劇場公開日 2020年11月6日

「さあ、ホグワーツへ!」ハリー・ポッターと賢者の石 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0さあ、ホグワーツへ!

2016年11月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、TV地上波、CS/BS/ケーブル、映画館

楽しい

興奮

幸せ

ハリー・ポッター新シリーズ「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を前に、久し振りに全作を再見しようかと。
金曜ロードショーなんかでやる度にちょいちょい見てたが、しっかりまとめて見るのは本当に久し振り。

この第1作目公開前から原作小説は読んでいたので(どうだ、珍しいだろう~?)、ワクワクしながら待ち、スクリーンに広がった魔法世界を見た時、感動した。
原作を読んで頭の中に広がった魔法世界が、ほぼ想像した形のままスクリーンに広がっていたからだった。
自分の周りで原作を読んでいた友達も、同じような世界を想像してたという。
小説なんて人それぞれ頭の中に描く想像図、違って当然なのに、ホグワーツはこういう形でそこにある錯覚さえ感じた。

回を重ねるごとにダークになっていく展開から目が離せなくなる為、魔法世界の細かな設定やアイテムはシリーズ初期こそ楽しい。
9と3/4ホームへの行き方、不思議なお菓子、動く絵、ダイアゴン横丁にクィディッチ…。
加えて、謎とスリルのストーリー。
J・K・ローリング女史の豊かな想像力には驚かされっ放し。

皆が待ちに待った動いて喋るハリー、ロン、ハーマイオニーら。
よくぞ見つけたこのキャスティング!
改めて見ると、ダニエル・ラドクリフもルパート・グリントもエマ・ワトソンも可愛らしい事! エマなんて今美人に成長しちゃって、何だか嬉しいぞ!
他キャストでは、マギー・スミスのマクゴナガル先生なんてドンピシャ過ぎて逆に笑った。
そして、スネイプ。この頃からある宿命を背負い、今は亡きアラン・リックマン以外考えられない存在感を見るだけで感慨深いものが…。

ハリーが蛇と喋れる秘密、額の傷、透明マント…これらが後々意味を成してくると思うと、その壮大にして巧みな物語に今も驚かされる。
「死の秘宝 PART2」のレビューでも書いたが、10年8作の長きに渡って失速する事なく続き、世界中の人々を魅了、それこそが本当の魔法。
史上最強のファンタジーに、偽りは微塵も無い。

この第1作目を見るといつも思う事。
後期ではすっかり無き者にされたが、
一度でいいからいたずらゴーストのピーブスを見たかった!

近大
CBさんのコメント
2023年1月4日

> ハリーが蛇と喋れる秘密、額の傷、透明マント…これらが後々意味を成してくる
そうなんですね。これからも心して観ねば、と決意を新たにしました。
しかし、10年で8作とはすごいですね〜

CB