「映画好きは一度は観てほしい名作」グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち めるさんの映画レビュー(感想・評価)
映画好きは一度は観てほしい名作
クリックして本文を読む
リバイバル上映にて。以前にも鑑賞済みやけど今回10年以上ぶりに再鑑賞。やはりいい映画や〜
以前見た時は教授の自己中心的な考えに腹が立ったものだが、大人になった今見てみると教授の気持ちわかるなあ。自分自身が望んでも手に入れられないものを持っているウィル。そんなウィルがなんとなく日々過ごすのを看過できない。もったいないという気持ちになるのは当然やろう。一方のショーンはウィルが自信を持てないことに気がついており自ら決定をさせることで彼自身の存在を肯定しようとする。ランボーとショーンが言い合いをするシーンは2人とも形は違えどウィルのことを考えて「真剣」に向き合っている。ジーンとくる名シーン。
そしてこの映画に欠かせないのは、チャッキーというウィルの心の友。このチャッキー、ウィルのことを一番に考えている。迎えに行った時にさよならも言わずにいなくなっててほしいなんてウィルのことを本気で考えていなければ出てこない発想。誕生日に車を送るのも粋やし、ほんまに優しいいい友だち。あらためて友だちってこういうひとのことを言うんやろうなあと思う。
いい映画は時間が経ってもいい映画。「自分が完璧じゃなくても、相手にとって完璧ならそれでいい」「君自身の話は喜んで聞こう」「互いにとって完璧かどうかは飛び込んでみないとわからない」「君は悪くない」などなど心に染みる名言がたくさん。大人になった今だからこそこの映画の言葉の重さに気がつくことができた。これだから映画を観るのはやめられない!
コメントする