「映画館で見たのはこれだけ」ハリー・ポッターと賢者の石 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
映画館で見たのはこれだけ
原作は、世の中にこの作品が認知されるより1年ほど前に、小学生の女の子に勧められ、彼女に借りて読んだ。
珍しい世界観と題名のインパクトが記憶に残っていて、その一年後に 秘密の部屋 が刊行されると瞬く間に世界中で話題沸騰となった。
映画化にあたって ローリングさん自身も主役のオーディションに参加したとあってその後の作品はどんどん役者の方のキャラに寄って行く。
だって ハリーは あんな黒髪ストレートじゃないはずだし、ハーマイオニーはあんなに可愛くない。
ロンは まんま かな。
最初のプリペッド通りの街灯が火消しライターで消え、猫がマクゴガナル先生になっちゃうともう ワクワク感満載。
暖炉から入学を許可する手紙が舞い込みハグリッドのバイクに乗せられたハリーがダドリー一家に別れを告げる。
今まで 両親に早くに死なれて 叔母家族で冷遇されていたハリーが 実は グリンゴッツ銀行という魔法界の銀行に大量の遺産があった事を知るあたりで心が躍り出す。
これは 原作愛好家のための映画に違いない。
説明不足とか あるかもしれないけれど 読んじゃってる私にはなんの説明が不足してるのかわからない。
で。
今年(まだギリ)の春
イギリスのハリーポッターミュージアムに、ハリポタ大ファンの高校生男子を連れて行ったわけです。
長女が現在 イギリスに住んでいて 仕事先の子を連れて行ったのでそういう事になったわけで、孫(ってほどじゃないけど)のような男の子と3日間びっちりイギリス観光。
この映画ファンなら行って損はない場所だけれど、世界中のファンとそうでない人がいっぱい押し寄せて来る。
もちろん9と4分の3番線のあるキングスクロスの駅も行き、ハリーとダンブルドアが会う駅のホームのカフェみたいな場所も見た。というかその撮影場所が娘の家の最寄り駅だった。
キングスクロスの駅の壁には ヘドウィグを入れた鳥籠を乗せたカートが半分埋まってる場所があって、写真を撮りたい若者が長蛇の列を成している。
映画の内容と原作が、もう入り乱れてどっちがどっちかもわからない状態でしかも賢者の石に限らず全部。
初巻から随分たっての完結編という事もあってとにかくなんでもかんでも全部おさらいしようとDVDと本を全巻見直し読み直し。
ハリーポッター強化月間と名付けて世界に浸ったのだった。
【再度ハリーポッター強化月間】
実はおさらいした本もDVDも借り物でした。
このたび
(つまりファンタビの新作が出るにあたり)
家族のため子孫のために購入致しました。
本もDVDも全部。
もちろん1のこの賢者の石からに決まってるのですが、
なんだろう、懐かしさで ウルっときてしまうこれは一体何でしょう?
一年生でクディッチの選手に選ばれたハリーの試合。
ロンにもハーマイオニーにも 疑われてるスネイプが もう気の毒でならない。
あの死の秘宝の彼の姿を知る者には、疑う余地はないんだけれど、子どもの彼らにはわからない訳です。
ハグリッドですら
「スネイプ先生?いんやいんや あの先生がそんな事するわけない」と全幅の信頼。
そりゃそうよ。
でも、そんな事はほんとに何年もわからないわけです。
どこで見たのだったか、このスネイプ先生は賢者の石の撮影の時に、たった一人だけ
「あなたは本当はとてもいい人です」
ってローリングさんに言われていたのだとか。
この物語は7まであって、結末は既に決まっていてそれはもう書かれていて金庫にしまわれているとローリングさんは言ってた訳だけれど、途中 あんまりにも書かないから、
ちょっと疑ったり、はい、しました。ごめんなさい。
完結し 映画も全て完結。
そしてファンタビの世界へ〜〜!
いやはや びっくりするほどの金を手にしたに違いない彼女に あっぱれ!