グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
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人と向き合う
天才故に口喧嘩に強くも書物の中の知識しか得てこなかった主人公と、過去の経験から俯瞰して話をし、冷静に説き伏す教授との心が開き合う瞬間を丁寧に、とても丁寧に描ききった名作。 本当に心から人と向き合うのはいかに難しいか。 ヒューマンドラマと呼ばれるジャンルの映画の中では最高峰だろう。 是非多くの人にお勧めしたい。
天才的な頭脳を持つ主人公。 誰もが羨む才能を彼は何とも思っていなか...
天才的な頭脳を持つ主人公。 誰もが羨む才能を彼は何とも思っていなかった。 なぜなら彼は、良き師がいて、良き友がいて、愛すべき人がいたから。 良い映画すぎるやん。 印象の残った台詞 「悲しみは忘れてた喜びの価値を思い出させる」
嘘をついたウィル
ウィルが約束を破る。 ウィルが嘘をついて挨拶もなしに姿を消すのだ。 もぬけの殻のウィルの家の前でチャッキーは友達に裏切られた事、棄てられたこと、置いていかれたことを爆発的な喜びで表す。 「えっ、なんなのこれ !? !? !? 」 このシーンが、 この作品の、否、この脚本の最大の見せ場だ。 この着想を生んだ脚本共同執筆者のマッド・デーモン(ウィル)とベン・アフレック(チャッキー)。 ただただ彼らの若い感性に圧倒されて、猛烈に鳥肌が立った。
優しい世界
天才的な頭脳を持つ孤児の青年ウィルと妻に先立たれ孤独に暮らす心理学者ショーンの心の交流を描いた感動作。 作品の知名度の割には観たことなかったシリーズです笑。 当時無名だったというマットデイモンが親友のベンアフレックと共作で書き上げた脚本を基に映画化へ動き出したという2人の出世作にあたり、第70回アカデミー賞の助演男優賞を受賞したロビンウィリアムズの暖かい演技などで高い評価を受けている。 とにかく主人公ウィルの周りの人々が彼を暖かく支え、後押しする姿が印象的でとても良かった。 ウィルが全編通してやさぐれた態度で誰に対しても皮肉や暴行を働く手に負えない青年だったにも関わらず、彼の才能を見抜いたランボー教授は彼の為に不仲であった人物ショーンに連絡を取ったり、親友のチャッキーは彼の才能に嫉妬することなく、むしろその才能を無駄にしようとする彼の態度を叱責し、激励したりと誰一人としてウィルの邪魔をする人物が出てこず、ありえない設定に思わず涙してしまった。 特にプライベードでも仲の良いベンアフレック演じるチャッキーが終盤の工事現場で彼に投げかけたセリフとそのラストに彼を訪ねに自宅に来たチャッキーが無言で全てを悟り、片方の口角を上げてニヤリと笑う一連の流れが大好きだ。 最後にそれをコピペして終わる笑。 「20年たってお前がここに住んでたらーおれはお前をぶっ殺してやる お前は自分を許せてもーおれは許せない 俺は50になって工事現場で働いててもいい だがお前は宝くじの当たり券を持っててーそれを現金化する度胸がないんだ お前以外のみんなはその券を欲しいと思ってる それをムダにするなんておれは許せない おれはこう思ってる 毎日お前を迎えに行きー酒を飲んでバカ話それも楽しい だが一番のスリルはー車を降りてお前んちの玄関に行く10 秒間 ノックしてもお前は出て来ない なんの挨拶もなくお前は消えてる そうなればいい」
人生の旅立ちと決意と意志
どんな境遇で育てられようとも、どんな才能を持ち合わせていようとも、最後には自分自身の意志で決意し、すべてを受け入れる覚悟が必要だと伝えています。 この映画に勝るものに、未だ出逢えてません。
心の傷を克服するまで
子供のときに、旅行先で家族と見た記憶がある。ほとんどストーリーは覚えていなかった。 貧乏だが天才的頭脳を持つ主人公に憧れていたが、大学生になった今、天才もお金と時間が作り上げるものだという真実がわかってきたので、そこまで物語に入り込めなかった。 でも、幼児期の虐待による心の傷をウィルが克服するまで、自分の心の傷を晒しながら向き合うセラピストの姿にはやはり心打たれた。
傷付いた少年の再生物語
まぁ掃除してる男の子がいきなり数式を軽々解いてしまうってのはニヤニヤしてしまうが、そこまで勉強出来すぎると恐い(笑) 人の可能性を信じる教授の存在も素晴らしい。 どちらも片方が居なければ何も無いままだったはず。 上記のように感想書いたけど、地上波でほぼ24年ぶり位に観賞した。 当時結構な回数上映したのに、かなり内容を忘れてる事にショックを受けた。 そして年齢を経て見たら、自分の見方も変わっていた。 知識だけで卑屈な自分を覆い隠し、可能性から逃げているウィルに「ビビらんと一歩前へ出ろ!」とモヤモヤしたり 天才出現に自分の立場を危うくした教授たちの情けない姿に自分を重ねたり… 一緒にバカばかりやってた友人チャッキーがウィルの可能性を腐らせてる状況に悩んでいたり…。 世間は興味のない相手には冷酷だが、知ってしまい理解しようとしたら…もう手が離せなくなる感じ。 人間の繋がり方ってほんの少しのさじ加減で違ってくるんだろうな。 時代を経て観ても青春の名作と呼べる作品だと思う。
ブルーハーツ
ブルーハーツの『終わらない歌』を知ってますか この歌の歌詞にこんな言葉があります 「真実の瞬間はいつも 死ぬ程こわいものだから 逃げだしたくなったことは 今まで何度もあった」 コレはまさにウィルのことを言ってる ショーン(ロビン・ウィリアムズ)も言ってた そしてスカイラー(ミニー・ドライバー)は思い切って自分をさらけ出してそれを乗り越えた その場面で俺 泣いちゃったよ ボロボロと止まらなくなった 歌のサビがまたいい 「終わらない歌を歌おう クソッタレの世界のため 終わらない歌を歌おう 全てのクズ共のために 終わらない歌を歌おう 僕や君や彼等のため 終わらない歌を歌おう 明日には笑えるように」 映画といい歌といい胸を打つ本物に出会えたことに感謝します。 今までどれだけ逃げてきたか そしてこの先どれだけ立ち向かえるのか分からないけどひとつひとつ何とかしていかなきゃね 追記 本物はいつでも何処にでもあるわけじゃ無い 二度と無いかもしれない 一生出逢えない方が多いのかも その為に自分から去るのならそれはそれでいい でも、自分が臆病で踏み出せないなら…… そりゃ馬鹿がやることさ
主人公の才能が惜しい
長い。長すぎる。 結構進み方が遅くて、長さも感じるしすぐに進まなく感じる。 主人公があまりに秀才すぎて、ジェラルド教授の気持ちがとても分かってどうしても「もったいなぁ」という思いがした。 もったいなすぎる。 これでもう少しでもそこの部分を増やしてくれたらなぁと。 大成功しなくても、その頭脳を生かして何かイキなことをするとか。 全てを投げ出して女性の元に走る、っていう描写があまりに早急すぎるし。 なんだかんだ言って、単純に私に合わなかっただけなのだろう・・・
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