ハンニバルのレビュー・感想・評価
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ちょっと引きつけられる図太い悪趣味さ
小説では延々描かれる冒頭の女密売人包囲戦がアッサリ終わるあたり、「見せ場だけの深みのない作品だな~」という気分に早速なってしまう。雑把で、豪快で、かつ無意味。ダメな時のリドリー・スコット映画そのもの。もったいぶったホプキンスのハンニバル・レクターだが、まだまだカリスマ性はある。ジュリアン・ムーアは損な役を引き受けてしまった。
原作からしてああだから当然、イタリアチックに悪趣味なシーンが多いわけだが、吊されるパッツィ刑事や刺殺されるスリなど目を引くスリルはある。スリルの極めつけはレイザーバック。あんなのに喰われて死ぬのは絶対勘弁。脳のシーンは…やはり悪趣味すぎ。
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