱落するというのも、当時の読者好き小中学生の定番コースだと思う😅
当時は確かに気乗りしなかった。しかし改めて鑑賞してみると、中々に素晴らしいティーン向け映画じゃないですか!
年月を経た今、むしろ当時よりも楽しんで観られたかも!
当時はあまりにストーリーが淡々と進みすぎることが不満だった。
実際、今見直してみてもその感想は変わらない。
原作のエピソードを消化するために、駆け足で物語を進めすぎている。そのため、全体的に段取り臭さが酷い。
原作の味をそのまま映画にしようとしている努力はわかるし、原作への愛も伝わるのだけれど、やっぱり映画としては上手くない…💦
しかし、年を取れば映画に求める価値基準も変わる。
昔はストーリー絶対主義だったが、今ではビジュアルや世界観の作り込みこそが映画の魅力であると思っている。
その観点からすれば、よくぞここまでハリポ的魔法ワールドを作り上げたな!と感心するしかない。
ハリーが初めて魔法の世界に足を踏み入れた、ダイアゴン横丁の非日常感。
非日常的ではあるが非現実的ではないのは、画面の隅々にいたるまで中世的な魔法世界の再現を試みているからに他ならない。
特に、オリバンダー杖店の細々とした感じ。店内にぎっしりと杖の入った箱が積み上げられている様子。本当にこんな店が世界の何処かにあるに違いないと思わせてくれる。
このダイアゴン横丁のヴィジュアルは、ハリーの感じるドキドキワクワクするような感情を、映像に完璧に落とし込んでいる。
こんな美術が観られただけで、なんかもう満足感がすごい。
ホグワーツの校内のワクワク感は言うに及ばず。
動き回る肖像画、自由に飛び交うゴースト、位置を変える階段、いかにもな姿をした教授たち。
ホウキに跨ってスポーツを行い、杖を振るって魔法の練習(昔はこの杖に違和感があった。魔法使いの杖といえばガンダルフが持っているようなスタッフでしょ!)。
いや〜、こんなんワクワクするやん。
魔法のワクワク感が表現出来ているだけで、この映画合格〜💮
いやしかし、今改めて観るとポッターのエコ贔屓感がやばい。そしてポッターのクソガキ感もすごい。
この辺りはシリーズが後半になるに従って意味を持ってくるわけだけど、この作品だけ観るといけ好かないガキだなぁ、と思ってしまう。
あと一つ、スリザリンから闇の魔術師が生まれるのはダンブルドアの態度にも問題があるんじゃ…。
「部屋の模様替えをしなければならんのう」じゃないんだよ!
大体なんだネビルに10点って。全てあのジジイの気分一つじゃないか。
優勝奪われたスリザリンや最下位になってしまったハッフルパフの気持ちを考えたことあるんですか!?
まぁ、ティーン向け映画ということで物語的には強引なところはあるんだけど、そこにツッコむのは野暮だというもの。とっても楽しい映画だった♪ローブを燃やされるスネイプ先生も可愛かったし💕
ジョン・ウィリアムズ先生のテーマ曲も最高!
結構長い映画だし、改めて鑑賞することに躊躇していたが、いざ観てみるとガッツリ満足!
素晴らしい世界観におったまげー😊
3D鑑賞で気分はUSJ
ハリー・ポッターシリーズは全作品制覇したけどFilmarksでの記録を始める前だったため今回が初のレビュー✨
公開20周年記念のため、近所の映画館に先月導入されたばかりの「IMAX with LASER」にちゃっかり釣られて3Dで観てきました✌そして自分にとっては初めての吹き替えハリポタ。(ハーマイオニーの吹き替え以外は悪くなかった)
この一作目はたぶんハリポタの中でも一番回数観てるはずなのに「あれ?このシーンも1作目だっけ??」みたいなのいっぱいだったwそれだけならまだしも「こんなシーンあっかっけ?」までww
改めて観ると、入学までの流れから横丁でのお買い物、組み分け帽子、主要登場人物との掛け合いや魔法学校での授業風景、クィディッチの試合にユニコーンのくだり、魔法チェスなどなどムギュっといっぱい詰め込まれた映画でした🍀
高校時代に海外留学でお世話になった寮学校が全体のサイズこそ違えど外観がホグワーツに似ていて思い出オーバーラップ。懐かしいなー。勝手に動く階段とか話し掛けてくる絵画とかあったら面白かったのに(*´艸`)
できればIMAX 3Dでシリーズ全部公開してほしいなー。迫力が凄い✨✨✨なんなら4DでもいいかもwwそしたらUSJのアトラクションみたいになっちゃうか。アトラクションはアトラクションで精度高いなーと改めて感じました🌺
【その他】
・ダンブルドア校長、そっか、1作目では……だよね。
・ケンタウロスのフィレンツェ先生、見た目がキャメロン作品のアバター色違い
・ウィーズリー双子、一作目のときの髪型が好き💓トレスポのときのユアン・マクレガーみたい (´∀`艸)♡♡
世界観がいい
私の人生を大きく変えた作品
何度でも見れる楽しさ
基本原作のダイジェスト版、それ以上でも以下でもない
一世風靡した有名なシリーズの第1作めってことで地上波スタンダードサイズで何度か観てたと思いますけどこのほど原作を読む機会があったので1巻の読後あらためて鑑賞。
基本ダイジェストなんですよね、この映画シリーズ。読んでればまあ内容はわかるんですけどあくまでダイジェストだから読書では伝わりにくいものを映画シリーズならではの解釈やオリジナルなメッセージとか、基本ない。ある意味原作に忠実です。でも忠実ならいいというものではないのだなとも思わせてくれます。
ただ原作のイベントを網羅的に見せてくれるのでそれを楽しめるのであれば良作とも言えますね。
映画から原作に入った人のほうが多いと思いますけど、個人的には映画がもっとおもしろければもっと早く原作を読んでいたかもしれないなとも思います。実際読んだことない人はそういう人も多いんじゃないでしょうか。
原作のイメージを凌駕した映画
シリーズが完結してしまいました。
子どもたちの成長譚であると同時に、世界がファシズムに呑みこまれていく様、そしてそれに対するレジスタンスを描き切った大作。
善とは何か、愛とは何かとか様々な哲学的要素をちりばめながらも、映画では深く掘り下げられていなかったけど、人生での大切なメッセージを、子どもたちの成長に伴う悩み行動する様や大人たちのふるまいを通して見せてくれたシリーズ。
その第一作め。まだ、世界は明るく希望に満ちていた。
特に、マグル育ちのハリ―やハ―マイオニ―の初めて接する魔法への反応とか、新入生特有のドキドキ感とワクワク感に満ちていた。その友達に、日常に魔法があって当たり前の魔法使い一家の四男坊を配するところがなんとも面白い。
大好きな本の映画化。吉とでるかがっかりするか、怖くてなかなか観られなかった映画。
予告の掴みはOKだけど、でもという映画多いよね、と。
ああ、でもここまで見事に映像化してくれる映画が他にあっただろうか?
ホグワ―ツの食事の間から、全ての舞台設定の見事さ。階段が勝手に動いて道がわからなくなるって、文章での頭のイメージでは面白いけど…あ、映像の方がもっと面白いや!!!
キャストも、凄いすごい。よくぞ、ここまでハリーのイメージぴったりな子がいたものだ。
それだけでなく教員のお一人お一人も見事。厳格ながらどこかおかしく、かつなんてスマート!!!マクゴガナル先生、スネイプ先生なんて、私のイメージ力が少ないのがいけないんだけど、自分でイメージしていた以上にぴったり。しかも、私一人がイメージにあうと言っているわけでなく、ほとんどの方がイメージ通りと言っているなんて、スタッフ、役者みんなこの作品のファンで読みこんだんだろうなと嬉しくなってしまう。
エピソード・エピソ―ドの作り、小さな小物まで、オタクか?と突っ込みたくなるぐらい充実してます。
ただ、『賢者の石』単体の映画として観ると、原作の捨てがたいエピソードを詰め込み過ぎて、ごった煮映画になってしまっているんですよね。最初のプロローグとして、ホグワ―ツ・魔法の世界の紹介映画としては良いんだけど、一つの物語として観る場合、起承転結とか、序破急とか、物語の流れがブツ切れ。やっぱり2時間程度じゃ収まらない。0章とか作ってホグワ―ツを紹介して、秘密の部屋のエピソードに絞った話にするしかないのかな?
原作の映画化って難しいですね。
とはいえ、これから続く長い物語の序章、息抜きとしては最高の映画です。
シリーズ中繰り返しみたいNO1。
なんといってもハリーもロンもハ―マイオニ―もネビルも皆可愛い。彼らの初めて体験やちょこまかした、奮闘記とそれを見守る大人たちを鑑賞するだけでも眼福です。
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