GOAL!のレビュー・感想・評価

2023年9月16日
映画 #GOAL!ゴール!(2005年)鑑賞

FIFA(国際サッカー連盟)が製作を強力にサポートした全3部作の第１部

メキシコからアメリカに移民した青年が、プレミアリーグの #ニューカッスル・ユナイテッド で活躍するまでの姿を描く

ベッカムやジダンがカメオ出演してるのは凄いね

やっぱりちょっと上手くいきすぎだし、レアル軍団のちょい見せはないほうが良かったし、ラストは読めちゃうんだけどさ。

でもでもでもでも！！！！
見たほうがいいって！！！！

主人公の純粋さとひたむきさと笑顔は、本当に魅力的。
サッカーシーン、
どれくらい吹き替え使ってるのか知らないけど、主人公の人も、わりと上手いと思う。
プロサッカー界の優しさも厳しさも危うさも見えるし、そしてやっぱり何よりの圧巻は、スタジアムだろうな～。

主人公がトップチームの試合に出た時とか、最終戦のピッチから見回した観客席とか、鳥肌もの。

選手たちは、普段あんな中で試合してるんだね～。
あれは、一度味わったら辞められなくなるよ、きっと。

ヨーロッパサッカー、やっぱりいつか生で見なくちゃ。

移民のメキシコ青年がアメリカでサッカーの才能を認められ、イギリスの名門クラブで活躍するサッカー映画。定石通りのストーリー展開で、捻りや嫌味が微塵もない健全なるスポーツ根性ドラマ。主人公を演じるクノ・ベッカーはメキシコ出身の俳優ということだが、ヨーロッパ人の雰囲気があって、父や弟など家族が一緒の場面ではメキシコ人に見えず浮いてしまっている。（大したことではないが）
サッカーの試合シーンの映像処理が巧く見応えがあり、スポーツ映画の本筋はしっかりしているので野暮な批評はいらない。

　特筆すべきことがないくらいに安心して観ていられるストーリー。サンティアゴに次々と襲いかかる苦難！といっても、慣れないぬかるみ、吸入器を壊された、スキャンダル写真等々のすぐにでも解決できそうな困難だ。だけど、ホントに大事なことは“パスをしなかったこと”“周りが見えないこと”だったんじゃないでしょうか。

　「夢をあきらめない」などといったキャッチコピーもあるようですが、チームメイトのジェイミーのように夢半ばにして挫折する若者の姿も忘れられません。CMを見ていると「夢ってかなうもんなんですね」などとオバカな発言をする人もいましたけど、彼は映画のどこを見ていたのかわかりません。そりゃ若いうちは夢を追い求める姿も素敵でしょうけど、「一流企業に入社したい」という夢を追い続け40超えても未だにフリーターをやってる人もいるんですから、普通はどこかで見極めることが必要かと思います。今後は、「君には才能がある！」と説得されて実は詐欺師に騙されただけだったいう経験をする若者が増える可能性も否定できません。

　一流だけど女たらしのダメ選手ガバンとサンティアゴが仲良くなるという設定は面白かったのですが、もっと重要人物だと思っていたグレンはその間何をしていたのでしょう。修理工という地道な仕事をやっているだけあって、偶然見つけた逸材であっても彼の夢も膨らんだはずだし、もっとクローズアップされてもいいはず。3部作の1作目にしては、ダイジェスト版っぽい人間関係しか描いてなかったところに映画の作り方としては未熟であるように思えてしまいました。

　それでも続編には期待。予告編でチラリと映ったゲイシーンがガバンとサンティエゴだったのかどうか気になるところです・・・（完全な見間違いかもしれません）

〈2006年6月映画館にて〉

濱田岳似の主人公が、確かな実力と自信で、イングランド・プレミアリーグでのし上がっていくサクセスストーリー。そして家族の物語。

いろいろな障害や挫折を乗り越えて、一歩一歩進んでゆく主人公の頑張りに勇気を貰える。
そして、最後には感動(T^T)
個人的に大好きな作品。

オアシスなどの挿入曲も良いし♪
ヒロインも可愛いし♥

ラウル、ジダン、ベッカムに、シアラーもカメオ出演。おまけにジェラードもチラ見。

サッカー好きなら、実在選手にテンション上がる場面もある。

２はチャンピオンズリーグが見れる。３は見てない(笑)

ナイキのCMの方が良くできてる。

アメリカに自由を求めて違法入国した
家族の長男サンティエゴ。
父の手伝いをしながらフットボールに
天性の才能をもちひょんな事からその
夢は現実になってゆく。

個人的には鑑賞は3回目。
サッカー好きな人は一度は観てほしい作品。
ドリームだけに上手く出来過ぎた感は有るが
演出と脚本、中々にサッカーファンのつぼを
抑えていて最後までいい流れで鑑賞できる。

特に夢に反対する父親との絡みや
きっかけからプレミアリーグへのチャレンジに
おいて様々な困難を見事に乗り越え
その夢をつかむ過程の流れは見事。

最近歳を感じるのは家族の愛が絡むと
何故か涙が溢れてしまいます。
この作品の中でも初めてのプレミアでの
試合に出るシーンがもう涙ぼろぼろ。
お父さんの絡みが良い。
詳しくは観てほしいが反対していても
父は心の中で応援している。
自分に置き換えてしまって
（私に息子はいないが）
感情移入が過ぎるくらいでした。
サッカーファン的には中堅どころの
ニューキャッスル（サッカーチームね）が
舞台なのが程良くいい選択。
とにもかくにも個人的に好きなスポーツ
題材の作品では5本の内に入ります。
（1位はインビクタスですが・・・）
サッカー好きなら是非観てほしい作品。

総合70点 （ ストーリー：65点｜キャスト：70点｜演出：70点｜ビジュアル：75点｜音楽：75点 ）

　サッカーの話だけど、サッカーについて技術や戦術に詳しく焦点をあてるのではなく、一人の貧乏な青年の成功を求めての挑戦に絞って描いている。そのため物語も単純明快なこともあって、サッカーについて知らなくても誰にでも観やすくなった。
　展開は不法越境から渡英・入団試験・契約・昇格と速くて飽きさせない。その分、深く掘り下げた話にはならないのだが、変なひねりがなくて安心して観られる作品になっている。何でも国際サッカー連盟公認の映画だそうで、製作の意図として現実世界でのサッカーを広め人気を盛り上げる役目も担っているであろうこともその理由かもしれない。音楽も撮影も試合も盛り上がるようになっていた。

ありがちなサクセスストーリーのサッカー版。

試合のシーンが演出的にも面白みがないことをのぞけば、普通に楽しめ、普通に感動できる。
特別ひねりもなく、ストレートで分かりやすい展開には好感が持てるが、演出的なものなのか試合シーンがしらじらしい。

すべてをひっくるめて”普通”に楽しめる作品。
悪くはないのだが、それ以上のものもない。

公開時には、あまり評価が高くなかったかと思うのですが、とってもいい映画でした。
主役の青年やその彼女、父親、祖母、弟、子供達、観客、他のサッカー選手など全てのキャラクターが輝いていて、皆とてもいい役者ぞろいだったと思います。ベッカムも1シーンだけ出ていて初めてちゃんと見たのでまじでかっこいいと真剣に思いました。声もすごく渋かったです（笑）。
途中、少年は夢をあきらめちゃうのか挫折しちゃうのかと思ってしまいましたがそれを見事に裏切ってくれて、最後は、もう本当に感動しちゃって、涙を浮かべるほどでした。こんなに映画に出会うことはほとんどないし、見てよかったと思います。映画館で見る価値もあるんじゃないかと。ビッグスクリーンで見れば感動もひとしおのはずで、気持ちよく映画館を出られると思います。

まあ実際には、あんなにうまくいくのかなと思う部分もあるかも知れませんが、家族の問題などを踏まえながら成長していく等身大の若者の姿に共感すると思います。