「文句なしに面白かった」グエムル 漢江の怪物 JYARIさんの映画レビュー(感想・評価)
文句なしに面白かった
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なんか鑑賞中終始おもしろかったんですよね。
ずっと先が気になる状態になるというか。テンポもいいんですかね。
なんでこんな面白いんだろ、って考えたんだけど、
怪獣映画だからって訳じゃないんですよね。
怪獣映画でも
「いや、どうでもよ」ってなることもあるし。
たぶん、ひとつ言えるのは“容赦ないこと”かなと。描写も展開も、登場人物が置かれている設定も全く容赦せずにまっすぐ描いているからリアルなんですよね。
もうひとつが、思いがけない展開を迎えること。
絶対に、パッケージや予告を超えてくる。
本作にしたって、誰が開始15分で娘が怪物に襲われるって想像できましたかね。
そのスピード感のある衝動がうまいというか、銃を突きつけられてたのも知らぬ間に撃たれる感覚?でしたね。
開始早々に思ったのは、
静と動のバランスが凄い。観客としてはドキドキしっぱなしなんですよね。
そして、細かい描写も面白い。
グムエルが暴れる隅で、犬に噛まれる男とか。
コンテナに逃げられなかったおばさんを他所にコンテナに突っ込むグムエル。皮肉効いてましたな。
ラストは、復讐劇らしいカタルシスに包まれて終わってました。
弱者が復讐する展開を嫌う者はいないですからね。
たしかに全体を通して、あれ?ってとことが無い訳でもないんですが、それが気にならないレベルで楽しめたというか。
おもしろければ、まあ誇張されてるだけでこういうこともあるよねと思えるですよね。
あとペドゥナが最高でしたな。
ラストの弓矢がかっこよすぎました。赤ジャージもよかった。
パラサイトでもそうだけど、どんだけスポーツ出来ても貧乏なことには変わりないのだね…
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