「タイトルがしっくりくる作品になっていたらもっと良かった」エターナル・サンシャイン Bigcatさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルがしっくりくる作品になっていたらもっと良かった
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1度見ただけではあまり良く理解できなかった作品。ストーリー設定的にも、時間軸をまたぐような伏線がいくつも絡んでいたので、理解力の乏しい私には鑑賞1回では難しかったのはしたかないと思います。
あらすじも読んで、もう一度鑑賞すると、確かに「そういうことだったか」と理解度は上がったのですが、モヤモヤ度合いはなぜかあまり変わらないように(むしろ上がったように)感じました。
ジョエルとクレメンタインの関係について、惹かれていく理由やエピソードがあまりはっきりしなかったというのが1回目よりも感じてしまったからだと思っています。
記憶消去の施術によって発生した様々なネガティブな出来事を乗り越えてでも、2人でいたかったのだなあと思えるエピソードが乏しかったからでしょうか。ジョエル側のストーカー的とも言えそうな一方的な思いまでしか見えてこなく、クレメンタインにしてみたら確かに記憶を消したくなるのかも、とも思ってしまいました。
記憶消去というSF的な要素も恋愛ストーリーの要素もどちらも、もっと私にも感情移入できる作品になったはずですが、どっち付かずになってしまったように感じてもったいなく思いました。
作品タイトルが何を意図したものか、結局わかりませんでしたが、もっと恋愛ストーリー方向に舵を切って描いていれば、ああなるほどという題名になっていたのかもしれません。
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