「解体新書」ハンニバル ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
解体新書
上がっているレビューを読んでたら、脳みそというワードがたくさん。そっか、そのあたりを解体されるんですね。覚悟しておこ。
レクター博士は、エレガントでスマートでタフな紳士だ。フィレンツェがお似合い。人体の構造を熟知しているため、どこをどうすれば自分の求める結果になるか、一瞬で判断できる。まさに必殺仕事人。しかし、価値観が独特すぎるよ。天才は凡人のやることがあほらしく見えるのかもしれないが、あなただいぶおかしいよ。きっと神になった気持ちなのかしら。
その神がクラリスには甘い。超お気に入りじゃないすか。ヴァージャーが調教した人喰い豚から救い、銃瘡を手当てし、セクシードレスを纏わせ、目の前でクソ上司を痛めつける。確かにポールはクラリスをいじめたかもしれないけど、頭をパッカーンと開けられるほど悪いことはしてないよー。ヴァージャーも、ただレクター博士に向けて復讐するなら、さして相手にされなかったと思うが、クラリスを利用しようとしたから、こんなにやられちゃったんだよね。まあ、愛ですな。こんなふうに愛されるのも、困りものですがね。
清水玲子の「秘密」で、大脳を取られ、小脳だけで3日生存した捜査官の話があった。生命維持するだけなら、大脳がなくても多少もつらしい。もちろん思考したり話したりはできない。そこで素朴な疑問。意識をある程度もたせたまま脳をいじるって可能なのかな。会話もできるし、味もわかる。けど痛覚はない? 何をやったんだ、レクター博士。撮影もどうやったんだ。あの脳みそ姿はもう忘れられない。
BS12にてリアタイ視聴。
ぷにゃぷにゃさん、「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」両方とも見終わってしまいました。悲しいよー!それぞれ拙いレビュー書きました。ホプキンス・レクターは素晴らしい!ミケルセン・ハンニバルにはまだ行く気がしないです・・・。