クロッカーズのレビュー・感想・評価
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この人らしさはあるが、わかりづらい
相変わらずのヒステリックな画面展開で、ファンには安心の作品です。 ただ、筋は単純ですが、黒人の顔の見分けがつかない上に、説明しないでどんどん新しい人がでてきて、あとから「あああの人の兄弟か」と理解するような進み方なので、かなり注意深く観ないとよくわからなくなります、
まあまあ
監督と製作がスパイク・リーとスコセッシで、加えてキャストが個人的にエモかったので、ハードルが上がりすぎたのか、やや"肩透かし感あり"な感想。全編を通して、緊張感不足とダラダラ感を感じた。 ただ、脚本は「警察側と麻薬の売人側」とを、単純に「善と悪」の公式では描いてなく、双方のキャラ立てはシッカリされていたので、結末不明は強められてた。ので、最後まで観れる映画、まあ、売人のボスは典型的な悪役やけど。 後、琴線を刺激される部分を受けたのは、この映画公開までの、つい先だってまで"ブラック・ヒーロー"だった、「Public Enemy」が、冒頭でディスられてるという、「ブラック・ミュージックの流行は目まぐるしく動くな」的なトコかな。無論、ラストで「PEディス」=「若気の至り故の"イキり哲学"の末路」が描かれてるので、つまりは伏線回収やけど。
愉快じゃないケドそう感じる!?
黒人ギャングの抗争やドンパチを中心に描かれていると思ったら全然、違かった。 主役は黒人の売人ストライクで周りから面倒に振り回されているようで実際はストライク本人の自業自得な所があるが意外に好青年に見えて彼に起きる事柄が不憫に思えて愛着が湧く憎めないキャラ。 胃に持病があって電車が好きで悪い奴には一切見えないしタイロンの母親に怒られたり散々な目に合う姿は滑稽で笑える。 最近観た「ムーンライト」にも似ているような黒人の世界観で H・カイテルも悪徳刑事かと思いきや意外に良い人で二人の言い合いも楽しい。 暗い話にもなり兼ねないテーマをストライクのキャラが立っていて全体的にコミカルに観れて飽きない。
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